週末時間ができたので、早速、アマゾンで購入した国産ベアリング(過去ブログ参照)に交換する事にしました。
ママビーノ(11)マフラー外し、ママビーノ(33)クラッチ外し、ママビーノ(34)ギアオイル抜き(過去ブログ参照)の作業をして、マフラー、自動遠心クラッチ、Vベルトを外した状態で、
前輪と違い後輪は、回ると言っても、かなり負荷をかけて回さないと回りません。どこか、ひっかかかっているような、回転するのに重い感じがします。まっ、ベアリングの固着か、台湾製ベアリングが原因なのかわかりませんが。。。これでは駄目っスよね。
まずは、1人作業で後輪タイヤを外すために

ブレーキカムを左に押しながら、固定ナットで締めれるだけ、締めて、ブレーキをかけた状態にしました。二人で作業なら、ブレーキを握っていてもらうんだけど(笑)娘はお受験だし。。

ホイールナットは、ソケット22で、センタースタンドではなく、サイドスタンドで、後輪を地面に接地させた状態で、ナットを緩めました。すると、簡単に、ホイールが外せました。ほぅ、一人でもできるじゃん。

ブレーキシューはかなり、汚れていました。

ブレーキシューは、半月状に取り付けてあり、ばねで圧着してるだけなので、手前に割るように引っ張れば、簡単に外せました。
あわせて下側にあるブレーキカムシャフトを外したかったのですが、

ブレーキカムシャフトを外すためのナットが、写真のように、溶接されていました。「ガーン」これじゃ、カムシャフトは外せません。このナットが外れると、後輪のブレーキが利かなくなって危ないので、安全対策で溶接されているんでしょうから、今回作業では、ブレーキカムシャフトを外さず、オイルをシャフト周りにさして、気になっていたリアブレーキレバーの戻りも改善されました。

次に、ギアケースを外すため、
クラッチ側に、ソケット8のボルト5箇所、ソケット10(ギアオイルドレイン兼用)のボルトが1箇所あり、
マフラー側に、ソケット8のボルトが1箇所で、合計7か所のボルトで、ギアケースが外せました。

外したギアケース(外側)
Cリングとホイールベアリングが見えますが、想定通リ、台湾製ベアリングでした。

外したギアケース(内側)
ギアケースの内部を見たら、ガーン。クラッチベアリングは、台湾製ベアリングだろうと思っていましたが、アイドルベアリングも台湾製ベアリングでした。「そりゃ、無いよ。ヤマハ純正バーツを購入して、国産ベアリングが来たのに、標準でついているパーツは台湾製ベアリングだななんて。。」交換するベアリングが増えてしまいました(笑)
次は、車体側です。

左のホイールシャフトとアイドルギアを外し、クラッチシャフトは、手で外せなかったので

クラッチ側からクラッチナットをつけて、ハンマーで軽くたたきながら、シャフトを抜きました。「ハンマーでたたかないといけないほどシャフトが、クラッチベアリングと固着したのか」と思いましたが、違うみたいです。(後述参照)

シャフトとギアを外すと、車体側のクラッチベアリングと、アイドルベアリングが見えてきました。「ガーン」これも、全部、台湾製のベアリングなのね。
致し方なく気合をいれて全ての台湾製ベアリングを国産ベアリングに交換する事にしました。

ベアリングプーラーを使って、あて木をしながら、慎重にベアリングを抜いていきました。

「おおっ」抜けたー。

ホイールベアリングを外すときは、Cリングがついているので、

アマゾンで「Utoolmart スナップリング ラジオペンチスナップリングプライヤー 保持リングプライヤー 45#鋼 7インチ 外(軸用) ストレート型 外部サークリップペンチ ロングスナップリングプライヤー 1個入り プライヤー サークリッププライヤー」950円で購入し、

Cリング用のプライヤーを使って、Cリングを外してから、ベアリングプーリーで、ベアリングを外しました。
全部、ベアリングとオイルシールを抜き終わったら、次は、圧入です。

車体のクラッチ側から、オイルシールの向きを注意し、ベアリングレースを使って、ハンマーで圧入しました。

「おおっ、うまく、圧入できると気分良いですね。圧入作業にはまりそう(笑)」

ホイールベアリングの圧入は、オイルシールを圧入してから、圧入しました。「おっ、素人作業にしては、なかなかうまくいったかも。。。」
ところが、

クラッチシャフトが、写真の箇所まではスルッと入るのですが、それ以上は、入りません。「アレッ。国産ベアリングでは、シャフト径が合わないのー?そんな馬鹿な」と思いながら、クラッチシャフトを計測してみる事に、

上部、16.96mm

中部 17.00mm

端部 17.04mm
なるほど、シャフト自体に0.1mmテーパーがついていたのね。そっか固着しているわけではなかったようです。ならばと、軽くハンマーでこずきながら、クラッチシャフトを差し込みました。たたきすぎると、ベアリングを痛めてしまうので
注意しながらやりました。

今回、以下のベアリングとオイルシールを交換しました。
①クラッチベアリング
ヤマハパーツ番号 93306-201YA アマゾン 6201 ×1個
ヤマハパーツ番号 93306-200Y1 アマゾン 6200 ×1個
②アイドルベアリング
ヤマハパーツ番号 93306-301Y1 アマゾン 6301 ×2個
③ホイールベアリング
ヤマハパーツ番号 93306-203X5 アマゾン 6203LU ×1個
④クラッチオイルシール
ヤマハパーツ番号 93102-17806
⑤ホイールオイルシール
ヤマハパーツ番号 93102-22808
これだけ、脱着したので私のスキルもあがった気がします。(笑)

ギアケース内部の鉄粉も除去し、こんなに汚れていました。
あとは、逆順で戻し、ギアケースのソケット8は5Nmで、ソケット10は13Nmで締め付け、ホイールナットは104Nmで締め付けました。
台湾製ベアリングを全て国産ベアリングに交換し、後輪を手で回すと軽く後輪が回るようになりました。やはり、車輪はこうでなきゃね。ベアリング交換でこれほどまでに違うとは。。。
今回の作業で、リアブレーキレバーも軽くなり、後輪も軽く回るようになり、耐久性も向上した事でしょう。ママのために頑張った甲斐がありました。
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Posted at
2022/01/31 16:33:43