今日はとっても嬉しい報告です。
令和4年11月05日近畿最南端の串本280KM。
令和4年12月03日近畿最東端の伊勢神宮338KM。
令和4年12月16日近畿最西端の紀伊日御碕灯台384KM。
残すは近畿最北端を残すのみとなっていたけど、積雪により翌年廻しとなっていた。
しかし年が変わり、時間が経ってしまったので、挑戦への意識も薄れてきて、もうやめとこうかなとも思い始めていた。
それに最近、急激に体力の衰えを感じるようになった。200KMを超えるライドができなくなっていた。気持ち的に、「行くぞ」って踏み出すことができない。怖いのだ。
ただやっぱり近畿最北端制覇の称号が欲しい。
串本のように、現地一泊にしようかな、とも思った。それならば片道180KMとなり、楽勝で可能となる。
ただそれであれば近畿最北端の称号が霞んでしまう。やるからには300KM越えで締めくくりたいと思って、迷いを捨てて家を出発した。
どうも気分が乗らないまま、それでも何とか舞鶴市に到着。ここを左に曲がると天橋立方面へと向かう。もう後戻りはできない。
由良川を渡る。もう行くしかないと、覚悟を決めた。
京丹後47KMの表示。そっか。行けそうな気がしてきた。
有名な由良川橋梁でパシャリ。
今日は空がとっても青くて素晴らしい景色が広がる。橋梁を電車が走る姿を写真に収めたかったが、電車を待つ時間なく先に進む。ちょっとだけど気持ちが回復した。
素晴らしい道だ。海が綺麗。日本海とは思えない。
天橋立が近づいてきた。ようやくここまで来たかって感じ。
天橋立を通過し先を進む。観光客がたくさんいたけど、天橋立を見て何を感じるのだろう。絶景なのかな。
海沿いのサイクリングロード。ただ路面状況が悪い。
今日の最終目的地である『経ヶ岬』の表示が現れた。
まだ33KMもあるのか。また凹んだ。
今日一番の景色だ。陽が落ちかけているのが残念。
あと23KMだが、この先はアップダウンが続く予定。
伊根町に入った。ようやくここまで来ることができた。
舟屋には寄らず先を進む。ゴールはもうすぐ。
陽が落ちてしまった。
残り11KM。テンションが上がってきた。
経ヶ岬隧道だ。ゴールは目の前。。このトンネルの向こう側で、猿の群れが道路を塞いでいたのでとっても怖かった。ウキーウキーって、ヤケに騒いでいた。
経ヶ岬灯台の表示。やっと着いた。
ちなみに何年か前に丹後半島を一周した経験があるが、あの頃よりも案内表示が改善されている。
18:29 ここまで183KMを走ってようやく到着した。達成感や充実感はなく、今から本当に帰ることができるのか、とっても不安だった。まだこの時点で喜びは感じられなかった。
何回も車では来たことのあるこの灯台。とうとう自転車で来てしまった。
最初の計画では、このまま丹後半島を一周して帰るつもりだったが、余計なことはせず来た道を戻ることにした。
地図を確認すると、176号線を進めば、最短で9号線に接続できそうだったので、この道を進むことにした。9号線は交通量が多いけど勾配が少なくて良い。しかもこの時間ならば車は少ないはずだ。
しかしこの選択が大失敗。176号線は半端ない山越えで、無駄に標高を登らされてしまった。このヒルクライムで、相当メンタルをやられてしまった。
また福知山から亀岡までは霧雨に遭い、びしょ濡れになりながら走った。
気温も24度まで下がって、とっても寒かった。
そして家まで残りわずかとなってから睡魔に襲われ、走りながら寝落ちしそうになった。
そして05時27分 無事にお家に到着した。
これで2年越しとなる近畿最果てシリーズの東西南北を征することができた。人生で最も心に残るライドとなった。これ以上のライドは今後の人生でもないと思う。自分自身よくやった。ホントお疲れ様でした。
Posted at 2023/09/11 18:16:45 |
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