2019年08月28日
(仮面ライダー主題歌 「レッツゴー!!ライダーキック」風に)
♪迫る卒検 自虐の2時間
琢麻呂狙う 細い橋
二輪の免許を つかむため
同情無ぇよ 頼りはマシン
後方(オーケー!)スタンド(キック!)
今だウィンカー それはホーンだ
オッサン ライダー♪
「オッサンライダー本郷琢麻呂は、ただのオッサンである。
彼を鈴菌に感染させようとするのは謎の秘密結社である。
オッサンライダーは公道デビューのために卒検に挑むのだ」
オッサン世代にとって、ライダーといって真っ先に思う浮かぶのはきっとコレでありましょう。
まだ生まれていなかったナウなヤングはググってみて下さいね(笑)。
と、それはさておき(^^;、何とか2段階も6時間目までが終了し、残すところ7時間目と8時間目の計2時間となり、いよいよ本当に卒検の姿が見えるところまで来ました。
これが最後の2時間になるのか、はたまた落第で延長となるのか。
日本中が涙する感動巨編(嘘)は、このあとすぐ!。
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前日の実技を含めた3時間の教習を何とかクリアーした、翌日の日曜日。
前日同様に少々空模様が怪しいながらも、大降りにならない事を祈りつつ、いざ車庫へ向かいます。
車庫では私より早く来ていた、ちょっと中村獅童似の男性が準備をされており、私がプロテクターを装着し始めると、入り口に向かったその男性は準備体操を始めて、「おぉ気合が入っているなあ・・」と思いつつ。
確かに、朝一の何もしていない状態でバイクに乗るのも体にとっては負担だよなあ・・と思い、私も隅っこのほうで真似して準備体操を。
その後、入り口のほうに歩きだすと、その男性が「大型の方ですか?」と声をかけてきたので、「いえ、普通二輪です」と答える私。
何でもこの方は、普通自動二輪を持っている20年ぶりのリターンライダーで、奥さんの許可が下りたので大型を取得されに来たのだとか。
当時はアメリカンに乗っていたそうで、そのため乗車姿勢がまるで違うところに、大型の教習車はパワー感がまるで違うので苦労されているとか、そんな会話をしていると、教習前の緊張がちょっと和らいだような気もしつつ。
じきに表れた教官は、カーブ走法の教習を担当された方で、まずはウォーミングアップ走行へ。
その後、「今日は波状路の体験から行います」という意外な?展開に。
普通自動二輪の場合、検定項目に波状路はないため、あくまで体験としての教習なのだそうです。
波状路というのは、ハシゴを寝かせた感じの、高さ5cmくらいの凹凸がある路面で、実はその凹凸も微妙に間隔が違うらしく。
乗車姿勢はスタンディングという、立ってほんの少し膝を曲げた中腰姿勢を維持し、足のクッションを利用しつつ、アクセルとクラッチの断続でフロントを上手く上下させて、その勢いで凹凸を越えるのだとか。
教官の模範走行のあと、まずは座ったままトライ。
「両足は出したままで良いですよ」と言われ、フラつきながらクリアーし、次は中腰。
途中でバランスを崩したら、そのまま左にそれてしまい、エンスト(汗)。
一見、スピードを出してガーッと行ってしまえば良いように見えるのですが、ごく低速でもリヤが跳ねる感じがあるので、スピードを出したらどこに飛ぶか分からない気がします(汗)。
その後何度かトライして、どうにかクリアー。
オフロードを走るときは、こういうのが役に立つのかなあ?と思いつつ、波状路の体験は終了。
その後は、次の時間が見極めということで、ある意味最後とも言えるコース練習へ。
コースは1コースで、もちろん私が先行して走ります。
そして、最初のクランクに向かった瞬間、教官の「ストップ!ストップ!」の声が。
すると、「そこ、右折してすぐにクランクに向かったら逆走扱いになりますよ!」との指摘。
その後も、右折時の目視確認のタイミングで指摘があり、急制動ではリヤブレーキロック。
これで動揺したのか一本橋も後半で落下し、最後ゴール帰着の停止位置がポールに寄せきれていないなど、ボロボロ(汗)。
教官的には、「今の時点でこんな状態でどうするんですか!」と言いたいところを10枚くらいオブラートに包みつつの指摘と思いますが、本人的にもガックリ。
ここで教官より、「どうも急制動が苦手そうですね。ここからはスラローム~一本橋~急制動の練習をしましょう」という事になり、残り時間はひたすらこのルート走行します。
1本目のスラロームと一本橋は成功し、急制動へ。
教官曰く、「急激に強くブレーキングしているため、ノーズダイブが大きくなり、リヤのロックを助長している」とのことだったので、ここは停止線を越えるつもりで今までより弱めにブレーキングを・・。
「ヴィーン、ギュギュギュ」
あれっ、思ったより距離が伸びなかったな・・というか、停止線の手前で止まってる??。
すると、「そう、今の感じで良いんですよ。恐らく加速している時のエンジン音の雰囲気に飲まれてしまっていたんだと思いますよ」と教官。
2本目はブレーキのタイミングが早かったものの、3本目はタイミングも良かったようで、これで急制動も何とかなりそうかな・・と、教官に感謝。
ここで終了時間になり、「次の時間で終われるよう頑張ってください」と言われ、どうやらOKを貰った様子。でも大丈夫かなあ。(不安)
と、ここで10分間の休憩のあと、いよいよ2段階最後となる卒検への見極めへ。
この時間は、最近担当になる機会が多かった、温和な感じの教官でした。
まずは卒検当日に関する説明がありまして、どちらのコースを走行するかは当日発表で、最初に教官が運転する自動車の教習車で最終的なコース確認、その後にコース試走、そして本番という流れのようです。
本番のスタート手順は、後方確認→バイクを起こす→後方確認して乗車→ミラーを合わせる(ずれていなくても合わせるフリ)→エンジン始動しウィンカーで合図を出す→後方確認してスタート。
逆にゴール時は、始発着点ポールに合わせて停止(前後30cm以内)→エンジン停止→後方確認→降車(後方確認)→サイドスタンドを立てて停車、だったかな。
ともかく後方確認を忘れずに・・がポイントでしょうか?。
そういった説明のあと、教官並走で1コース、2コースを本番同様の走行へ向かいます。
特に前の時間に指摘された点に注意しつつ、急制動はロックせず、スラローム、一本橋もクリアー。
念のため急制動で停止したときに、ブレーキのタイミングなど問題なかったか確認したところ、「特に問題ありません」との事だったので、一安心。
スラロームと一本橋は基準タイムがあり、スラロームは8秒以内、一本橋は7秒以上のクリアーで満点、いずれも1秒の過不足ごとに5点減点となるらしく、私の場合はどちらも基準タイムギリギリの線なので、仮に両方減点された場合でも最大10点で済みそう?。
特に一本橋は落ちれば検定中止なので、タイムは気にせず渡りきったほうが良さそうです。
両コースの走行が終わり、「合図や後方確認は概ね問題なさそうですね」という話しがあったあと、教官の先導でウィンカーのタイミングや走行ラインの細かい指摘があり、この時間は終了。
車庫へ戻ると教官より、「2段階の見極めは合格とします。あとは卒業検定の申し込みを済ませて下さい」と結果発表があり、これでついに教習科目がすべて終了しました。ヨカッタ・・。
ということで、次回はいよいよ卒業検定です。
めでたくオッサンライダーは免許を手にすることができるのか、乞うご期待!。
(続く・・はず)
Posted at 2019/08/28 08:04:19 | |
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