昨夜の悲劇により、帰宅したのは午前3時過ぎ。悲劇により激しく疲労しているはずのところ、3時間ほどしか寝ていないにもかかわらず、悲しい気持ちで目がさえて眠れません・・・自分の不注意によるものではあるんですが・・・
ということで、気持ちの整理の上でも、昨夜の悲劇の全貌(といっても、被害の全貌が明らかになるのは、これからなんですが)を整理してみたいと思います。
昨日は用があって、昼前に米子に向けて出発。
ついでに、実家の屋根付きガレージで寒空の下、マフラー取り付け等の作業をしたのです。後からすれば、これが悲劇の一因となったのかもしれません。
さまざまの不手際により、予想以上に作業に手間取り、米子から鳥取に向けて出発できたのが午後10時前。
作業に長時間を要して、若干集中力を欠いていたのかもしれません。帰宅が予定よりはるかに遅くなることに焦りがあったのかもしれません・・・
そして、新しいマフラーの感触に気が行って、やや回転を上げ気味だったのかもしれません・・・
出発してからおよそ1時間後の午後10時55分頃。悲劇は、国道9号、北条町のあたりで起こりました。
悲劇の直前まで、延々と長い直線を走っていて、走行車線に特に異常もなく、緊張感を欠いていたことは否めません。
その状況の中、凍結防止剤散布車に追いついてしまったんです。
その車の2台後ろをしばらく走っていました。延々と塩を浴び続けます。車体下からも上にもパラパラと塩が当たる音が聞こえます。
正直、この状況に嫌気が差しました。ここで、国道から旧国道へ抜ける道に曲がるための右折レーンが出現します。この状況から抜け出したくて、反射的にそのレーンに向かってしまいます。
直前まで赤だった信号で減速した散布車にかなり接近してしまったので、それがいやでアクセルをややラフに開けたかもしれません。(この前にアクセルオフして40~50km/hくらいだったところからの再加速となります)
・・・と、そのとき、急激にリアが暴れだします。
安定を失ったリアが右に行こうとするので、ハンドルを右に。若干おつりをもらいそうになりますが、今度は左に修正舵を入れて、ほぼ持ち直します。
が、なぜかここでアクセルを再度煽ってしまいます。今思い返しても、なぜそんなことになったのか思い出すことはできません。パニクってたのかもしれません。
これで、再度リアが激しく暴れ、右に大きくスライド。
カウンターを当てるものの、滑走が止まらず、そのまま右前のバンパーを対向車線側の縁石にヒット。
続いて、リアホイールをヒット・・・
結果こんなことになってしまいました。

決してフロントタイヤの写真ではありません。これがリアタイヤです。悲しい現実です。
フロントバンパーも割れてます・・・
あとは暗くてよく分かりませんでしたが、リアのエンジンフードのチリがあってないように見えましたので、ボディまでいってる可能性が高いですね・・・
しばらく呆然としてしまいました。
とりあえず動くことは動くので、安全な場所に移動して、保険屋に電話。レッカーを手配。やり取りに時間を要し、レッカーの手配が完了したのが、12時前。激しい寒さと動揺でしばらく震えが止まりませんでした。
レッカー到着が1時前。この到着までの時間が本当に心細く、「なんでこんなことに」とか、いろいろ考えてしまって、本当に長い時間に感じました。
そして、積載作業も、積車の荷台部分だけの距離すら満足にまっすぐ走ることができないので、体感気温氷点下の吹き付ける寒風の中、小一時間。
ということで、ディーラー近くまで運んでもらい、帰宅したのが3時頃ですね。
心身ともに本当に疲れました。
待っている時間とかに現場の状況とか確認してみたりもしたんですが、濡れていた部分はつるんつるんでした。風がものすごくきつかったこともあって、凍結していたところには立っているのも困難な状況でした。
交通量の多い本線は乾いていたので問題なかっただけなんですね。走っていて何も異常がないので、油断してましたが、交通量の少ない、右折レーンは路面が濡れていて、それがカチコチになってたようです。
しかも、後で気付きましたが、その部分は地味に橋でした。
不運が重なったのかなとも思いますが、道路の温度表示が0℃や1℃を表示していて、目の前を凍結防止剤散布車が走っているにもかかわらず、路面凍結に想像が至らない状況だったことを考えると、本当に自分が情けなくなります。
ちなみに、レッカーを待つ間、ずっとアイドリングして暖房をきかせていたんですが、そのときのコンディションが、これ。

水温70℃、油温60℃まで下がってます。ありえないような低温です。ずっとアイドリング補正かかってました。
凍るはずですよね。
こんな状態なのにもかかわらず、本当に不注意でした。凍結について、漠然とは認識していたんですが、それに対応した運転を行う集中力を欠いていたんですね。
自分の不注意で、MR-Sがこんなことに。本当に情けなくなります。自分に怒りを覚えます。本当に人を巻き込まなくて良かったと思います。
免許取得以来、保険を使うのは初めてですので、余計にダメージが大きいのかもしれませんが。
MR-Sの診断結果がそれほど悪くないことを祈るしかありません。