オーダーしていたニットーNT555G2が入荷したのでSHOPへ!
写真はタイヤを外すためにジャッキアップされた状態なんだけれど、
何も知らない人なら、接地状態と勘違いしてしまう程、
アラゴスタは伸びのストロークが無い!
コレがオーリンズだと、
逆にメチャメチャ伸びのストロークがあってビローーーンと伸びる。
その差がそのまま乗り心地の差にほぼ直結してるんだよな~
アラゴスタは路面が良いとこはメチャクチャ良いけど、
こんなだから荒れた塗面だと路面追従性がメチャクチャ悪い。
でもソレを逆手に、細かい凹は『飛び越え』てしまうから、
快適になる場合もある。
オーリンズは荒れた路面でも接地し続ける傾向にあるから、
個人的にストリートは絶対オーリンズだと思ってるんだけど、
路面を負いすぎる故に、アラゴスタとは逆で、
特にレートを上げていったとき、細かい凹を拾いすぎて、
凄い乗り心地が悪く感じる場合がある。
共に『逆に』のハナシなんで、
基本はアラゴスタの方が乗り心地が悪くフラット路面はド安定、
オーリンズは乗り心地が良いけどフラット路面だとカナリ締めないと動きすぎるカンジ。
で、
本題のタイヤ交換・・・
以前、
7月半ばにインナーフェンダー補修でタイヤを外した時は、
大体『3部山かなぁ~』位の状態(だった気がするw)
ソレが今回、丁度3ヶ月程で、
平均で1.5分山、
柔らかいIN側は0~1分、
IN側ショルダーはもうちょいでワイヤーが出るかな?位のカンジ。
自分的にスポーツ・チューニングカーでココまでタイヤ使い切ったの始めて!
『もうコレは換えないとどうにもならない』
と感じたら交換するんだけれど、
GRスープラはココまで我慢できた!
SW20や86だと、
どんなタイヤだろうが5分山まできたら、
SW20だと舵もトラクションも効かなくなるし、
86だとトラクションがホントに掛からなくなる。
特にネオバはその程度が顕著で、
他のメーカーとくらべて性能の変化が激しく、
そのネオバでココまで我慢できたのは自分的にはカナリ快挙!
GRスープラの本質性能なのか、車重がある為なのか・・・
もしくはその両方なのかな?
因みに2月半ばに購入した際は7部山位。
走行距離換算だと、ネオバは恐らく新品購入で使い切りまで、
約2万キロくらいかな~
ホントはネオバの新品を投入したかったんだけれど、
『4本で30万!』
じゃ無理ですわ!w
で、
今回投入したニットーNT555G2。
ポジション的には、
アドバンスポーツみたいなコンフォートスポーツからチョイスポーツより。
アドバンスポーツは使ったことが無いんだけれど、
サイズが無くてアドバンスポーツを履かざるを得ない人の話だと、
『乗り心地はイイが兎に角食わない』という意見ばかり。
その仲間みたいなモンなんで、
『終わったネオバよりダメだったらどうしよう・・・』と
戦々恐々としていたけれど・・・
使ってみたら想像の10倍位良い!
現時点の印象は『AD08R』っぽいカンジ!
まだ攻め込んでないからわからないけれど、
新品転がりだしから既に接地感・グリップ感があって、
結構パワーを掛けてみたけれど、
新品皮むきも無い状態でちゃんとトラクションが掛かり抜けそうな雰囲気が無い!
静止からの踏みだしなんかはネオバより良いんじゃない?
ただ、何も考えないバカ踏み発進は流石に無理そう。
操舵感は、『ダル』な感触だけれど、
元々GRスープラがクイック過ぎるので、緩和されて気にならない。
感じるネガがマジでコレくらい。
一番驚いたのは、
ゴム厚が増えるから当然っちゃ当然だけど、
めちゃくちゃ乗り心地が良い!
継ぎ目や荒れた路面の衝撃が、ネオバの半分~5分の1くらいになった・・・
結果として、荒れた路面でもハネず接地し続けることで、
姿勢が安定して、操舵もトラクションも掛かるんで、
ネオバに対して絶対的グリップは落ちてても、
タイヤの『粘り』まで使わない走行環境であれば、
路面が悪いストリートならNT555G2の方が速い可能性がある。
改めて
『タイヤはサスペンションの一部』であることを痛感してしまった。
加えて、たまたまアタリを引いたのかもしれないけれど、
『タイヤが凄く丸い』様に感じる。
シバタイヤに対してとかでなく、ネオバに対してもそう感じる。
柔らかいからなのかな?
でも、トレッドウェアは320なんだよなぁ~
ちゃんと走り込まないとまだわからないけれど、
実際に使うまでは正直ハナシにならないタイヤだと思ってたので、
猛烈に嬉しい誤算!
他車種はどうかわからないけれど、現時点でも、
GRスープラの20インチに関しては、カナリお勧め出来るかな!
そして何時もの?
SHOPからの『チューニングしないか?』のハナシw
現在はGCGのハイフローだけれど、
『GT-Ⅲ4Rのウェストゲート仕様にしてみないか』との事。
恐らく仕様的には650馬力位になるカンジ。
でも、正直GRスープラのシャシーだと、
もしソコまで手を入れるなら650馬力程度じゃ全然物足りない。
シャシー的には800馬力位が妥当で、
通常は落として使って650馬力というのが理想。
どうやらエンジン的にもノーマルで800馬力辺りが耐久上限ぽい。
(海外ではクランク等フルチューンkitも出てて1300馬力想定のもある)
この仕様だとタービンも見える位置に来るんで、
見た目的にも、発展性を考えても、
GT6290-BBのがイイなぁ~
ウチのスープラは追加インジェクターが打てるサージタンクが入っているので、
(コレ、昔は50万位だったけど今は90万位するらしい)
この領域に入れるのにソコまで費用が掛からなくて、
大体200万くらいでやれるだろうという話。
(EcuTekのままでイケるらしく、モーテックやリンクを使わなくていい事がデカい。モーテック等になるならソレだけで+200万位)
『たっけぇ~!』と感じるかもしれないけれど、
本来このクラスのことをやろうとしたらもう100~200掛かっておかしくない。
GRスープラはカナリ、チューニングコストが低い部類の車。
800馬力あれば楽しいだろうなぁ~と魅力を感じつつも、
冷静に考えると問題は山積みであり、
1.その仕様にして今ある下の猛烈なトルク感がどうなるのか?という所。
昔ながらのチューニングカーの800馬力なら、正直何の魅力も感じない。ただ上の800馬力が出るだけなら、確実に今より遅くなる。
(海外のパワーグラフをみてると、3000rpmでブーストupと互角、4000~6500で本領発揮みたい。3000以下はほぼ捨ててる)
2.ATがどこまで耐えられるのか?という所。
公称耐久値より遥かにタフであるものの、海外ではゼロヨン10秒フラットの仕様でブローしたとの報告あり。800馬力を乗り方で許容させれるのだろうか?
3.どこまで快適性・信頼性が失われるのか?という所。
現状の仕様だと、故障なんてなんも気にせず、神経質にならず、ぜーんぶ制御されて安全領域に落とし込まれてるのが、ドコまでのレベルでひたすら数字を監視してピリピリしながら乗らなければならなくなるのか。
コレに関しては個人的にまだ我慢できるかな~
そして最大の問題。
4.お金がない事!!!
圧倒的・そして決定的な問題!
ソレなりに余裕があったら、即全部やってるわ~って話w
先ず初期のチューニング費用に始まり、その後のトラブルシューティングに関する費用。初期費用より、維持費用が尋常じゃ無いし、カナリの知識・経験が無いとそのすべてをSHOPに任せる事になり、『1年の内、半年はSHOPに車がある』なんてことに普通になる。
『前例の無いワンオフチューニング』や
『フルチューニング』等は、
超絶お金持ちでない限りは、SHOPメカニックと同等クラスの技術と知識がないと、必ず車から降りることになる。
だとして、やっぱり魅力を感じてしまうのは、
もう病気なんだろうなぁ~
まぁ、マジでお金が無いから、
よっぽどな事が無い限りは無理だな!!!!!
安心・安全が第一!!!