毎年この季節に「幕張メッセ」で開催される、放送技術の祭典「Inter BEE 2023」(国際放送機器展)。
年齢的に、そろそろいいか、と思いつつ、業界の動向も気になる。
一応、年中行事という事で、ドライブを兼ねて行ってみた。
なんと、入場証を家に置き忘れてしまった。
なんとか、会場でスマホからプリントアウトして事無きを得た。
コロナ禍も明けて?、会場の賑やかさも元に戻った感じだが、なんか微妙に例年と違う雰囲気。
そう、業界の技術屋らしき人より、学生っぽい若者が多い気がする。それと、アジア系のインバウンドの団体客。旗を持ったガイド付きです。どういう方達なんだろう。
日本の業界人が、アメリカのNABショーに団体で行く感じなんだろうか。
初めて見る光景でした。やはり、若い人達が、〇〇チューバ―などと流行り立てているからだろうか?色々問題もあるようだが・・・。
展示ブースを見ても、プロ用機材と言うより、民生機?のような・・
写真上は、スマホで撮影するためのグリップと、チョット分かりにくいが、前面に大型バッテリーが装着されているスマホの様子。今のスマホは4K仕様の動画も撮れますからね~。
そう、WEB配信用に特化した機材が多かった事です。
最近のTV番組も、所謂「ADカメラ」と言われる、ADが撮ってきた素材を使った番組が沢山ある。音が明瞭に録れてなくてもお構いなし!昔なら始末書物。ジジイ音声としては腹立たしい!
あのSennheiser社も、カメラの上に装着するマイクを展示。
兎に角その手の展示が物凄く多い。
アナログ世代としては、昔懐かしいビンテージマイク(日本舞台音響家協会)の展示に興味津々。(写真下)RE20(右下のでっかいマイク)なんか、ビンテージの仲間入り?って感じだけど・・・。
まだ現役バリバリでは?右奥のSONY C-55なんかは高級機だぜ~~!
私のReferenceモニター、「NES211」の試聴。(写真下)
車も、ホームも、ヘッドフォーンの選択も、このスピーカーのSoundキャラクターに合わせているつもりです。
日本音響エンジニアリング(音響ルームの工事会社)。
コントロールルームの工事会社では超有名。旧日東紡エンジニアリングです。
偶然、いつも聴いているDONALD FAGENの曲が選曲されていた。
流れていた曲のSoundも、いつものカーオーディオで聴く感じとほぼ一致。ひとまず安心\(^o^)/
初めて知ったマイクケーブルメーカーの聴き比べ。
写真撮るのを忘れるほど、変化に驚き! 写真下は、カタログですが・・・・
我車の「つねLAN-RCAケーブル」に変更した時と似た、「音の違い」に感動!
しかし、ケーブルは硬め。「見た目(布線の綺麗さ)や扱い易さを気にする放送業界向きではない」と言う感想を述べておく。「レコーディング向きかな?音は確実に良いです!」とも。
業界標準のCANARE製 L-4E6と、TPS7182(太い)/7222(細い)の比較でしたが、やはり太い方が音の分離が良かった。
なんと言ってもBob JamsやMarcus Miller等のレコーディングを手掛けているエンジニアのセミナーを聞けたこと。素晴らしかったです。
写真上、左奥のスキンヘッドの方がエンジニアです。
私好みの、超重低音の生かし方なんか、最高に興味深かった。
この「Dolby ATMOS」と言うシステムは、今後いろんなジャンル(カーオーディオの立体再生)に応用できるとの事。PMCのスピーカーとのチューニングもバッチリでした。
未発表の曲を披露してくださったり、素晴らしいSoundに大感動!
他に、レコーディングでは超有名なNeveも現在では・・・・(写真下)
amsに吸収され、昔の面影もありません。
Neve ・ SSLと言えば、今でもレコーディング業界では2大巨頭です。ユーザーは、大切にメンテしながら現役で使っているのです。
あの「標準マイクのDPA」も「ドラムセット用マイク」を展示。(写真下)。
今後、デジタルはますます進むだろうが、敢えてアナログを残しているメーカーもあります。
上がデジタルコンソール。下がアナログ可搬型コンソール。
「もうそろそろいいか!」と言いながら、行ってみると、それなりに情報が得られるので、元気に行けるうちは参加したほうが楽しいですね。
帰路は下道で帰ってみたが、所要時間はそれ程違わなかったのが、ある意味悔しかった。
Posted at 2023/11/15 21:30:55 | |
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