• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

わ!のブログ一覧

2018年08月23日 イイね!

共感

予定外だったド平日のトヨタ産業技術記念館は
初めての入館で目新しいものが見られたら
やはりそれなりには面白いものであった。

前半の織機関係はさておき、自動車関連ネタ的には
後半の自動車館の部分でひとつ。
でもこのネタはあんまり自動車そのものには関係ないか(笑)。


「代表車種のプロムナード」と銘打たれた1F中央付近には
AA型からプリウスⅣ/ミライまで
長久手のような大量ではないが嘗てのトヨタ製自動車完成品が並んでいる。

うちの1台。
初代セリカ(通称「ダルマセリカ」ってやつね)前期型の展示を見ていると

超絶美人とかではないが決して平均域どまりでもない
「かわいい」寄りの係員のおねーさんがすすっと寄ってきて
腰に下げたポーチサイズの簡易拡声器にインカムの声を送り

「ドアを開けて内側もご覧いただけますので」

と。

一瞬、柵の内側に入れてくれるのか?と思ったが、
すぐに柵の一部を持ち上げておねーさんだけが立ち入ると
すぐさま柵を閉じられたので

「まあ、そらそうだわな(笑)」

と、ちょっとぬか喜びだったが。

で、何の説明かというと、
発売当時、内外装の色のバリエーションが豊富で
組み合わせを自由に指定して購入できたことをアピールすることであった。
当時のカタログの縮小コピーを携えて
ああ、なるほどね。
エンジンやトランスミッションの機構的な組み合わせもあるが、
ここでは寧ろ見た目の豊富さに言及し
ボディ色が比較的鮮やか系の6色にシート色も3色からの
選択肢があったことに言及するためにドアを開けて内側を見せてくれたワケ。

※エンジンなどの選択肢から、シートタイプが選べたのかと思ったら、
 シートタイプは1種類だけだって。正直「なーんだ」って思った(苦笑)。
 だから、機構バリエーションの話よりはカラーバリエーションの方が
 ここでの説明上は要点だったのだという解釈に至る。



おねーさんは特にこちらから呼びつけたわけではないが
自ら説明を加えようとしてくれたわけで、
基本的には「大変仕事熱心だった」と評価する。

相手が悪かったという不幸もあるとは思う。
この日の同行者と同車種が容易に実際に路上に見られた頃を知る者が
あれやこれやと話し始めると、
おねーさんの立ち振舞/表情が正直「困った」状態になっていった。
機嫌が悪い方向の困りではなく、対処が分からない戸惑い系ね。

シート形状の話も、
質問の意図を最初に汲んで答えたのは同行者だったし、
こうも安易に説明の境界線が露呈するようでは
マニュアルで決められた以上の知識は持ち合わせていない様相が
ありありと伝わってしまった。

おねーさんはその後、
初期型の給油口がリアパネル中央に隠されていることも特徴として加えていたが
その辺は「あー、そーなんだー、すごいねー」で余計な膨らませは忌避。
(申し訳ないが、そこでそれ以上に余計な話を生むのは無駄ってこと)

ただ、最後におねーさんに

「あなたはこういう車は欲しいと思う?」

と訊いてみたら、

「…カッコいいとは思います…」

と、定番っちゃ定番の予期された通りの回答でお茶を濁していた。
まあ、個人的には特に欲しいとも思えないんだろう。
イマドキそれが普通だよね。



いやね、ただね、
実は階上部分のエンジン単体の説明ブースで
別の家族連れに説明を加えていたおねーさんが
やたらと熱心にガキンチョに理解させようとしていたのを
「ダンボの耳(死語(笑)?)で横から聞いていたんだよね。

例えばトヨタもロータリーエンジンの試作を行っていたことに関して、
実際の製品に搭載するには至らなかったという話を
製造業やビジネスを知る由もないガキが理解できそうな言葉を選んで
「ほほう」とは思うような口上で。
だから、さすがはトヨタ関連でここの従業員は

「ああ、褒められる『仕事』してるなあ」

と一瞬は思っていたんだ。
本質的にはこっちの姿勢であるべきよね。

セリカブース担当をそのおねーさんと比べてやるのは
折角声掛けしてくれたのにかわいそうなことかも知れないが、
一応博物館形態の施設で臨時でない説明に立つには
もっと正統派の博物館の学芸員とまではいかなくても
(てことは、トヨタ産業技術記念館は博物館体裁のまがいもの?(嗤))
担当範囲の周辺知識とか、
業務実施マニュアルにまさに書かれていることだけの情報以外のことを
知っておこうとは思えないんだろうかな?
興味を持たないんだろうかな?
と思ったわけ。

ましてや、口にしている「長所」を自らそれが実際に「魅力」であると
認めることが出来ているわけでもなく。

実際、理解を深めていればこそ階上のおねーさんは
自身でガキにわかる言葉に変換して
説明業務を実行をしようと試みることができたのではないかと思うし、
あんな設備への来場者は当然、
わたし以上の真のヲタや古くは「エンスー」とか呼ばれるような
展示なんて見る必要もなく無駄に詳しいヤツラなんて山程来館するだろう。
そういう人たちに、展示内容や展示物にちゃんと「共感」して貰おうと思えば
アンチョコにあるカラーバリエーションの説明を
ドアを開けて内部を遠巻きに見せながら加える範囲だけ押さえていたところで
どだい無理だと思うんだよね。



まあ、ジョブセグメントをきちっと切って
指示された作業以外のことは給与料金外とするのもまた
特に昨今では理に適った「仕事」の在り様とされるべきことなので
苦言を呈するつもりでは全く無いのだが、
これまた、その場が何を提供しているのかを本質的に捉えるならば
その本質とはややもずれていると言わざるを得ないよなあ、と。

※ある程度話が弾んだ際の、派生した話題についても
 少なくともその展示物に直結するネタについては
 応じられる準備ができているのが、
 ああいった場では求められて然るべきだよなあ、と。

それがトヨタ産業技術記念館の運営上の施策ミス、考慮不足とすべきか、
従業員の個人の能力レベルの低迷とすべきか、
そういう意味でもどこに「共感」できるものなのかも、謎ねえ。。。
Posted at 2018/08/23 16:58:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記

プロフィール

「新型(BF1)プレリュード http://cvw.jp/b/2455419/48643317/
何シテル?   09/07 19:46
わ!です。よろしくお願いします。 奔流には流されないようにしていたいですね。 Hello, enjoy yourself.
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/8 >>

    12 34
5678910 11
1213 14 1516 1718
19 202122 232425
262728293031 

愛車一覧

ホンダ S600 ホンダ S600
Don't equate S600 with S660 which is just a ...
スズキ アルト スズキ アルト
Light is in the right at vehicle designing. ...
ヤマハ YZF-R15 ヤマハ YZF-R15
To be edited
ホンダ ライフ ホンダ ライフ
This Honda Life since 1972 was designed in a ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation