基本放置なみんカラブログだが
時々は転記。
今回はfacebook から。
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https://citrus-net.jp/article/19434
【小物王のつぶやき】インターネットと意外な共通点? カセットテープはしぶとくも生き延びる
の記事に於いて。
自説への自己陶酔が過ぎるのでは?(嗤)
前半でディジタルメディアの拡がりを賛美しておきながら?
シーケンシャルでポケットに入る云々なら
何故DATじゃダメだったのかね?
そういうのって手段そのものの静的(或いは瞬間的)仕様が
どうだったかではなく、時間的に前後で重なる類似手段との
コンテキストディペンデントな部分は大きいしね。
> なるべく時間ピッタリになるように曲を選び、
> 曲順を考え、
> A面B面という二つの領域を、
> 自分なりに構造化して、
> 自分のため、
> それを聴かせたい誰かのためにテープを作る。
> さらには、インデックスを自作し、
> ジャケットだって作って、
> パッケージングする。
「時間ピッタリ」に於いて
60分テープや90分テープが74分盤か80分盤になる差はあれど
全部CD-RもしくはCD-RWで同じことが出来るし、
実際、わたしはCD-RWを
時々内容刷新しながら車載用音源に用いている。
編集作業がエアチェックやWカセットのダビングから
リッピング、ネット音源(当然ダウンロード販売曲なども含む)と
Windows Media Player などの板焼きソフトに変わるが
この記事は手段の違いに依る慣れや楽しみ方の詳細ではなく
目的が編集作業の存在自体に当てられているので
PCベースであってもそれは作成者の目的意識の問題になる。
目的意識さえあれば手段の差を発想や工夫で埋めるのがまた
その楽しみ方であるはずだしね。
無論、わたしは人に渡さない目的なので
ジャケットづくりとかまでいちいちすることはないが、
問題なくできることだし、
そもそもメディア本体そのものには関係がない。
ここでCD-R/RWに当たらないのは
「A面B面」の項目だけである。
大衆に迎合する安心感の中でちょっとだけ差異を設けたい
昨今の時流に、クラシックものを担ぎ出す
ファッション手段の一貫でカセットテープが脚光を浴びた、
というだけの話で、若年の売れない車の中で
20代にやたらと旧車が流行っていたりするのも
同じトレンドだろうな。
それが悪いわけでもないし、
カセットテープと
スマホやソリッドオーディオを音源とする手段には
確かに大きな違いがあり、
カセットの制約を味わうこともまた是だが、
この記事は変に流行を利用し記事書きノルマを達成するだけでなく
無用に思い込みを刷り込んで煽る悪影響までが期待される。
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以下、みんカラ転載時の追記だが、
> カセットテープはしぶとくも生き延びる。
という結果は、前時代のユーザが貯めた過去ソフト資産の蓄積を
どうにか再生可能状態におきたい、
或いは、そのリテラシで時代が止まった人に対する
細々としたハードの提供を続けてくれた
採算ばかりに傾倒しないメーカーの善意のためであって、
何もカセットテープそのものの持つ能力ではない。
しかもそういう善意のメーカーは逆に世間から事業の非効率とかで
経済雑誌や番組やボロ叩かれて悪者扱いになっているのが
現実だしね。
ソニーなんかは今でこそなんだかんだ叩かれているが
頑張ってハード提供し続けてくれた善意のメーカーだったよね。
東芝だって、事業を切れない経営意思の弱さと捉えるか
でも、現実的には10年単位の息の長い製品寿命である家電など
切り離し対象になった事業を愛でてくれたユーザを
見離せなかったと解釈すべきかは安易に分離できないのでは?
この流行の直前では
生テープを買える店はかなり限られていたし、
それはここ大阪や東京などの都市部だからこそ「限られて」で済んだが、
地方山間部で20年や30年前と同じように
入手できたか?という疑問を返す。
なんなん?この脚色にまみれた記事は?って感じざるを得ないわけだ。
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徒然 | 日記
Posted at
2017/03/13 19:07:49