昨日行われたアングラ「Sound Choice」で、念願の優勝を果たしました~~!。
このみんカラを始めた時とLinkする訳ですが、9年?目かな?
9年目にして、初優勝です。
「ショップ仕様の揺るぎないSoundの車」が沢山居る中で「どうしたら自己主張できるか!」を念頭に、毎回「選曲」に重点を置いて参加してきました。
仕事上もそうですが、今回は得意分野の「演歌」で勝負!です。
以前、アングラに参加した当初、一度だけ演歌で参加した事はあるが、今回はかなり力を入れての参加です。
出来るだけ「ド演歌」で勝負したかったのです。その中で良い「Soundミキシング」を探して、行きついたのが、エンジニア:田村行市氏による、「歌怪獣」こと島津亜矢さんの「望郷じょんがら」です。
詳細は後程・・・・。
今年最後のアングラなので、Sound Choice終了後に忘年会があります。なのでいつもより早めの集合・開始です。偶然環八&関越の渋滞も無く9時半には到着。
10時近くになると次から次へと参加車両が集まってきます。22台?
受付も今回は早いです。いつものように差し入れ(賄賂?)もたくさん届きました。
はじめて、昼食を挟んでの「試聴・審査」です。
毎回の事ながら、皆さんの選曲&Soundは多岐にわたっていて、試聴のし甲斐があります。
夕方になり、最後の試聴が終わったのは16時頃だったでしょうか。
さて、私は演歌「望郷じょんがら」で挑戦!
元々、細川たかしの曲で、色んな方がカバーしています。一番気に入ったSoundが島津亜矢でした。彼女の歌唱力は折り紙付きです。
色んな方の曲(J-POP/JAZZ/洋楽など)をカバーした「Singer」シリーズのアルバムは最高です。殆どが田村氏によるミキシングです。
この方のミキシングは、リヴァーブの使い方、重厚感のあるSoundが、気持ちのいいバランスでミキシングされています。坂本冬美やチェ・ウニなど、演歌界ではかなりの売れっ子(かなりのお歳です)エンジニアと言えると思います。
今回は、自分なりに少し「Remaster」し直して音源を作っています。
*冒頭の三味線はオリジナルのまま。
*Vocalが、彼女の場合「耳をつんざくような帯域=4.7KHz辺り」があり、その部分をパライコでかなり減衰させています。
*オケ全体、特にKickとベースにアタック感と倍音成分を付加した。
しかし、元々のミックスバランスが素晴らしいので、その部分を崩さないようにするのが難しかった。
自分なりに今回の田村氏の「Soundイメージ」を図面化してみました。
単純に試聴するよりは、この図を見ながら試聴すると、楽器の配置&奥行き感が良くわかります。
仕事で「Sound チェック」と言う作業の時、これと同じような事をミキシング・コンソールの「PAN-POT」と言う機能を使って、Sound Imageを作り上げていきます。
皆さんのダメ出しの書き込みを見る限り、私の意図した事を感じて頂き大変嬉しく思います。
いよいよ審査結果発表です。
なんと、参加して初めての優勝で~す!
そして、年末という事で、なんと特別賞「縛ったでしょう」まで頂いちゃいました。
今回は忘年会に参加出来なかったのが残念でなりませんが、今後も「自分Sound」を主張しつつ「楽しいカーオーディオ」を貫きたいと思います。
最後に、いつも言ってる事ですが、音楽はミュージシャンだけで出来上がっている訳ではありません。(最近の打ち込みSound=DTMは、宅録で自分自身で仕上げている方も居ますが・・・=宇多田ヒカルなど)
私がCDを聴く時、特に気にするのは「アレンジャー」と「Engineer」です。この二人の感性&テクニックでSoundの方向性が決まると言っても過言ではありません。
是非、ジャケットの最後の方のスタッフ名を気にして聴いてみて頂きたい。
参考までに、個人的にお薦めするエンジニアは・・・・・
内沼映二(石川さゆり・角松敏生など)/吉田 保(竹内まりや・山下達郎・大瀧詠一・松田聖子など)
田村行市(島津亜矢・チェ・ウニ・坂本冬美ほか)/梅津達男(アン・ルイス・高橋真梨子など)/林憲一(矢沢永吉ほか)/Matt Foeger(松任谷由実・マイケルジャクソンなど)
皆さんかなりの高齢です。Mattさん以外は、日本のレコーディング技術を欧米並みに持ち上げて来た方々で、現在でも活躍なさっている方々ばかりです。音創りで、現在の若者の感性と違う部分を聴いていただきたいです。ミキシング塾を開講したり、後輩の育成にも力を注いでいるようです。殆んどの皆さんフリーランスで、「ミキサーズ・ラボ」(レコーディング・エンジニア集団)にマネージメント契約しているようです。
この方々の名前で検索すると、色んな「ミキシング技術」「ミキシングの裏話」「リヴァーブの重要性」等を語っています。
「ドライなサウンド」が好まれる近年ですが、上記の方々や私のような年代は「ライブなサウンドづくり」の難しさが身に染みているのです。
Posted at 2022/12/18 20:42:16 | |
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