
本文はあまりよろしくない内容が含まれております。本人とても反省しております。それを承知でご一読くださると幸いです。

土曜日の天気は曇り予報だが、日曜日は全国的に快晴予報。ロングライドをするときは、月曜日の仕事に影響が出ないよう土曜日におこなっているのだが、今週は致し方あるまい。日曜日に決行することとした。

今回のミッションは、地図を眺めていて発見した五波峠である。あまり情報はないが、峠頂上に【五波峠】と書かれた石碑があるみたい。そこで我が愛車と写真を撮るだけでも、行く価値のある十分すぎる理由となる。
まずは日吉ダムを目指す。最近ずっとコチラ方面に来ていなかったので、とっても新鮮な気分にて到着。

次は美山かやぶきの里を目指します。以前はここに自転車で来た自分に衝撃を受けていたんですが、月日が流れた今、さらにその先を目指す自分がいます。成長したというか、麻痺したというか。
途中道の駅でソフトクリームを食す。あっさり系であまり濃厚ではない。美味しいけど、僕は六甲のソフトクリームの方が好き。

途中、小学校前の桜が爆発していた。

無事に美山かやぶきの里に到着。結構な観光客がいたが、奇跡的に人のいないこの位置からの写真が撮れて満足です。

そして美山かやぶきの里より程なくして五波峠に到着しました。勾配はそれほどキツくなく、距離も丁度良い感じです。気持ちよく登ってくることができました。

そしてこの付近の木々は、たぶんブナの木ではないでしょうか。関西でこんなにブナの木が多く見られるのは珍しいのではないでしょうか。秋田県の白神山地を思い出します。

そしてここで大きな選択を迫られました。このまま登ってきた道を引き返すか、福井県側に下って進むのか。
そして前に進むという選択をして、小浜駅に到着しました。とうとう来ました日本海。案外近いというのが率直な感想。何か来た記念ということで小浜駅に来てみました。

まさか自転車でこんなところまで来るなんて。ホント感慨深い。人間やればできる。五波峠を先に進んでよかった。最高の休日だ。

朝7時30分に家を出て、小浜駅に到着したのが16時。明日仕事だし急いでおうちに帰ろう。

ここでまた大きな選択を迫られます。
まずは27号線から303号線、367号線へと接続して、勾配はさほどでもないけど、交通量の多い道で、かつ距離を走って帰ってくるか。
もう一つ。県道35号線を使って、おにゅう峠を越えるルートです。勾配はきついでしょうが、交通量は少なく、最短距離で帰ることができそうです。
既に陽は傾いているので、安全第一という点では後者に軍配が上がりそう。ただ、一月前に滋賀県側からおにゅう峠まで進み、積雪のため引き返しています。桜も終わって今は新緑の時期です。積雪はないだろうという判断をし、おにゅう峠越えを選択しました。
順調に先を進み、やっとの思いで山越えの入り口に到着しました。
そこには「積雪のため進入禁止」の看板が。。。。。

ただ看板があるだけで、道を封鎖しているわけでもないし、だいぶ先に進んでここまで来ているので、ここからまた戻る体力・気力もないし、自転車は大丈夫だろうと、自分に都合の良い判断をして、このまま進むことにしました。

その結果、落石や倒木だらけで自転車に乗ることはできず、ただ自転車を押しながら進みました。さらに標高が上がるにつれて雪が残っており、所々自転車を担いで雪の上を進みました。

あってはならない判断だと反省しております。ただ車に轢かれる心配もなく、ある意味安全に滋賀県に入ることができました。

ここから慎重におにゅう峠を下り、見事に367号線に接続。時間はかかりましたが、大型車の横ギリギリ追越しに恐怖することなく、ここまで進んでくることができました。
しかしながらここからが最悪です。神様はちゃんと悪行を見逃しません。367号線を少し進んだところでまさかのパンク。
サドルバックにCO 2ボンベ2本とチューブ一本を常備していたので、早速タイヤ交換を始めます。
しかしながら、よくよく考えるとディスクブレーキの前輪後輪の外し方がわかりません。以前のクイックリリースと微妙に違う。YouTubeで確認しながら、暗い街灯の下、寒さに震えながら作業を進めます。
しかし、アダプタをバルブにしっかりとねじ止めし、空気はうまいこと入るのですが、アダプタを外すとチューブのバルブの芯が一緒にくっついて抜けてしまい、空気が抜けてしまいました。この原因がわからないまま2本のボンベを使い切ってしまい、まさにジ・エンド。
琵琶湖まで降りないとタクシーなんて呼べないなぁと思い、体力の限り歩きましたが、やっぱり無理。MKタクシーに電話しました。
山の中にいること。ロードバイクを積んでほしい。高槻まで行ってほしいと電話で告げると、「前輪後輪外してください」「迎えに約1時間くらいかかります」とのことでした。
約1時間後、アルファードが到着。高速を使って丁度1時間で高槻に到着。料金は16,000円でした。
確かに痛い出費ではありますが、パンク修理を自分でできなかったこと。ディスクブレーキのことをちゃんと勉強していなかったことを考えると致し方ありません。

まして、あの真っ暗な山中、寒く孤独と後悔の世界の中からアルファードで救い出してくれた事は、十二分に命の恩人と言えるでしょう。16,000円は全くもって高いとは思いません。
ホントいろんなことができた、できなかった一日でした。神様に感謝。
Posted at 2022/04/18 21:38:52 |
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