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SamSのブログ一覧

2018年11月16日 イイね!

無常な日常(独り言・マツダの冒険)

無常な日常(独り言・マツダの冒険)本日もSamSの意見とか主義を表明する「独り言」です。

今日はマツダを取り上げます。

全国紙の新聞で拝見しましたが、マツダは欧州におけるディーゼルエンジン車の販売を強化する方針を社長が取材で明らかにしました。

トヨタ、日産や三菱、ホンダが欧州市場でのディーゼル車販売から撤退してゆくなかでただ一社マツダのみは加速する「ディーゼル車離れ」の風潮に竿を挿してディーゼル車販売にリソースを注ぎ込むのは果たして適当な戦略であるのか? という問題を考えてみたいと思います。

まず供給側の市場参加者(メーカー)が恐らく近い将来にほんの数社となりそうなこと。最後にそこに残れれば残留することにより需要の総取りというか分け前に与(あずか)ることが出来そうで、コレは魅力です。激しい販売競争の必要性が薄れますから濡れ手に粟となるカモ?

しかし世の中甘い話はある訳じゃなし、需要側の参加者(購入者)は今後高い確率で大きく減少してゆく予想も立ちます。総需要の減退で結局競争は供給者が減っても激しいまま残るカモ?
今後欧州で旧規格のディーゼル車の乗り入れを禁ずる都市が急増する予想も出ています。古いディーゼル車の持ち主は新車への乗り換えにインセンティブも出るし、存続に不利な政策が施行されればディーゼル車を求める層が今後減少してゆくのは確かでしょう。

マツダはディーゼルエンジンに地道に改良を加え続けSKYACTIVと名付けて売っています。エンジン各部の熱損失を減らす努力を続けて近年成功を収めています。ディーゼルエンジンはトルクがあり加速が力強く、特にSUV車には適しています。今後世界的に売れそうな車種がSUVであるのも都合が良いと思います。

今後もしディーゼルエンジンが生き残ることが出来れば、マツダの戦略は成功して株価も大きく上昇しそうです(結局そこですかー?)。そのための最低条件はさらに低公害なディーゼルエンジンの開発でしょう。

一方ディーゼルエンジンの未来が揺らぎ、存続の危機を迎えてしまえばマツダも経営危機を迎える公算が高まります。かつてロータリーエンジンがポシャり旧住友銀行が経営てこ入れに乗り出した危機の再来でしょう。
なぜなら現在の会社規模で将来の可能性が見えづらいディーゼルエンジンに大きなリソースを投入することは失敗した時のペナルティが大きすぎるからです。株価は大きく下落します。

マツダといえばロータリーエンジンでしたが、2012年に製造が打ち切られて以来ロータリー車は消滅したままです。最近EVのレンジエクステンダーとして認められ試作車が出たくらいで昔を知る者にとっては寂しい限りです。元々回転運動のエンジンなので軽量・コンパクトで搭載の自由度が高いメリットが生きましたが熱効率の低さがネックのまま。

現在でも販売を中止したロータリーエンジン改良に会社のリソースをつぎ込んでいるため、ディーゼルエンジンへの過度の依存は会社トータルで見るとリスクが高いと評価出来ます。ロータリーエンジンはキャッシュを生んでいません。

現在マツダはスカイアクティブ・テクノロジーを旗印にしてエンジン、トランスミッション、ボディ、サスペンションなど各部に細かな改良を加えて効率を良くすることにより全体として良い車の生産を追及しています。最近の好燃費の車はその結果です。

限られた経営資源をどこに投下するかは会社運営上は一種の賭けです。下手すれば会社を潰しますから経営陣は背水の陣で決断します(その筈です)。今回のディーゼルエンジン販売強化の決定は今後どのような結果を生み出すことになるのでしょうか。

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ちなみにSamSは50%より高い可能性で今後数年でマツダの株が持ち直すのではないかと思っています。理由は恐らく欧州のディーゼル車のシェアは今後低下するにしても急落はないと思うからです。するとマツダには残存者利益を享受する可能性があると思います。EVが一過性のブームで過ぎれば万々歳です(おぃ)。株価は過去三年は右肩下がりで落ち続けてます。中期的に株価の底に近づいたかな、というのもあります(保証しませんが)。
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お断り:SamSはマツダ(7261)の株は全く持っていません。ポジショントークではありません。(笑) う~む、本日のブログは「独り言」でなく「投資家日記」のカテゴリーにすべきであったか? 爆)


皆様のご意見は大歓迎です。異論でも正論でも反論でも何でも結構です。
Posted at 2018/11/16 22:54:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | 独り言 | クルマ
2018年11月14日 イイね!

無常な日常(独り言・トヨタからのメッセージ)

無常な日常(独り言・トヨタからのメッセージ)
本日は久しぶりにSamSの意見とか主義を表明する「独り言」です。


某経済誌にてトヨタの大英断の話を読みました。11月のはじめの話で日経新聞にも出ていました。当時は読み飛ばしましたが今後国内で車の販売が減り続ける予想にどう対処してゆくかという重い問題へのトヨタの答えが各社ディーラーがすべての車種を販売出来るようにする販売系列の実質廃止でした。

それと今後は車のサブスクリプションモデル・サービスも来年早々にも開始するとか。これは毎月定額で車に乗る」というサービスを販売する訳で「車を所有する」のとは一線を画した形態となります。国内導入には時期尚早という声を無視してのスタート?

いつまでも年間150万台を販売できる訳でもなく2025年には30万台減の120万台程度まで落ち込む予想だそうです。確かに少子化に伴う世帯数減少により販売台数が現状を維持出来るとも思えません。また車に興味を示す若者も昔より減りました。

記事によればトヨタの新車オーナーは高齢化しカローラアクシオでは平均60歳代まで上がり、特に車好きな団塊世代は2025年には75歳を越え免許返納を考慮する世代となるとか。別にトヨタに限った話ではありません、共通の話です。

一方これから車の運転に乗り出すデジタルネイティブな若者達は以後消費市場のメインプレイヤーへと代替わりしてゆくこととなるので今後は「シェアリング」も拡大傾向となってゆくものと思われます。つまりは自転車だけではなく車もシェアリングエコノミーの世界に取り込まれてゆく可能性が高いのです。(SamSは団塊世代よりやや下ですが真っ平御免な世界が急速に接近中?)

所有から共有へ」の旗印を当然のように普通に受け入れる世代の台頭はSamSには考えにくい世界ですが、世の中の流れは間違いなくそうなのです。もうローンやリースも飛び越してます!

最近路上でよく見かけるようになったものが高齢者送迎用のバンで販売台数は伸びていると思いますが、良く考えればこれだってライドシェアリングの一部ではありませんか!
タクシーより先に高齢者層に普及しつつある訳です。
高齢者を乗せたワンボックスカーがMyCLAをブチ抜いてゆくという実例に再三接し、乱暴な運転をするドライバーの安全意識の欠如を嘆かずにはいられませんが経済への貢献は確かにあるのでしょう。

このまま他社ディーラーが右へ倣えをしなければ恐らくその先はジリ貧でしょうから結局はどこも同じ販売形態となるのでしょうが、考えてみればこれが当たり前。
今までは業界の都合をユーザーに押し付けてきただけなのかなぁ、とも思えました。
しかし、サブスクリプションでAMG乗るのもなぁ.......悪いジョークだ 爆)

昨年のTMSで目にした'CASE'のSがこんな処でひょっこりと顔を出すとは思いもよりませんでした。自動運転だけでなくあの標語はやはり世の中で幅の広いカラミをしているのだなぁと思った秋の一日でした。



*例によって皆様のご意見は歓迎します。異論正論反論何でも結構ですからコメントに書き散らしていって下さい。

(元になった記事は「トヨタの大英断」とか「販売系列実質廃止」などでググれば見つかるカモ)
Posted at 2018/11/14 21:50:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | 独り言 | クルマ
2017年10月19日 イイね!

無常な日常(独り言・トヨタ主導EV開発企業設立を耳にして)

無常な日常(独り言・トヨタ主導EV開発企業設立を耳にして) 本日は久々ワタクシSamSが意見表明をする「独り言」です。いつも通り異論反論正論等何でも受け付けますからコメント欄にご意見を書き散らしていって下さい。





 さてEV開発とはいえその実は以前の「独り言」でも述べたモジュール化に他ならず、結局はモジュールの構成要素(パーツ)を少し変えたりガワ(外装/surface)や内装程度しか自社の独自性をアピール出来なくなる訳です。
思い起こすのはデジャビュ(既視感)に捕らわれるパソコンの歴史でしょう。
かつては各メーカー毎の独自仕様であったパソコンをIBMのPC/AT仕様を標準として右へ倣えをしてコストを大幅に切り下げ、OSもMS-DOSを進化させたDOS/Vで高解像度の日本語仕様に相乗りし、MS-Windowsとなった後もそのまま標準化されたパソコンの趨勢は留まるところを知らず結局我々はハードウェアを以前よりずっと安く手に入れることが可能になった訳です。
 その結果何が起こったかといえばメモリ、HDD、CPUなど各パーツの価格競争が熾烈となって毎月下がる価格が当たり前となり、パーツメーカーにも合従連衡が起こりその数を減じて行きました。競争に敗れた会社は生き残れず生存競争は厳しいのですが、勝ち残れば利潤を手に出来ます。
PCのコモディティ化ですがこれで敗れたのが実は日本メーカーだったりします。以後は台湾、韓国のメーカーの台頭とNEC、東芝や松下、富士通など国産PCのシェア後退とその後の中国メーカーの台頭につながりました。パーツが共通化されたので組み立ての労務費の安い国が最終的に勝者となる構図では日本メーカーの出番などありません。

これと似た構図を自動車業界で繰り広げようというのですからもう誰でも先の読める話です。以前も論じたモジュール化されたパーツはコモディティ化されたも同然なのでアッセンブル(組み上げる)労賃の安い国が勝つことになります。最後にはEVはアッセンブル・メーカーが日本にある必要すら無いという身もフタもない議論になってしまいます。

これに加えて日本では「過去のレガシー」の問題があります。各社自分の系列会社を回りにぎっしり(注文を出すことで)囲い込んでいますが、今後のEV車作りは部品点数が格段と簡素化してしまうのでとても全ては引き受けられぬ.....という負のレガシー対策に頭を痛める必要があります。そもそもEV車にエンジンがない、というのはエンジンの存在を前提に成り立っていた下請け企業にとっては死活問題です。全てがEV関連の受注に転化出来る訳では無いでしょうから罪作りで、プラグメーカーなどは各種センサーに活路を見いだしているようですが全体の中ではごく一部の話です。

その上EV車の中身はアッセンブルされたモジュールのパーツ次第でほぼ性能が決まるし、ガワ(シェル)が違う程度では差別化する手法もいずれ行き詰まるでしょう。これからは各パーツを制御するソフトウェアで車の「乗り味」を出すことになるでしょうが、それすら専業メーカーがソフトを提供するようになればもうおしまい?

2年前にここ*で書いたようにいずれアジアの何処かの国でヒャク万円でアッセンブルしたクルマを輸入して乗れる世の中がやって来るのカモ?

*2015/10/10「自動車業界の今後」と題した小論を参照
Posted at 2017/10/19 19:09:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | 独り言 | クルマ
2017年08月05日 イイね!

無常な日常(独り言・独車の行方)

無常な日常(独り言・独車の行方)本日のブログはSamSの主義や意見を表明する「独り言」です。異論正論反論等コメントを歓迎するのはいつも通り。





 今週入ってきたニュースでBMW、VWG(PとA含む)とダイムラーが既販売の約500万台のディーゼルエンジン搭載車のプログラムを無料アップグレードして最低でも25%排気ガスを改善し更に旧車の買い替えにもメーカーが助成する、と言う同意内容はやや不審なものと身構えました。
恐らく誰もが二年前のVWGのディーゼル排気不正問題に絡んでいそうだと思われたことでしょう。メルセデスよ、BMWよお前もかと感じるのは無理もないことです。両社とも公式には認めていませんが。

伝えられる処によれば巨額のカネの掛かるハードウェア交換を忌避してお手軽なソフトウェア書き換えで済ませるのは誰が見ても「灰色の決着」に見えます(ホントは真っ黒けじゃない?)。だいたいそんなもののアップデートでそれだけ改善されるというのならば、何故今までそれが放って置かれたのか?というごく自然な疑問の答えにもなっていません。(二年前に迅速に対処しておけばそもそも台数もずっと減らせたんじゃない?....あ、そうかBもDも公式には不正を認めてないか 苦笑)
VWGは380万台(スゴイ数だ)、メルセデスが90万台でBMWは30万台がリコールされるそうですが、この合意に参加したドイツの環境大臣バーバラ・ヘンドリックス氏によれば「ソフトウェアのアップグレードでディーゼル車のNOx問題を解決出来る訳では無い」とのことです。
今回ドイツ諸都市でディーゼル車の乗り入れを禁止する条例の制定は何とか回避出来ましたがそれもディーゼル車を多く作っているドイツの国益を考慮すればこそです。ただ世界の大きな流れには恐らく反しています。ロンドン、パリでディーゼル車お断りという時勢にフランクフルトは構わないと言う訳にも行かないでしょう、この三都市は欧州の三大センターなのですから。

どうやら昨今の独車メーカーによる極端なまでの急激な電気自動車(EV)シフトがこの問題から透けて見えてくる答えのようです。
まだまだ諸事情からディーゼル車が売れる欧州ですが、高まる一方の環境意識からディーゼル車の将来は尽きようとしています。せいぜいあと少しの延命を図れる程度でしょう。
わずかに極東の一国が燃料電池車の普及を図っていますが肝心の液体水素の安定供給が欧州では全く見えて来ません、というかほぼ不可能でしょう。
ラッキーにもアジアの巨大国家が環境問題から国を挙げてEVシフトを図り、大国故のマーケットも期待出来るので後押ししたという図式でしょうか。独社は全て既に彼の国で高いマーケットシェアを誇りますがそれも将来に禍根を残しかねません。
何故なら一市場に過大に依存するのは企業経営上のリスクに他ならないからです。
中国がこければ皆こける....SamSの危惧が近い将来実現しないことを願ってます。
Posted at 2017/08/05 15:33:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | 独り言 | クルマ
2017年07月07日 イイね!

無常な日常(独り言・米仏大統領)

無常な日常(独り言・米仏大統領)連日の連投を失礼します、それも自分の主義・主張を表明する「独り言」の連投で。
(数ヶ月に1回の頻度でした)

フランスのマクロン新大統領は新機軸をイロイロ打ち出してきますが、今度の「2040年には化石燃料を使った車販売を非合法化」は世界のニュースに疎い我が国の新聞の見出しにもなりました。

丁度本日から独ハンブルグでG20が始まりますので欧州滞在中のトランプ米大統領には'Cold welcome'(冷や水を浴びせるって言葉が丁度合いそうだゾ)の洗礼です。何せパリ協定離脱を打ち出した本人ですから。G20での居心地は良くなさそうですね。(*^o^*)

ずっと以前からノルウェーでは化石燃料車販売を2025年までに全廃とか聞いていたので新味はありませんが欧州の大国フランスが米国の向こうを張って言い出したのが面白いです。
ノルウェーはフィヨルド地形で全国にダムが多くあり必要な電気はほぼ水力発電で賄えるという特殊事情があるので(確か今現在でもEV比率は一番多い筈)まあ可能でしょうが、仏国が「2050年までにカーボン・ニュートラル社会の実現」を図るのはかなり革新的です。某紙によれば欧州全域でEV比率は1.5%くらいだそうなのでこりゃ壮大かつ野心的な計画ですね。原子力発電の比率も2025年までに現在の8割から5割迄下げるとなりゃ残る代替資源開発はかなり限られます。
しかしパリ協定の精神を骨抜きにする米大統領に対して自らが襟を正して莫大なコストを払おうとするその意欲は良しとしたいです。
若い仏大統領からは前へ進もうとする強い意思が感じられます。

これで本日からのG20では「オレがリーダーシップを取る」と言ったに等しいでしょう。久々の欧州のニュー・リーダーのお手並みや如何に? (気宇壮大なリーダーに幸あれ!)

最後に先日の仏議会の定数削減、三分の一も減らすのはなかなかに軽視出来ない相手だと思いました。来週訪仏するトランプ大統領(オールド・リーダー?)もすっかりかすんでしまいそうな雲行きです。

SamSは彼が途中で挫折しないことを願っています(仏経済が腰折れすれば黄信号?)。
もう一人は何となくそうなって欲しい気がしないでもありませんが。笑)
Posted at 2017/07/07 21:02:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 独り言 | ニュース

プロフィール

「長い間ありがとうございました http://cvw.jp/b/2116426/43313586/
何シテル?   09/28 09:55
SamSです。よろしくお願いします。主な愛車歴はVW1302S→サーブ900Turbo→同9000CS→Honda Avancier→MB B200→CLA45...
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