昔良く使っていたエフェクター、YAMAHAのREV-5と言うマルチエフェクターをヤフオクで探し当て落札。(今でも常設してあるスタジオでは必ず使います)
しかし、年式が古くなっている為「メモリ用バッテリーの残量が無い!」のと、「LCD表示部のバックライトが、経年変化で見えずらくなっている」。以上の2点を交換する事にした。
部品は、事前にネットでポチってあります。(純正部品は既にありませんので代替品です)
先ずは内臓バッテリーの交換です。この手のエフェクターには、殆どの機種で内臓バッテリーが取り付けられており、「ユーザー(エンジニア)個々のパラメーター設定」をメモリーできるようになっている。ところが、殆どの機種では、この内臓バッテリーが半田付けで取り付けられており、簡単に交換できないようになっている。何故かは判らないが、多分メーカーサイドの交換手数料を稼ぐためではないかと思わざるを得ない。そこで、バッテリー交換が容易にできるように「ソケット」を取り付ける事にした。上蓋を外して・・・
先ずは既製のバッテリーを取り外します。(写真下・右側2段になっている上部基盤を外すと、下の基盤に直付けされています。ゲーム機用のバッテリーも同じだそうな?)
外したバッテリーの代わりに、ソケットを取り付けます。
このソケットに新しいバッテリーを嵌め込み、外した基盤を元に戻せば、この作業は終了!
次にLCDの交換です。これが結構厄介で、決まり事として「16文字×2行」のLCDです。
バックライトの動作電圧はテスターで測ってみると3.8V。ところが同等のLCDが見つからず、似たようなサイズで、動作電圧5Vの部品を見つけました。幸いこの機種のLCDの動作電圧が5Vなので、そこからバックライトの電源を取ってやれば行けるのでは?。という事で中華製ですが400円弱で売ってました。チョット不安ですが、スペックを見る限りなんとか行けそうです。因みにYAMAHAのキーボードDX-7のLCDの互換品は4000円弱で売っており、この部品がREV-5にも使えそうなのだが・・・・高い!(DX-7はかなり古いキーボードだが、現在でも根強い人気がある)
取り合えず駄目元で作業に入ります。今度は裏蓋も外します。一見外さなくてもいいように見えるのですが、この先判ります。
裏蓋を外したら、前面パネルを外すのですが、パネルの上部と裏側、両方ネジ止めされています。それでもまだ外れません。パネルの両側下部の隅っこに左右1本づつネジ止めされているのです。このネジを外すのに、裏蓋を外さないといけないのです。(写真撮り忘れ)
前面パネルを外すと、LCD基盤が3本のネジで止まっています。14芯の多芯コネクターと、赤白のコネクターを基板から外します。これでLCD基盤がフリーになりました。
基盤側の多芯コネクターはそのまま使い、LCD側は新しいLCD基盤に直付け(半田付け)していきます。(写真下は既製のLCD基盤裏側=赤白のケーブルはバックライト用で今後不要)
14芯の1番から順番に1本づつ配線していきます。(間違わないように!)その時、1番のグランド(-)と2番5V(+)を、「1番⇒16番」「2番⇒15番」とパラって配線します。新しい中華製の基盤の15番/16番はバックライト用電源だからです。(写真下)
果たして動作するのか確認してみます。
完璧です! この時点で、一応基盤の上下を確認しておきましょう。基本的には基盤裏の文字を見れば判ると思うが・・・既製品の方は基盤に「Up」と刻印されています。取り付ける時逆にしちゃうと文字が逆さになりますから・・・。
さて、この基盤をどのように取り付けるか。というのも、基盤のサイズが微妙に違っており、工夫が必要です。
そこで、手持ちの2mm厚のアクリル板を2枚重ね4mmにして、取付用のベースを作る事にした。既製の基盤サイズを測り、表示部分が中央に来るようにくり抜き、あとは強力両面テープで基盤と張り合わせて一回り大きな基盤?に見立ててネジ穴を開ければ完了!これを3か所ネジ止めして完成です。
以上で改修工事終了!1K円もしない部品代で、完璧な動作に戻りました。
ってこれからこのエフェクターどうすんの? 遊ぶ!
Posted at 2020/11/08 17:56:02 | |
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放送業界 | 日記