今日は、システムのレベルダイヤ調整(各機器間の最適レベル調整)をしました。
実は、友人宅の測定器を借りてやる予定でしたが、オシロスコープやミリバルなど、暫く使っていない為、ガリが多発しているという事で中止!そこで彼が薦めてくれた「なんちゃってデジタルオシロ」を購入して試してみる事にした。
その前に、昨日の作業でやり残した事。ユニットのリード線を「半田で直付け」する作業です。どうも端子のネジ締めが、いくら絞めても緩んできてしまう。そこでバナナプラグを使おうと購入したのだが、大きいプラグを発注したようで、このユニットの端子には合いませんでした。ならば一番確実な「半田付け」しちゃおう!という事で・・・
これで安心してインストールできます。
さて、レベルダイヤ調整ですが、まずはDSPに入る前の「メインデッキ」の出力信号を見てみます。
測定には「日本オーディオ協会」が制作している「AUDIO TEST CD」を使います。このCDは、スタジオ施工会社の音響測定でも使っているものです。その中の1KHz-0dB 出力の信号を使います。
私のメインデッキは「Kenwoodの ディーラー・オプションAVナビ」です。
出力インジケーターは0~40まであります。絞り切り0から徐々に上げていくと、波形が崩れる(歪始める)部分の1タップ下のインジケーターの数値を見ると36でした。つまりインジケーター37以降は、デッキ出力で歪むという事です。その時の出力電圧を読むと「2.35V」でした。この数値と波形の確認をしながらR-Chも同じように確認します。するとR-Chは「2.31V」でした。0.04Vの差だから許容範囲でしょう。
いよいよ「マルチアンプの出力」を合わせていきます。
まず、DSPのパラメーターを「WHITE DATA」にします。私は事前に作っておきました。
一番下のデータです。クロスもEQもフラットな状態。各 Chの出力レベルは0dBに揃えてある。
ここで注意しないといけないのは、このデータを読み込む前に、全てのスピーカーケーブルを、アンプから切り離しておく事。または、メインデッキの出力を0に絞り切っておく必要があります。これを怠ると、ユニットを飛ばします。周波数的には中間の周波数なので何とかなりそう(TWはヤバいかな?)ですが、デッキからの出力が最大値だからです。
さて、このデータを読み込んで先ほどの1KHz基準信号をリピートで再生します。デッキの出力は、「歪む手前の最大値」(私の場合は36)まで上げていきます。
「アンプの入力GAIN Vol」を上げ下げして、波形が乱れる直前の電圧を読みます。「44.62V」でした。いままで設定した値より、6V程絞る事になりました。
この値で波形を確認しながら、Low/Mid/High/Sub.Wと全てを揃えて完了です。
最後に、スピーカーを接続する前に、DSPの「通常設定データー」を読み込んでから、スピーカーを接続しましょう。スピーカーを接続する時は、エンジンを切った方が良いです。(電源をオフに)
さて、レベルダイヤが整ったところでチューニングです。
大きな差はありませんでしたが、デッキ側の出力設定が、今までより3タップ程揚げる事になりました。(希望音量)ほかに、Sub.WのTAをちょっと変え、EQを少し変更した。
なかなか良いSoundになったと思います。
Posted at 2020/12/13 15:05:46 | |
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