浜こうのブログ一覧

　燃料ポンプの交換とあわせて、夏場なので、オーバーヒートしないように、サーモスタットも点検する事にしました。

　
　サーモスタット型番（3NV-01030-0　旧番3R3-01030-0)


　サーモスタットガスケット型番（346-01032-0）
　　値段は、両方で3000円ぐらいでした。


　サーモスタットは、船外機カバーを開けて、オイルフィルター右上の、コイルプラグ端子の上についてました。ソケット10のボルト2本で、サーモスタットカバーを外すと


　赤丸の箇所がサーモスタットで、エンジンの温度が60度を超えると、弁が開き、冷却水が黄色い箇所に流れ込んで、エンジンを冷やす仕組みのようです。なるほど、シンプルですね。


　でも、中から、ゴム片がでてきました。これって、「ここにゴム片があるって事は、ウォーターポンプのローターが壊れてるのかー」と一瞬思いましたが、もし、ローターが壊れてちぎれていたら、今のようなスムーズな放水ができないだろうから、恐らく、以前の修理時のローターのちぎれたゴム片が残っていたのだろうと推測しました。


　外したサーモスタットも外観的にはそれほど、錆や固着していないようだったので、動作確認してみる事に、


　パーツリストには、温度60度と記載あったので、恐らく、正常ならば、エンジンが60度以上にあがると、弁が開くはずなので、試しに70度の熱湯につけてみました。


　（つける前の状態）


　（つけた後の状態）

　おおっ、ちゃんと、温度があがると弁が開いていますね。しばらくして、温度が下がると弁が締まりました。なるほど、サーモスタットは問題なさそうみたいです。


　今回は、動作確認できたので、新品には交換せず、外したサーモスタットを戻すことにしました。その際、サーモスタット取り付け部に、耐水グリス（ヤマハグリスＡ）を塗って、塩かみしないようにしました。


　サーモスタットをきちんと取付、ガスケット部分は、綺麗に清掃して装着しました。

　
　ソケット10でボルト2本で、取付完了です。

　これで、夏場の運転も安心ですね。

　やっと、機械式駐車場が使えるようになったので、釣りにでました。


　いつもの根岸湾からの出航です。

　　久しぶりだから、「頑張って釣るぞー」と思いきや、いつもの釣り場に着くも、「アレッ」前進にギアを入れると、エンストっす。再度、エンジンをかけるも、前進に入れると、エンストします。
　あっちゃー、これじゃ、釣りにならないじゃん。

　　幸い、ギアを後退にいれると、エンストしなかったので、ギアをバックにいれたまま、ゆっくり帰ってきました。釣果は、アジ3匹、サバ2匹でした。もっと、釣っていたかったのですが、エンジンが調子悪ければ仕方ありませんね。

　（症状）
　エンジンは、普通にかかり、アイドリングは不安定、ただ、アイドリングでストールはせず、ギアを前進にいれると、エンジンの回転数が下がり、エンストの繰り返しでした。

　（対策1）プラグの清掃
　（効果1）エンストを繰り返し、プラグがかぶってしまっているので、始動性改善のため

　2気筒なので、赤丸のプラグソケットを外し、


　　16ｍｍソケットで、プラグを外し、


　（清掃前）

　
　（清掃後）
　プラグをワイヤーブラシで清掃し、18Nmで締め付けました。

（対策2）キャブレターの清掃
（効果2）アイドリングを安定させるため


　キャブレーター内のガソリンを抜き、キャブレーターを外し（過去ブログ参照）

　
　キャブレター内のアイドリングバルブを清掃（過去ブログ参照）しました。
　針でゴミが無いか確認しました。

　（対策3）燃料ポンプの交換
　（効果3）ギアを入れてエンストする場合は、規定量のガソリンが送られていないからと推察し、燃料ポンプが交換された経過もなさそうなため、事前に購入しておいた燃料ポンプと交換し、規定のガソリンがエンジン内に送られるようにするため。

　燃料ポンプにつながっているチューブ（INとOUT
OUT)を外して、ソケット10ｍｍで赤丸の2箇所を外せば、簡単に、は燃料ポンプが外せました。


　（左：新ポンプ。右：旧ポンプ）


　（左：新ポンプ、右：旧ポンプ）
　燃料ポンプをみると、なるほど、この赤丸の箇所が、エンジンの回転にあわせて押され、プッシュとガソリンがでて、エンジン内に送られるようになっていました。クランクカムで、ガソリンを送るなんて、非常にシンプルな構造なんですね。


　交換したパーツ番号です。いつもの、海外輸入（過去ブログ参照）しました。

　
　取付完了っす。ポンつけでいけました。


　試運転するものの、バッチりです。ギアを前進に入れても、エンストしなくなりました。アイドリングも安定してます。


　参考までに、取り外した燃料ポンプをばらしてみると、
　赤丸のゴムラバーが、押される事によりペコペコして、ガソリンを吸引、送出するようです。経年劣化でゴム部分のはりも無く、へたっている感じでした。

　
　あわせて、赤丸の箇所にスラッジもあり、これじゃ、いくら、ガソリンを吸引できても、押されて送出する際に、スラッジが邪魔してシールが密閉されず、エンジン内に送られるガソリン量が規定量以下になってしまい、アイドリングはできても、ギアを入れ、ガソリンを多く送ろうとしても送れずに、エンストしたんでしょうね。


　そもそも、燃料ポンプ内にスラッジが入る事が自体が問題なのだから、

　あっ、そうだ、以前、燃料フィルターは2個いらんだろうと、以前、燃料フィルター1個外している（過去ブログ参照）ので、再度、燃料チューブの間に、純正燃料フィルターを割り込ませ取付しました。


　これで、次は、安心して釣りに行けますよ。さっ、頑張って、釣るぞー＾＾