
先月に続き名古屋に行って参りました。
名古屋城天守閣の修理で今後数年間は入れなくなる、という情報で
三十数年ぶりに再訪する気になりました。
それでは珍道中の始まり始まり.....
4月26日(木) 午前
やはりのぞみの魅力には勝てず早起きをして朝7時に出発の新幹線の人となり8時半過ぎには名古屋駅に到着。
名古屋名物モーニングセットで朝食を摂ってから荷物をコインロッカーに預けて身軽になってさあ出発です。......って、一体何処へ?
中部地方は前日にかなりの降雨だったようですが、本日は良く晴れ上がってます。駅ホームからでも遠くの山々が望めましたので
見晴らしの良い場所に行くチャンスです! そこでJR新快速に乗り20分ほどで到着しました.......
岐阜駅です。
ここからバスに揺られ稲葉山(金華山と言えよ)の麓まで行って山頂の
岐阜城へいざ参ろう、という訳です。
織田信長の上洛の野望はここ交通の要所井之口(岐阜の古名です)を抑え美濃の国を奪い取って初めて可能となってゆきました。
ちなみにSamSは初訪問ですが以前から行ってみたかった土地です。
バスで麓まで運んでもらいましたが静かで実に落ち着いた佇まいの場所でした。

木々の緑が萌出ずる頃でどの木も空に伸びる枝葉に勢いがあり、全山が緑一色で目が和みます。大好きな季節です。
本来は急峻な山道を登って山頂に至るのが正しい筋なのでしょうがそこは旅人でロープウェーという文明の利器を利用して(
JAF割引あり)あっという間に山頂の城近くまで運んでもらいました(おぃ)。

ちなみに岐阜城は外観は立派ですがコンクリート製の再建天守(学術的価値はない)で実体は博物館です。

標高320m以上の天守閣の最上階まで上がると
眼下が一望の景色が楽しめます。
ちなみに「信長の野望」なんてゲームもあったようですが、
野望とは古来中国で皇帝を目指す人物が高み(丘)に登って当たりを見渡して見える限りの土地を自分のモノとしようと祈る一種の
呪術です。
ただの祈願以上のもので全部俺の支配地にするぞと言う望みを持って眺め回したそうです。
ここ井之口を岐阜と改名したくらいですから信長も中国の故事に通じていたと思います。
斉藤氏から奪った稲葉山城を破却して作った岐阜城天守閣から眼下に拡がる尾張・美濃を眺め大いに野望を逞(たくま)しくしたことでしょう。
....ついでにSamSも野望を逞しくしたかは存じません(^0^;)

遙か下には
鵜飼いで有名な長良川が流れています。

遠くを見れば雪で白い山も見えてます。あれは白山の山系でしょうか? その右にはやはり雪を抱いた山々が見えていて北アルプス山系かな。

目を平野に転ずれば遠くに名古屋の高層建築も見えてます。手前を流れる緑のベルトが木曽川。

JRで20分なら岐阜が名古屋の通勤圏内というのも十分頷けます。
信長の野望にも思いを馳せることが出来たので満足出来ました。バスの車窓から見た限りでは市内にはゴミ一つ見られず小綺麗な街という印象を受けました。
柳ヶ瀬という場所も高いアーケードが延びていて盛り場なのに道路も掃き清められていました。
春からの某国営放送の朝の連ドラ、デートスポットとして「今度
金華山へ登ろう」などの台詞を聞いて思わず「おっ」と思いました。それって稲葉山じゃないか、と。
これが契機となった訳ではありませんゾ、ずっと登ってみたかったんです (笑)
東美濃市(多分ホントは美濃加茂市)が舞台というので、
犬山市の明治村が定番のデートスポットなのも分かりました。
ということで我々も午後は名鉄に乗り東美濃市(美濃加茂市だってば)を通って犬山を目指します。
こうなったらぜひ明治村にも行かなくては.....(続く)
Posted at 2018/04/30 23:14:53 | |
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