毎年この季節の行われるInter BEE! 昔は「放送機器展」、その後「国際放送機器展」となり、現在ではInter BEEとして定着している。昔の会場は、北の丸公園の科学技術館が多かったのだが、池袋のサンシャインだったり、一度は晴海の国際展示場(今は無い?)だったりしていたが、ここ数十年は幕張メッセに定着したようだ。この業界に入って40年以上欠かさず参加してきたが、年々面白味がなくなってきた。
私の場合「プロオーディオ部門」なので、近年のデジタル化の波に乗り遅れた老舗のメーカーが出品しなくなったことがあげられる。たとえブースを構えていても、一目で景気の判断がついてしまう。レコーディングコンソールの2大メーカーと言われたNeveやSSLなんかは、過去の栄光と言ったところ・・・しかし、両社ともレコーディング業界では未だにメンテしながら現役で大活躍だ。それだけアナログ卓の音の良さに敵うものがないと言ったところでしょうか。
今回気になったのが、HEDD(Heinz Electrodynamic Designs)というドイツのメーカーのスピーカーだ。写真撮るのも忘れるほど素晴らしいSoundだった。
特に重低音が素晴らしく、あの大きさから、こんな低音が出るの?というくらい物凄い伸びにある重低音が再生されるのだ。写真の試聴環境でですよ・・・・・。
私が特に気に入ったのはSeries ONE Type07という機種。本当に素晴らしい!
機会があったら聴いてみると良い。
他は相も変わらずと言ったところ。
兎に角専門学校生らしき客が多く、聴きたいもの・見たいものが効率よく回れなかった事がちょっと残念でした。
Posted at 2016/11/17 21:06:07 | |
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放送業界 | 日記