やっと来たか「秋~~!」、何んて言ってたらチョット小寒い今日この頃。
先日実装した「つねLAN・RCA」Soundが思った以上に気に入ってるので、皆さんにも試していただきたく、デモ品を作ってみた。試しに2種類作っています。(暇つぶしで~す)
1本は、正に①「つねLAN・RCA」で完全オリジナル・シールドケーブル。
もう1本は、②STP/LANケーブルのシールド効果をそのまま生かしたRCAケーブルです。
写真上が、①のケーブル材料です。
まず、本格的な製作に入る前夜に、端末処理をして接着剤で固定するところから始めます。
写真上が、前夜、端末にスペーサーを挿入して芯線を接着剤で固定し終わったケーブルです。
このスペーサーは、「細い単線2本(+ - )だけだと、プラグに固定困難な為、太くしたい」事と、この後の作業で使う、「銅箔テープを巻き付ける」為に使います。マイクケーブルの外被を流用しました。このスペーサーに、事前に芯線を通しておいた「電磁シールド・編組スリーブ」の先端をスペーサーの長さ分、被せます。(電磁シールド材は、CANAREのマイクケーブルL-4E5Cのシールド部分を使用)
シールド材を被せたスペーサーに、今回の目玉「銅箔エンボステープ」を巻き付けて行きます。
このテープ、裏の粘着部分も導電体になっており、シールドとプラグのグランドを一体化できます。LANケーブル製造会社の社長さんによると、3Mの特許だとか。
エンボステープを巻き終わったら、「編組スリーブ」を被せて、ケーブルの保護と絶縁対策をします。
あとは半田付けをするだけ!これが大変!LANケーブルの芯線絶縁体(写真上オレンジ&白)が、非常に熱に弱く、直ぐに解けてしまいます。半田付けの腕の見せ所!
半田付けは、瞬間的に付けるようにしないといけません。
半田付けが終わったら、熱収縮チューブを被せて「絶縁効果」&「プラグとケーブルの一体感」を持たせるようにします。(写真下=別Ver'の写真ですが・・・)
いままでの内容で、疑問はないですか?
そう!「スペーサー/シールド/編組スリーブ/熱収縮チューブ/プラグカバー」等、挿入する順番がかなり重要になります。
正直、5回ほどやり直して(作り直して)やっと効率のいい作り方を学びました(笑)。
完成です。最終的に「電流の方向指標」を貼り付けて全て完成!導通試験もOK!
もう一種類のケーブルは、基本的にLANケーブルそのまま使ったやり方なので、①に比べると簡単に作業出来ます。
1)LANケーブル本来の「アルミ箔・シールド + ドレン線」を使うので、外被を剥いたら、アルミ箔を
裏返す。
2)裏返したアルミ箔と、ドレン線を一体化し、その上に「銅箔エンボステープ」を巻き付ける。(写真2つ上)
* 被覆を剥く時、芯線&アルミ箔には絶対に傷を付けない事!
以上で2種類の「LANケーブルを使ったRCAケーブル」のデモ品が完成しました。
長さは約1mで、それぞれ4本づつ作ってみました。
本来なら、「メインデッキ → Amp 」または、「メインデッキ → Amp → DSPin/DSPout → Amp」
と言う風に、トータルで使うべきだと思いますが、私の場合、最初の「メインデッキ → DSP」の部分は、デッキ背面に配線するには無理がある(ケーブルを曲げられない)ので、DSPのout 8回線のみ変更しています。
2種類作りましたが、特性的には変わらない筈??(判りません!)
RCAプラグの選択は、プロ用のマイクケーブルに合わせたサイズの「トモカ製JS-65」&「CANARE製F-10」を使いました。大変コスパに優れた「丈夫」で「加工し易い」製品です。
今回も手元にあった物ですが、5回作り直してもビクともしません。普通のプラグなら3回くらい「やり直し」すると、ケーブル固定用の爪が折れたり、内部の断熱材が解けたりと、作り直しがきかないのが常です。
試してみたい方がいらっしゃいましたら連絡ください。アングラの時にでも試してみてください。
Posted at 2023/10/08 22:16:41 | |
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