
最近思い出したように昨夏のNZ訪問体験を追加アップしたSamSです。車のSNSなのにすっかり関連情報が疎(おろそ)かになっていました。そこで当地の車事情を思い出しながら追加して一年遅れのアップデートです。
昨夏は仰天ルールをお知らせしました。例えば線路を渡る時には一時停止不要とか、市街地を出れば制限速度は100㌔とかの。
今回は彼の地の自動車事情です。
ただし暮らした訳ではありませんからあくまで旅行者として、です。
まずNZではモノを大事にするので
車は修理を加えながら長く乗ります。
平均車齢は20年前後とか。だから中古パーツも各種豊富に揃っているそうです。オークランド市内では旧車に入るような車をよく見掛けました。ただし日本のように綺麗に磨き上げられている訳ではなく、それなりのヤレのある車が多かったです。一般に「車は消耗する道具」と考えられているんでしょう(我が国のように偏執狂的に綺麗に磨き上げられ、毎週洗車でピッカピカという訳ではありません)、あくまで「それなり」でした。十年経った車はそれだけ時間が経過したような見映えを保っている.....というような。とてもシンプルで分かりやすかったです。
それから日本車はかなり多いです。ただしここ十年はウォン安政策ですっかり隣国の車がアジアを含むオセアニア地域で日本車のシェアを食いまくりました。もうどこでもタクシーはすっかり韓国車の独壇場と言えるほど韓国車の存在感が増してます。
客観的に言えば日本車はかつてアジア市場で圧倒的なシェアを築き上げましたが現在は追いまくられて負け続きでキビシク言えば過去の栄光に縋(すが)るだけ....ってのが現状です。NZでは過去の名車、例えばランエボなども見ましたがあと10年も経てば消えてしまうでしょう。
その中でもスバル(いすゞ含む)やホンダの4WD車は高い人気があるようで新車も多く見ました。やはりSUVは実際にそんな場所に乗り入れる機会も多いのでしょう、いろいろな車を見ました。

特に南島はこれから開発が進むところでもありやはり
4WD車強しでした。北島は人口密度も高く、より都会的な場所が多いのでSUVやピックアップよりもセダンやハッチバック、ワゴンが主流でした。

両島でよく見られたのはやはり"City of Sails"と呼ばれるだけあってボート等を牽くフックを車体後部に装備した車両が目立ちました。北欧でもよく見ましたがNZが人口当たりでは一番ヨット保有率が髙いとか。
まだ路上で見る10台の内3,4台は日本車ですが、その中で新車の割合は多くなかったのが存在感を失いつつある証拠で日本車の将来危うしです。あと十年でKIA(起亜)、HYUNDAI(現代)、DAEWOO(大宇)の天下となりそうだゾ。ホンダ、日産、トヨタの大手3社の車は見るには見ましたが.....何故かスバルの4WD車が強く記憶に残っているのでした(これって......危機的状況じゃないのか?)↓

セダンでは意外にホールデン*もよく見ましたが、これはGMの豪子会社です。3L以上のエンジンを積んだ高馬力モデルがスポーティで人気らしいです。リッターカーはまず見ません。訳を聞くとリッターカーでも倍の排気量でも税区分が同じ、つまり自動車税に対して「割高」で誰も買わないとの答えでした。
*実は豪ホールデンは豪州での自動車生産を今年で取りやめました。米フォードは昨年に撤退済み。トヨタも豪州のノックダウン生産を止めたので
来年からオーストラリアは自動車生産国ではなくなります。つまり
新車販売は全部が輸入車ってことになります。それでも危機感無いのか?
最後にメルセデスですが、何故かCクラス(W204-205)は見ませんでした。NZに導入されてないのカモ。ひょうたん目玉(W203)は走ってるのを何回か見ましたが.... 数は少ないながらEクラスも走ってました。あとは2ドア・クーペもたま~に。(^▽^)
A/B/CLA/GLAは全部見た訳ではありませんがCLAは45AMGも1回見ました。でもC以上のAMGモデルは一度も見た覚えがありません、多分導入されてない? 結局限られたモデルだけ販売されたようです(Bクラスを一番多く見ました)。それ以外は並行輸入や個人輸入だったのでしょうか、長く滞在した訳ではないので断定出来ませんが。
高馬力のスポーツ車(スーパーカーもたまに見た)も路上を走ってましたが、遭遇頻度は豪州と比べればやはり落ちます。NZ経済は豪経済に寄り掛かっていると言えるのでやはり兄貴分の方が何かと上なのでしょう。
(お断り: 昨夏<現地では冬>の情報です)
Posted at 2017/10/01 11:26:54 | |
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NZ | 日記