昨日は寒空と強風の中、記念すべき「第60回アングラ」でした。例年ならば、今年最後のSound Choiceのはずでしたが、コロナ禍の中、ゆったりのんびり「駄弁り会、イジリー会、気ままな試聴会」となった。久し振りの参加のCPSSさん、初参加のなかむらさん。今後とも宜しくお願いします。 で、私は「スコーカー」の改修作業をやりました。
BIWITHインストール後のチューニングで気付いたのだが、650Hz付近でスコーカー(Audison Voce AV3.0)が異様な悲鳴を上げている。(かなり音量を上げた状態での症状なので今まで気づかなかった)当初、アンプ?ユニット?等色々考えられたが、一つずつチェックしていったら、どうもユニットを取り付けている「スラント・バッフル」の奥行きが、マグネットサイズ、ギリギリだった事から、背面のアルミ板と干渉し、ある周波数帯でビビっていると考えられた。そこで、事前に奥行き(深さ)を稼ぐためのスペーサーを9mm厚の合板で製作し、それをスラント・バッフルに貼り付けて奥行きを稼ぐ作業をやる事にした。ついでに「色あせて来たスラント・バッフルを覆っているサランネットの交換」もやる事にした。
先ずはユニットを外し、スラント・バッフルも内張りから取り外す作業から開始。これが、昼食後の12時半頃からの開始だったが、正直10時頃から始めたかったのだが・・・。
ところがユニットを外してみると、干渉でのビビりではないことが判明。では何が・・・・
ユニットを隅々検証してみたら、「なんじゃこりゃ~~!」
ユニットの「ボイスコイルから端子盤までのリード線(網線)が、コーン紙に接触している!」。
それが左右のユニット4本共。明らかに製造ミス。と言うか設計ミス。つまりリード線が数mm長い!
日本のメーカーではまず考えられない。メーカーの品質管理体制を疑う!このメーカーの製品は二度と買う事はないと思う。
エンタク君も同じユニットを使っていて、先日職場で会った時、何かおっしゃっていたような・・・。
ユニットを見てみた方が良いよ~~!
この問題点を解決すべく、「端子盤の部分を持ち上げて(折り曲げて)リード線をコーン紙から離した」。 いざ音出し!全く問題なし。 という事で、ビリ付きは解決。
次に、お化粧用のサランネットの張替え。これが思った以上に大変な作業に。
強風でサランネットがフワフワして上手く貼り付けられない!強風で車内が砂ぼこりで真っ白に・・・。時間が足りず、辺りが薄暗くなってくる。そして寒い!
結果!サランネットは2度三度と張り直し、材料も底をついてくる。オマケに接着剤までなくなってきた。「こりゃ~今日中には終わらん!」という事で、取り合えず「鳴らせるまでの作業」をし、後日全てやり直す事とする。
そして今日、まずはサランネットの発注をし、スラント・バッフルの失敗作をはぎ取り、最初からやり直す事にした。
明るいところでみたら・・・
①ユニット取付け部分(事前に製作したスペーサー部分)の内径が大きすぎて、ユニットの取り付けネジが、4本中1本で止まってるだけだった。そこで、改めてスペーサーを作り直す事に。(上写真圧着している部分=後でサンドペーパーで綺麗にします)
②内張りの裏側から3mmのアルミ板を当てがって固定していたのだが、助手席側は背圧を逃がす工夫(アルミ板に穴を開けている)を施しているが、運転席側は密閉型にしてある。今となってはなぜこうしたのか忘れたが、助手席のほうが、抜けが良く響きも適度にあり、すこぶる良いのだ。そこで今後薄い合板でL / R 共、開放型で固定する事にする。(上写真中央の板2枚)
③「内張りを挟み込む」固定方法にも問題があった。バッフル側に「鬼目ナット」を埋め込んで、5mmのビスで止めていたのだが、MDFだと鬼目ナットが効きません!そこで、スラント・バッフルを貫通させて固定する事にする。
以前、500Hz付近で、左右の音色が違っていて「運転席側のドアポケットに砂袋」を入れて、音色のバランスを取っていたのだが、もしかしたらこの手法で解決できるかもしれない。乞うご期待を!
Posted at 2020/12/20 16:32:05 | |
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