レコードを盛んに聴いていた昭和時代に浸りたいが、毎回レコードを「掛けては裏返し、掛け替え」の繰り返しは、現代のデジタル時代に慣れてしまった自分には面倒くさい!
特に車で聴きたい欲求の方が大きい。(基本的にホームではいつでも聴ける状態にある)
そこでデジタイズ作業になる訳だが、これがまた「実時間 + α」が必要な訳で、メインのPCやホーム・オーディオを使い続けるには何かと問題が多い。(私がお邪魔虫と化す?)
そこで、余っている機材で物置部屋の隅っこに「デジタイズ・システム」を組んでみた。
1)DENONのターンテーブル(おじさんの頃はデンオン=デンオン・コロンビアと言いました)
2)東芝Dynabook(知り合いのお婆ちゃんに貸していたPCだが、認知症が進み使えなくなった)
3)Sound Blaster(Phono EQ 付きインターフェース)=一番重要
4)モニター用Mixer (SONY業務用) + Amp (RAMSA Amp) + SP (ONKYOピアノブラック仕上SP)
5)H.P = SONY CD900 & MDR-Z900(音楽Mixではメイン)
一応、モニターは組んでみたものの、近所迷惑な部分もあり、基本的に1曲目だけヘッドフォンで確認し、あとは片面が終わる頃に覗いてみると言った感じ。
片面終わったら、WAV/48K/24bitで録り込みます。録り込んだら、レコードをひっくり返して同じことを繰り返していきます。保存する時のファイル名は適当です。後ほどバウンス(曲の分割)する時に、正しいタイトルを付けていく。
WAVファイルが出来上がったら、その長~いファイルを、DAWソフトを使って曲毎に分割していきます(バウンス)。この時、分岐点の始点(曲頭)と終点(曲終わり)をF.in or F.outを掛けて見栄え?をよくします。
更に、アルバムによっては(殆んどそうですが)、Remastering作業をします。所謂、自分好みの「現代的Sound」に作り変えていきます。(この作業をするアルバムは、分割する前にRemasterは終わらせておきます)
何しろ、デジタイズ作業は実時間を要しますから大変ですが、WAVファイルにした後の作業は、デジタル作業なのでサクサク進みます。
今回のデジタイズは、1970年代中頃~1980年代初頭のアルバムばかりですが、物凄いMixing技術だと感心させられます。
何度も言いましたが、レコーディング技術の変貌期のアルバムなので、非常に興味深いです。
レコードなので、どうしてもスクラッチノイズが入りますが、逆に「レコードらしさ」が出て、意外と気になりません。また、歪んだまま録音されている部分もありますが、当時のDynamics機器なんて、そんなもんです。確かにCDとは違う!音が分厚い!
最終的に、各アルバムの「タイトル」⇒「SIDE A」(A面)「SIDE B」(B面)⇒01~曲数のタイトルで、階層を作って完成です。尚、完成ファイルは、flac/48KHz/24bitで作りました。
あと数枚残っています。と言うのも、別にすべて欲しい訳でもなく、「思い出深いアルバム」や、「確かいい音がしてたなあ」的なアルバムだけデジタイズしています。
Posted at 2022/08/17 18:53:39 | |
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