古いマナーの使い方をしていない? 現代版テーブルナプキンの使い方
ソムリエ/ トータル飲料コンサルタント 友田晶子
> 「きれいに折りたたむと食事がおいしくなかった印なので、
> ぐしゃっとさせて置く」などといわれるが、
> これも一昔前のお話。
何を知ったかかぶりでステレオタイプしとるんだ?
コイツは?
その世界で活躍しているのかも知れんが
流石に全ての例を網羅しているわけじゃないんじゃないの?
よくもそう安直に「一昔前」と断定してしまえるなあ(嗤)。
もしかして神気取りか?
※ほんとうに神だったらどうしよう?(笑)
例えば観光客が行く範囲でも
英仏の中途半端にカッコを気にするクラスの場辺りだと
今でも変に畳んで戻すとまあまあ嫌な顔、
っていうかちょっと見下したような顔されたりするぞ?
特に東洋人がやると「やっぱり…」的な意識はまだあるし、
本当の上級ではないが庶民が背伸びして気取れるくらいの
中級のテーブルではなあ。
フロアスタッフが中級だと顔に出てくるよね~(笑)
英国は現実にまだ公式階層社会だから、
仮にもタイトル持ち(タイトル持ち「家系」を含む)と
同席したら「一昔前」に準じておくのが無難だし。
「それ、古風だなあ(笑)」ってのは笑い話にこそなれど、
悪影響はない。
英国はドとかデとかディとかデルとかツとかフォンとか
ファン(ヴァン)とかフェルとかその他の冠詞複合化も含め
わかりやすい前置がファミリー名の前にないし、
古風準拠が無難だと思うなあ。
寧ろ、日本でナイフ・フォークの持ち替えは
あまり話題にされないが、
現地人はまあまあ平気で持ち替えるなあ(笑)。
これも英国タイトル持ちのテーブルではやらんほうがいいが、
庶民レベルだと
普通にナイフを置いてからフォークを右手に持ち替えて
食べてるわ。
※切る時は流石に右手にナイフ、左手にフォークである。
但し、わたしがこれまで同席してきた面々全般で、
すくい方は日本人のように迎えすくいではなく送りすくい。
口に入れるのも日本人はややも横から入れるが
先端を自分に向けて口に入れるのはほぼ徹底されている。
フォークの背を使って乗せるのは英国格式級にほぼ限定。
※逆に言うとタイトル持ちテーブルではデフォで背乗せが無難。
あと、現地ではまずやらん方がいいのは、
手をテーブルの下に下げること。
膝に手を置くのは見られてるよ~。内心「下品~」と思われてるわ。
手は常にテーブルの上に。
同様の場向けでは女性の履物ぶらも。
サンダル、ミュール、パンプス、フラット、ヒール、オープンなど
足首固定機能のない靴のつま先がけでぶらぶらはマジでやめろって。
昨今では皆が知るところでもなくなったかも知れんが、
知ってる人にはそりゃ娼婦の一夜の誘いだから。
-*-
以前、多分アメリカ人だったと思うが
日本に会議で来て夕食を和風の飲み屋で摂った際に
飲み屋メニューにある「スパゲッティ」を頼んで
その更にとりわけ箸がついてきたのを見て
「パスタに箸(嗤)」
的な反応をしたから、
そやつに
「じゃあ、
君らが明日の昼に社食で味噌汁をスプーンで食ってたら、
それは日本人が嗤いたおせばいいんだな?」
って聞き返せば、「ごめん…」と。
この場合に重視すべき背景条件は
その料理の出自文化やそのマナーなんぞではなく
「気軽に慣熟した方法をとれる場」なのである。
そういうことで、特に日本人のこの手の有識者気取りは
背景条件をきちんと明確に示さずに
やたらと一般化したような知識ひけらかしをやるんだよ。
フォーカスすべきクラスタを定義する背景条件が変われば
そのセントロイドの位置も大幅に変わるのは当たり前で、
欧州文化ベースであっても実はまあまあ千差万別なのである。
何をベースにそれを語っているのかを明確にする点に
もっと留意すべきだ。
Posted at 2019/05/24 23:15:54 | |
トラックバック(0) |
徒然 | 日記