以前からズ~っと欲しかったスペアナ。
曲がりなりにもHELIXのDSPを使ってるんならMTK-1を導入してみよう!
という事で、3週間前アキバのイン〇〇スにて購入。予想通り在庫は無かったが、翌々日には送って来た。早速中身を確認しPCに繋いでみる。「ウン!?生きないぞ!」。「あ!PHが入ってないや」(マイクの駆動電源)。それからが大問題。
①マイク・プリに付いている「ファンタム電源スイッチ」をピョコンと押したら、そのまま中に落ちてしまった。(固定されてなかったみたいです)
②次に、マイクとプリアンプを繋ぐマイク・ケーブル(俗称キャノン・マイクケーブル)が、プリアンプ側のロックが効かない。これだったら抜けちゃう?XLRコネクターを使う意味がない!
③このMTK-1とPC-TOOL Ver'4.××を組み合わせると、自動でTAを合わせられるというのも購入を決めた理由なのだが、なんと取説の何処を見ても載っていません。
④後ほど写真で紹介しますが、スペアナ表示が、「棒グラフ表示」が出来ません。
取り合えず、以上の事をm's LineにTELして問い合わせてみようと何度掛けても誰も出ません!みんなリモートなのかな? 一応写真付きでメールも出しておく。
取説の最後のところに、「問い合わせは全て販売店を通して・・・」と言う但書がありました。
そこで、商品を持って、は~るばるアキバまで出向いて、細か~く説明して修理依頼!
③番に関して、イン〇〇ス経由で、別の取説が送られてきた。どう言う訳かコメントも一切なし。という事は取説を入れ忘れてたって事?
メールを出して1週間ほどしたら返答があり
②のコネクターロックは、ロックがかからない仕様だという事。毎日このコネクターのお世話になって いる身としては、何とも情けない返答。
④に関して、「棒グラフ表示」は出来ません!の一言。じゃ~HPのあの写真は?
一応修理に出して1週間後、治ってきたが「修理伝票」の一枚もなく、どこをどう直したのかもわからず。 なんやかんやあって、取り合えず測定してみる事に。
手持ちのマイクホルダー(フレキションホルダー=防振ホルダー)と、スタンドクリップを応用して、ヘッドレストの固定棒?に固定します。(取説には運転席に座って右耳から左耳にゆっくり移動させて測定)とあるが、それをやってたらPCの操作が出来ません。それも問い合わせたら、「本国指定の測定方法」だという事で、なすすべもない。
最初メーカーのReference波形を出す。
薄~いグレーの部分が、推薦波形です。(これが薄すぎて殆ど見えません)
いよいよ、ピンクノイズを再生・収音して計測してみます。
白い階段状の波形が自車の波形です。(赤い波形は、測定を終了してマイクをほっぽってある時の音を拾っている?)下段の数字は「周波数」とその下が「推薦波形との差」を表示しています。
この差を「EQ Auto」機能を使って補正してみます。
凄いでしょう!これで曲を聴くと、確かにフラットかも・・・・。しかし全く面白くない音です。
そもそも、先ほどの「階段状波形表示」が棒グラフになると思って導入したのですが・・・・・
HPにもこのような写真が・・・。ケースにも同じ写真シールが貼ってあります。これを誇大広告って言うのかな?色々調べてみると、この表示はVer'3××までは出来てたみたいです。何故やめたのか?その辺の説明も欲しいところです。
しかしこの代理店!最低ですよね。サポート体制が全くできてない。そもそも「問い合わせを販売店経由」なんて、正規販売された物か区別する為らしいが、あまりにもそっけない!
「表示方法」や「コネクターのロック機能」とか、日本のユーザーの声を本国に上げないのかね~。
ただ売りっぱなし!我々の業界は多くの海外製品を使っているけど、日本の代理店は物凄いサポート体制ですよ。ハード面でもソフト面でも、日本のユーザーの声をその場で本国に上げます。
と言う腹立たしい「HELIX DSP」のRTA測定でしたが、費用対効果を考えると無駄だったと判断。即売り飛ばしました。 代わりと言っては何ですが、自分流でRTA測定機材を組んでみた。
先ずは「測定専用マイク」+「オーディオ・インターフェイス」+「スペクトラムアナライザー・ソフト」の準備です。マイク・スタンドやマイクケーブルは自前で何本か持ってますから大丈夫!
ハード面は、Behrigerと言うメーカーです。ドイツのメーカーですが、我々の間では「みんなのベリンガー」と言われるほどコスパに優れたプロ用音響機器を作っているメーカーです。
このインターフェースのマイク・プリには、MAIDASと言う、PA業界では超有名な音響機器メーカーのチップを使っています。
宅録をやっているミュージシャンに愛用者が多いです。まさにそのシステムの応用です。
この様にセッティングして、車外で取り込みます。(ハッチドアーは閉めますよ~。)
左のタブレットがDSPコントロール用、右がスペアナです。ソフトは、本来PA業界が使っている「Smaat」と言うソフトは高価すぎて買えませんからフリーソフトで 測定してみました。
先日「クロス」を含めた、大々的なチューニングをした状態で、EQはフラットです。
車用のカーブとしては結構理想的な状態だと思います。(某評論家曰く=Low上がりHigh下がり)
正確な測定はプロに任せるとして、一応現状では「参考になれば」程度で遊びがてらやっています。
何とか、PA屋さんからソフトを・・・・
それにしても、あのMTK-1は何だったんでしょう。1/3の予算で組めました。
それに、なんかこのままのシステムで、DSPのRTA機能が働く感じです。(ちゃんとやった訳ではないが、波形は出ました~)