
カローラのタイヤを交換しました。
ミシュランプライマシー4はまだ3,000Kmくらい使えたんだけどね。
銘柄はダンロップエナセーブRV505、195/65R15 91H。
プライマシー4はプレミアムコンフォートタイヤだから、RV505はランクで言うと2ランクぐらいのダウンになる。
プライマシー4を使い切っての感想は完璧なコンフォートタイヤ。
ハンドリング、ウェットグリップ、静粛性、乗り心地、高速走行安定性。
全てにおいて素晴らしい。
そして運動性能がカローラでは使い切れない程に高い。
サスペンションを底付きする寸前まで使っている状況においてもタイヤは鳴きもせず、そんな状況でもタイヤのサイドウォールまで全然使えない。
明らかにカローラのサスペンションよりタイヤの方が上。
そのためか、カローラらしい軽快な走りができていなかったように感じるんですな。
だからタイヤのグレードダウン。
車格に合ったタイヤってあるんですよ。
結局燃費ラベリングの走行抵抗が低くても、グリップが高ければそれだけ抵抗になるよね。
という事で、燃費ラベリングのウェットグリップをaからbにダウンさせてみた。
同時に軽い走りが欲しいから、転がり抵抗もA以上がいいなという事で今回はAAを選択。
でもエコロジータイヤと言うかスタンダードタイヤって、かなり構造が柔らかいというか率直に言ってグニャグニャなタイヤがあるんですよね。
そんなタイヤは数千キロで捨ててしまうので、できるだけ無駄遣いはしたくない。
という事でミニバンタイヤは最適な選択肢。
流石にふらつき低減を売りにしているミニバンタイヤで、グニャグニャなタイヤは無いだろうと期待する訳ですよ。
という事でナラシも終わって軽く走ってきたのでファーストインプレッション。
エコロジータイヤらしく走り出しは軽く、スピードもすぐに乗る。
すーっと前に出ていく感覚はまさにエコロジータイヤって感じ。
高速走行安定性も悪くなく、ラインがブレる感じはない。
ハンドルを軽く持っていればそれなりにまっすぐ走るので、長距離走行も楽かもしれない。
一番の特徴はハンドリングで、今までの国産タイヤとは違う。
グッと踏ん張ってからワンテンポ遅れて曲がる感じではなく、ハンドル操作に忠実に車体が向きを変える。
スポーツタイヤのようにタイヤの剛性とトレッドグリップに頼っている感じでもなく、タイヤ全体の構造を利用して曲がっている感じがある。
この感触はピレリのようで、ヒラリヒラリと走る感覚は軽快そのもの。
ダンロップってこんなタイヤじゃなかったんだけどなー。
ミニバンタイヤなんて言うからもっと旧式の、剛性とトレッドグリップに頼ったタイヤを想像していた。
2019年発売だからそんなに新しい訳では無いけれど、ここまでのハンドリングは期待以上。
路面状況はと言うと、結構的確に分かる。
ちょっとこの辺は剛性の高さが出ているというか、うまく消し切れていない感じでコツコツと小さい路面状況まで拾うのでスポーツタイヤのよう。
インフォメーションがあるのは良いのだけれど。
ウェット路面ではインフォメーションが消え気味だけど、まだ分からない訳では無い。
この辺りはもう少し乗ってみないと分からないかな。
限界走行はまだやっていないので、限界時のインフォメーションは分からない。
ハイドロ性能に期待してはいけない。
川のようになっている高速道路を走ると少し浮く感じがあるので、速度を出し気味の方は気を付けた方が良い。
パターンを見ても細い縦溝二本しかないから、ハイドロ性能は重視していないんだろうな。
ミニバンこそ高速道路をガンガン走るものだと思うから、ハイドロ性能は妥協しないで欲しいのだけれど。
快適性能については乗り心地がはっきりと固く、路面ショックをガン!ダン!と正直に拾う。
ロードノイズも大きく、この辺は普通のスタンダードタイヤという印象。
ハンドリングにおいてはまるでピレリをコピーしたみたいで大変に楽しいけれど、静粛性、インフォメーション、ハイドロ性能、乗り心地において依然としてダンロップのままで、まだまだ追いついていない。
今までのダンロップに比べれば格段に良くなっているんだけどね。
一般道をゆっくり走る分には問題は少ないけれど、積極的に人に勧められる銘柄ではないなー。
まだ限界性能も見ていないし、ファーストインプレッションとしてはこんな所かな。
ああ、でも、当初目的としていた軽い走りは実現できた。
ここは大変に満足かな。