先日誕生日を迎え晴れて前期高齢者となったSamSです。
本日は以前の
映画ネタの種明かしです。笑)
旧約聖書・創世記/Genesis
もうそろそろ時効だと思うので映画「ブレードランナー2049」のラケルの話について。
(ラケルといっても渋谷や自由が丘のレストランじゃないゾ)
貴方はもうご覧になりましたでしょうか?
あ、これから映画を見る方が以下の文章をご覧になってもネタバレで興味が薄れる訳でもありませんのでご心配なく。まずは創世記のヤコブに関する章を超縮!↓
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ユダヤの民の共通の父ヤコブが娶った姉妹の妹の名が
ラケルで始めは子が出来なかったので側女(そばめ)を差し出してヤコブの子を産ませた。後に自分にもヨセフという子が出来たがラケルはベツレヘムへ向かう途中に難産で亡くなってしまう。その時に生まれた子がベニヤミンでヤコブの子達はそれぞれイスラエル10支族とか12支族と言われる民族となる。
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そこでこの「ラケル」ですが英語で綴ると
Rachel、つまりレイチェルとなります。
映画で続編の「2049」を見ただけの人にはピンと来ないかもしれませんが最後の方で「瞳の色が緑だった」とデッカードに言われてすぐ撃ち殺されたのが彼女のコピーです。
前作のエンディングでデッカードと手を取り合って逃避行を始めたあの回想シーンの抑えたナレーションが
二人の悲劇的な将来を暗示していて胸に迫る映像でした。テレビで過去何回も放映されてますからご存じの方も多いかと思います(脇役のルトガー・ハウアーが主役のハリソン・フォードを食った演技が秀逸でした)。
あのはっとするほど美しいアンドロイド・レイチェル(表題写真:35年前には
一目惚れしました♡)がその「ラケル」であった、という訳です。
......さてこの辺の関係が分かると新作映画の話と符合してくるので筋が実に良く分かってくるでしょう? (例を挙げるとネタバレとなるので止めますが)
見る方にもある程度の教養を要求される映画でした。
もっとも海外のキリスト教国ではその辺の素養がもうあるので、より深い共感が上映中に得られた筈です。
この小文をご覧になってから「2049」をブルーレイでも映画(一部でまだ上映中)でも良いので再鑑賞すれば、感動もひとしおですゾ。
Cheers !
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Posted at
2017/12/02 18:08:28