久し振りの「アングラ・Sound Choice」です。今年度最初です。
カーオーディオを趣味とする「グループ内で、お互いのカーオーディオSoundを評価・投票する」と言うプライベート・コンペ的な大会です。
もっと大掛かりな大会になると、「大評論家様が選んだ課題曲」を再生して評価するのですが、「こんな曲で?」とか「その曲ってあんたの好みでしょ?」とかある訳で、車の所有者の感性は全く反映されません。
本来は「私の車で、私が選んだ曲を聴いてみて!」と言うのが本来の姿だと思うのですが・・・・
という訳で、このプライベートコンペ大好きです。規模ではありません!
さて今回の選曲をどうするか!
①今、世間で話題となっている曲
②最近ハマっている、昭和時代の曲のRemasteringした曲
③自分がMIXした曲
という事で、今回は③で勝負する事にした。
曲は、1992年だったと思うが、今は無き「新宿厚生年金ホール」で収録した、「松本英彦・ジャイアントステップツアー」の中から、「リンゴ追分」を課題曲とした。
音源は、現場で同時録画したVHSから音声のみを抽出しWAVファイルにデジタイズしたもの。
当日のバンドメンバーが凄い!
SAX : 松本英彦(JAZZ SAX奏者)
Pf : David Matthews(マンハッタンJAZZクインテッド創設者。のちのマンハッタンJAZZオーケスト ラ=片腕が麻痺のピアニスト)
Dr : Steve Gadd (世界的ドラマー)
EB : Anthony Jackson(6弦ベースの名手)
EG : David Spinozza (アメリカJazzGtの人気者)
Synth : 青柳誠(日本のキーボーディスト&SAX奏者)
Perc : 横山達治(日本のパーカッション界の名手)
*ダメ出しの中に「ベースが締まると良い」とあったのですが、6弦ベース自体があのSoundです
個人的には、あのベース音が大好きです。
当時のTV中継なので1発録りです。Mixing Consol は現在でもレコーディングスタジオで使われている名機「Neve社 VR-48Ch仕様」です。全チャン使いました。
ピアノだけでマイク5本使っています。
写真は、当日長野の放送局にいた後輩が見学に来て、メイキングとしてとってもらったHi8のビデオから抜き取ったものです。若い!
モニターSPは、メインにTANNOY を使い、時々NS-10Mで確認!と言った感じ。
後方にJBL4333Aがあったが使わず。TANNOYをオプションで設置。
①途中の1曲で、メインのSAXのモジュールが死んで、本番終了後、PAさんの同録テープをお借りして、後日「加工&差し替え」をした。
②オーディエンスマイクを立てさせてもらえず、ホールの3点吊りを貸してもらい、ガンマイク(MKH416)をステレオペアーマイクにして収音したら結果論大成功だった。
が、セッティング時、この3点吊り回線がL/R逆相だった事を発見。会場側も喜んでくれた。
③収録終了後、このレコーディング・モービルのスタッフが、撤収したTANNOYのユニットにコーヒーをぶちまけて、のちに数十万円の交換費が掛ったとか・・・。
と言う色々あった収録の1曲での勝負でありました。
全車・全員試聴後、投票結果を待ちます。まったりとしたひと時ですが、この時オーディオ談義にも花が咲きます。
のちのカーオーディオマニアも、「じゃがりこ」を頬張りながら結果を待ちます。
でも「じゃがりこ」の食べ過ぎには注意ですよ~。お爺ちゃんみたいになるゾ~~!
さて、Sound Choiceの結果ですが、なんと4位入賞を果たしました。自分で手掛けたSoundを自分の車で披露出来た事、大変名誉に思います。次回はどんな曲で参加しようかなあ~。