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2016年09月29日 イイね!

いくらの付加価値を計上できるか?

ここんとこあっちで車関連記事が連続しているから
コピペ掲載も多くなって(笑)。

でも、内容はいつもの調子なので(苦笑)。
長いし、あまりウケのいいネタじゃなから~

---
「自車保有は長距離移動に便利」

みたいなことを言うと、
ちゃんと計算したのか?みたいな反論があってなあ。


更に、今週初頭に
前のsmartから3年長期ものだったアルトの任意保険を継続しようと
某メーカー系自動車ディーラーに出向いて、
見積もりをみて驚き。

去年は車両保険なしで約2万円の支払額だったものが
今年は枠組みの変更などに対応してほぼ前年同条件に近づけ揃えた額で
約25000円に。

え?何?一気に25%もアップするの?マジか?
事故条件とか年齢条件とかの割引条件も一緒、
等級はmaxのままなので割引の進行もないが減退もなくて、でも25%アップ。

アルトもネット保険にすることも考えたが、
例の衆議院議員嫁に跳ね飛ばされた事故の対応から
弁護士費用特約などの車輌に限定されない特約を非ネット系にしておく意味が
あることを思い知った後では、これだけはネットには移行できないなあ、と。

まあ、比較している年額は厳密には計算条件が3年前のものなので、
単年契約同士では去年から25%ものアップにはなっておらず
徐々に上がっていただけなのかもしれないが、
それにしても3年で25%ものインフレ。

んー、物価上昇誘導は自動車損害賠償保険系には
ちゃんと機能しているのね(苦笑)。そんなところだけは要らんのに。。。

これで若年層の車離れをウンウンとか言うのは
都合のいい話だよねえ。
任意保険だけで、冗談じゃない負担になる。
てか、「じゃあ任保は要らんわ」で乗って、
事故ってから揉めるような事例が増えて当たり前。

原因はこまれた自民党安倍と黒田日銀総裁の低金利政策にもあり。
保険会社の営業外収支として得ていた保険金の運用益が
利回り低下で激減したために、結局掛け金自体から経費を払う割合が増え、
同時に昇給圧力なんぞがあれば、固定費削減による利益率改善もならず。
経費一緒で経常利益を保つには、営業利益そのものを上げましょう、
マスの取り合いは激しくて契約者の大幅増なんて見込めるわけもないから、
じゃあ、掛け金自体の値上げしましょうね、となるんだろうな。

支払い保険金の金額増もあろうし。
でも、メーカーは自動ブレーキとかで事故が減るんだなんて
平気な顔で言ってるわけだから
保険金支払いの母数は減っていなければいかんわけで、
その辺の実状はどうなんだろうかね?


あ、保険屋の事業考察ではない。

車はとかく金食い虫なだけで
こんなのをわざわざ持ちたがる若年層が減って当たり前、という
ネタで書くつもりだったんだ(笑)。


まあ、その通り。
自車の保有に何のコストメリットがあるかなんてちゃんと計算していないし、
実際はやっぱり殆どの車種においてはコスト増にしかならないとも
思っていたのだが、どれ程というのを把握していたわけではない。
いい加減な主観だけでものを言うのも確かに無粋ではある。

わたしのアルトでやっとコスト的には見合うかな?とか思って
これを機会に簡単に試算してみたが、
「とんとん」くらいだなんて思っていたのは、
それはとんでもなかったね(苦笑)。

※まあ、そもそもこのアルト1台だけじゃなくて
 明らかに「娯楽コスト」でしかない車両を保有しているので
 少なくともわたしに於いては
 最初からコストの観点からだけ評価しているわけじゃないのだが。
 ただ、逆にノーテンキな浪費許容家なわけでもなく、
 レンジ感覚はキチンと持っているとは思っている。


まず、アルトの新車購入時の総支払額が97万円。

安い、、、のかな?
前のSMARTが15年乗って、購入時の価格が
トゥインゴの買取額を引いて約190万円。
それからすれば半額だが、
わたしは根がケチなんだろう、97万円の価格ですら

「安い」

という感覚にはなれない。

同じく15年乗ってガタガタで下取られるとしよう。

3年目の初回車検のみ重量税免除、
以降、5,7,9,11,13年目の車検は課税、
13年目の検査では重課税になるのかな?

まあ、重課税額は分からないのでそこは無視して、
ディーラーに出し、自賠掛け金のインフレなし、
運良く重篤な故障箇所なしの仮定で

自賠責約27000円
証紙類約2000円
24ヶ月点検整備25000円
代行手数料10000円
軽減重量税5000円

として、3年のみ64000円、以降5回は69000円で
総額40万9000円。

これ以外の整備費用として
エンジンオイルとオイルフィルター、タイヤは
最低限挙げておく。

エンジンオイルは年2回、約4000~5000kmで交換。
オイルフィルターはエンジンオイル2回に1回と仮定。

実払いベースで、
オイル2回で5000円、フィルターが1800円(工賃込み)なので
6800×15年で10万2000円。

年間走行はわたしの走行実績で年平均約8700km。
15年で130000kmだが、タイヤが約50000km持てば2回交換。
1本約4000円+バランス500円の国産エコタイヤ4本を2回で36000円。

その他ギアオイルなどもあるが、ここでは無視。

任意保険が上述したように、年額25000円でこれもインフレなしとすると。
最初の1年が20000円だったこともあえて車有利な方向で加えて
総額37万円。

自動車税が7200円登録なので、13年まで7200円、あと2年分は12900円で
11万9400円だが、百円単位までは面倒だし誤差範囲なので12万円で(笑)。

駐車場代が大阪府郊外の青天砂利面でも安めだと思うのだが
月7000円でなんと15年で126万円。
東京都特別区内の月2万とか3万なんてザラな場合は、、、ねえ(苦笑)。

最後に燃料費だが、
上記条件で年走行8700kmをアルトの燃費を
現在の平均燃費計が示す24.5km/lとして
更に1リッターレギュラーガソリンが120円でこの先もほぼ安定するという
あくまでも「仮定」で計算すれば、639184円。同、丸めて64万円。

全部加算すると、総額3907千円。
最終的に15年モノのアルトに2,3万円の下取りもつくだろうし、
逆に上で一旦無視した他の油脂類を考慮して
15年の総額を390万円とする。年間だと26万円だな。


さて、公共交通機関だと、
車輌、車検、油脂、タイヤ、任保、自動車税、駐車場代が
全て不要。
純然たる移動コストの燃料代が運賃と比較してどうか、にかかる。

実例で、先日の御殿場往復を挙げる。
名古屋まで近鉄+JR東海の普通列車のみの最節約行程で
片道約7000円。
420kmを上記燃費と単価で2057円。

高速道路を使わないで移動コストをガス代だけにすれば、
公共交通の約0.3倍。

例えば福井まで近鉄+JR西日本で約4000円。
約250kmだが、計算し易く245kmとして10リッターで1200円。
これまた公共交通の0.3倍。

中距離以上の移動で対鉄道だとこの辺りが平均的なものだろう。

また、うちから大阪市内の近郊移動で、大体運賃600円程度。
距離的に30km辺りが平均的なので、ガス代なら147円。
近郊区間の運賃は距離単価が安めだが、
乗り換え初乗りの回数があったりするのもあろうな、
自家用車比率が0.25倍程度まで落ちる。

ただ、近郊区間で都心向けて移動する場合には、
自動車は置き場が必要になる。
郊外移動の場合は、
行き先には備え付けの無料提供の駐車場があるケースもあるので無視したが、
都心部では備え付けでも有料である場合がほぼ全て。
安いところを見つけても大阪市内だと30分300円、
細切れだと10分100円ってところか。
往復で費用を分離して、片道に50円加算すれば
結局、0.3倍程度に戻る。

なので、単純にガス代を0.3で割った金額を
公共交通で全てを賄った場合だとすれば、
15年間の総額で213万円。


213万円対390万円。

差額、15年で177万円。年間で約12万円差。
月1万円の負担増が自家用車を所有することに係るコスト。

、、、なのだが、
飽くまでもアルトの車輌金額、アルトの燃費で軽四輪を
大阪府近郊地域くらいの置き場や運賃コストという
かなりの好条件で、のこと。

それでも毎月1万円の出費増。

数年前の某銀行の調査で、
サラリーマンの平均月額小遣いが約4万円。
年齢傾斜があると思うので、
平均的若年の可処分の薄さは推してはかるべし。
1万円ってのは単一目的で可処分総額の何十%をも占めるってこと。

そりゃ、車に費やすだけの魅力があるんかい?ってことね(笑)。

結局だから、新車にしても旧車にしても
本質的な「走る機械」というよりも自己演出のツールとして
外見ファッション性にばかり価値を見出す方向に走らざるを得ないわけだよ。

※裏付けは端折るが、最近の若年の消費動機の上位に
 「承認欲求」というのが急激に増大しているということなどを想起して。

それが自家用車を所有するコストの実態だということだ。

計算してみて、
正直1万円は付加価値として支払い許容できる上限の方に近い数値だと思う。
含み資産価値がむしろ上がってゆく方向の歴史的資産には程遠いし、
運転自体から得られる享楽的価値が前車SMARTくらいあったとしても
S600じゃなくアルトのような用途向けの車に於いて
初期コストで200万円を超えてくる(月割で+6000円以上)ようなのは
今のわたしのコスト感覚にとっては愚であるなあというのが
結果的に具体的金額に落とし込んだレンジ感であった。


条件的に、単身移動の場合なので、
これが夫婦などで全ての行動を共にするという場合は
原則としてはやや逆転して9%程の出費抑制になる。

しかし、現実的には夫婦が全く同じ行動にはならないので、
2人の場合で自家用車が「得」に転じることは稀だろうが、
更に子供が出来たら、祖父母が居たら、など、
「得」側に傾ける可能性もまあまああるだろう。

但し、アルトの車体を24.5km/lの燃費で
最低出費を維持して15年乗った場合ね(笑)。

これと同等以上の燃費を出せている車がどれだけあるのかな?(笑)


自分の中で「この車が必要なんだ」と自己暗示にかかっているような状況で
公正な価値評価は出来ないから、
結局、後日、というか、極端な話、車に「乗れなくなった」ような
将来の環境下でその1万円が妥当な追加コストなのかが
やっと判断できるようになるのかもしれない。

また、その状況でも車で行った先の思い出などによるバイアスがかかって
過剰に自家用車ありに有利な評価を下す可能性がある。

実際はわたしのように普通列車で御殿場までってのは少なかろうて、
名古屋から静岡や三島まで新幹線だろう。
近鉄部分も八木から名古屋まで特急だろうな。
だとすると7000円が12500円程度になる。

しかし、一方で御殿場まで下道のみってのもまた希少で、
普通は高速使いまくりだろう。
この場合、西名阪、近畿道経由で東名御殿場まで
深夜割も入れても軽四約5600円。燃料費計で7700円。
この場合、自家用車比率は0.6倍程度まで悪化するので、
もっと所有コストは上がる。

こういうことをもっと具体的に明らかにした上で、
車輌を販売する側、保険などの付帯物を販売する側も
なぜその費用があればどういいことがあるのかを
真摯な姿勢でアピールしてゆくような努力を行わないと、
コスト神話にしてもコスト脅迫にしても
正しく受け止められた上で納得して払ってくれる消費者を増やしたり
少なくとも確保してゆくことが出来ないのではないか?なんて
ちょっと考えてしまったわけだ。

でないと、結局車のマーケットに寄与してくれる消費者は
本当のところは平気でバンバン車を買い替えてみたり
何百万円、何千万円の車を買ったり、
高いそのコストをバンバン払ってくれるだけ
裕福な「特殊な立場」の人間である部分の条件がより
厳しくなっていってしまうのだろう。

各社とも「自分さえ良かったら」で
自社の属するローカル市場に閉じこもるのではなく
関連マーケット全般に亘って俯瞰的に見て

「ちゃんとした価値企画と説明」

をしてゆくフェイズにあるのではなかろうか。


因みに「わたしは中古だからもっと安く上げている」とかいう反論は
以前に別の記事で比較したように、
アルト新車を15年に勝つのは難しいよ。
Posted at 2016/09/29 19:55:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2016年09月26日 イイね!

くろがね四起のレストアお披露目

例によって他所に上げた記事の複製

---
9月24日の土曜は、朝3:30頃に家を出て
下道で8時間くらいかけて420km程離れた御殿場までアルトで走る(笑)。

何を、というのはタイトルの通りで
微額ながらクラウドファンドに出捐した
戦前の日本製の初の軍用四駆車

「くろがね四起 前期型」

のレストア完成お披露目の内見会が目的。

1935年型なので、わたしのホンダS600の更に30年前の車輌ね。


家を出る直前の午前3時の静岡県御殿場の毎時枠天気予報では
午前中が多少の雨で正午前後に一旦あがり、夕方から強雨、とのこと。

お披露目が午後1時から4時なので、
冒頭部分はなんとかなるか、と思い、
悪天候の場合は中止ありの主催者注釈を振り切って
家を出る。

、、、愛知県内は雨は降ってなかったんだよね(苦笑)。

でも、浜松で雨降りだし、
1号線も掛川バイパス辺りではまあまあジャジャ降り。

えー、マジかぁ、、、と、一旦は由比ヶ浜辺りでは極めて少雨だったのだが、
沼津から山向けて246を登り始めたらすぐにまたジャジャ降り(泣)。

結局、お披露目会場予定地に正午前に着いた時には



大概の雨様子。

スタッフさんに依ると、
それでも午前中にプレス向けの試走会を行った際には
雨は降ってなかったそうなんだ。

でも、さてこれから出資者向けだねー、という頃になってきたら
ガンガン雨が降り始めて。

2年前にベースとなる車体が主催者のスペースにて披露されていた際には
ピーカンだったのだが。


※この時はまだ現行アルトじゃなくて初期型SMARTだったなあ(懐)。

但し、レストア前のベース展示は
当然自走できるものではなく走らせるスペースは不必要だから
展示は屋内だったので、雨風あっても関係なかったんだけどね。

※お披露目会は日曜にも出資者以外に対して行われた予定だったので、
 日曜は好天の下で走る姿を見た人も多かろうて。
 わたしは祝賀会にも参加せずに日帰りしたのでどうにも雨のみだったけどね。


まあ、雨天でもまずその完成品を見たときは感激するよね。

レストアってのはそういうものなんだが、
いやー、まー、キレイになっててねえ。

2年前の5月の様子はこうだったが


雨天のテントの下にお披露目の待機をしていた車はこの通り。


いやー、いいねえ。
何分の一かだが一応協賛しているわけだから、
自分のS600と似た気持ちで
大事に保存を、でもやっぱり動かせて/動かしてナンボ、みたいな。
やっぱりこうあって欲しいものだという気持ちを満たしてくれる、みたいな。


まあでも、雨が降って良かったかも?という面もあった。

その本来のお披露目会場には
開始時間の1時間以上前に着いてしまったから、というのもあるが、
基本的には関係者以外には誰も居らず。

既に撤収を始めたように見えたので、
車を見に近寄っていいか?と訊くと、足元不良で良ければ、と。


実際、この車の置かれたテントの手前は15~20mm程の水たまりで
当然2cmも水深があれば、余程の厚底靴でなければソールを超える水位。

靴の中があっという間に水浸しでビチャビチャ。

でも、スタッフさんお2方と招待来賓の方がお一方を除いては
だーれも居ない状態で車をじっくり拝見できたのがラッキー。

この後、10分程で車は会場敷地内にあるホテルの軒先に移動され
そこで静態お披露目と切り替わったのだが、
その際に、本来の会場から
エンジンをかけてオイル煙を吹きながら
雨の中走り去るくろがね四起もじっくり見られたので
基本的にはこの時点で目的は達成したのであった。

※この時代はオイルパンから掻き上げる機構よりむしろ
 タンクから圧送するドライサンプの方が実装しやすかった上に、
 供給がヘッド側からなのでどうしてもシリンダ内にオイルが下がり
 一瞬は「2ストか?」と思うようなオイル煙になるのだろう、とのスタッフ談。

軒下に移動してのお披露目は
当初セレモニー用に規制線が張られていた間こそ
来客はまあまあ節度もあったのだが


セレモニーが終わって、優等出資者向けの個別記念撮影も終わり、
集合写真の後に規制解除となったら
この様子(苦笑)。


主催者や広報の腕章を着けたスタッフが、触るなよ、と
何度も警告を発していたが、
客はお構いなしで見えないところでこっそり
後部スペアタイヤを触りまくった人が居たり
まー、いろんなところでペタペタ触られていたねえ。

そもそも、優等出資者の撮影の時間に
そのゲストなのかどうかは定かではないが
誰かがイグニッションキーを触ったらしく、
記念撮影に動かす前にエンジン始動が出来ず
主催者がメンテナンススタッフさんを呼びつける始末。

まあ、今の人はそんなもんか(苦笑)。

実際に自分でクラシックカーを所有しているわけではない人にとったら
正直、

「金出したんだから」

意識は多かれ少なかれあるだろうし、
また金を出したという事実が全てなだけに
少しでも「得」した気分で帰りたいたかろうからねえ。

その辺は一般的に意識として
クラシック車オーナーとは確かに違うものがあるのだろうと思料する。

因みに、わたしも得はさせてもらったことは正直に述べておくが、
当然、スタッフさんにちゃんと許可、
というかスタッフさんが寧ろ提案してくれたからで、
記念撮影はないが運転席には座らせてもらった。


写真のハンドルの下側に見えるのがわたしの膝ね(笑)。

ペダルも「踏んでみていいですか?」と訊いてok貰って踏んでみたところ、
1400ccのエンジンの割に、出力が最大でも30馬力程度だからだろうか、
クラッチは案外軽かった。

シフトレバーも(無論スタッフさんの許可を得て)動かしてみた。
パターンはH型だが、左上がリバース、左下が1速、
右上下で2,3速になるのだが、
1速は事実上使わないスーパーローのギア比なので
ハイロー変換のみの2段階。
全段シンクロ機構がなく、
1, 2速はかなり入り辛いのでダブルクラッチを踏むのは必須。
3速はシフトアップ時なら
自然にギアボックス内の回転数が落ちるのを見計らって
待てば入りそうな感じだそうな。

OHV・V型2気筒強制空冷1400ccの
元々は2輪車用のエンジンを流用しているのだが、
前期型は設計期間が約1年だったために稚拙な部分も多く見られる。

クランクシャフトから前方に取り出された冷却ファンは
導風の覆いがなくて冷却効率が上がらず、
輪をかけて、ファンが吹いた空気を後方に逃がす通路が
サイドに申し訳程度に掘られたスリット部以外に存在しないため


慢性のオーバーヒートの持病を抱えているらしい。

このお披露目会までは壊すわけにはいかないので
四駆の機構は組み上げてはいるが
実際にはまだ四輪駆動走行の試走はしていないらしい。
主催者がセレモニーで語っていた内容には
かなりの登坂性能で試作を命じた陸軍側関係者を驚かせたという
当時の記録を披露されていたが、
実際の登坂能力や四駆としての走破能力がどれだけなのか、
見てみたい気がする。


最後に、意外な「得」もあった。

招待来賓に、最近は滅多に人前にはお出にならない
あの大塚康生氏がいらっしゃった。


来賓紹介で、催事側は紹介だけのつもりだったようだが、
マイクの方に歩み寄ってコメントされたという
予定外の出来事もあって、「得」をした気分ね。

セレモニー後もたまたまトイレでばったり、間近でお会いしたが、
接点がないので馴れ馴れしくも話しかけるのは無粋で気がひけるので
特に何かを話したわけではないが。

ま、単に一アニメ好きとしても、嬉しい「雨」イベントだったので、
よしとしよう。


しかし、往復840km全下道で行って帰ってきたら
日曜に着くはずのものが土曜中についていて
深夜に帰ってから眠い中にその処理をしてから寝ることに。。。

結局29時間起きて、それから寝ると結局日曜は昼過ぎまで寝て、
アルトの任意保険の継続に近所の車屋さんまで出ただけだった(笑)。
Posted at 2016/09/26 04:56:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2016年09月23日 イイね!

勝手盲目

あー、もー。。。

「わたし達は節度をもってちゃんとしている」

などと言い、参加者募集要項でも空ぶかし禁止とか書きながら
でもそこに来るまでの走行中の騒音ったら
素人感覚にも違反車である車輌を歓迎し、
会場内に駐車しては、
どう見ても灯火色や最低地上高などに反した
参加車両を賛美しているオフ主催者の存在に代表されるように、
この趣味界には極めて勝手な倫理観を創り上げて
そこで自己肯定ばかりに走っている者の多いこと。


例のアルミテープの流行で
窓ガラスに貼ったことを惜しげもなく披露してくれるブログって、何?(苦笑)

ここで言う「窓ガラス」ってのは
道路運送車両法第三章による定めで
道路運送車両の保安基準第29条第3項に規定される「窓ガラス」ね。
つまり前面と側面(後部ドアなどに設置されるものを含まない)。

この窓ガラスには、
上部20%とか下部150mm以内だとかその他技術協定などで規定される
「範囲」の条件を満たせばなんでも貼っていいわけじゃない。
装着が許容される指定物の大枠は同条第4項に列記され、
そのうち第4項の第6号にある

「運転者の視野の確保に支障がないものとして告示で定めるもの」

は更に別の
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第3節の適用範囲を定める第161条
及び
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示、第195条
にて具体的に規定されているわけ。

つまり、

1.
・車室内に備えるはり付け式の後写鏡(の類)、
2.
・道路等に設置された通信設備との通信のための機器、
・道路及び交通状況に係る情報の入手のためのカメラ、
・一般乗用旅客自動車運送事業用自動車に備える車内を撮影するための防犯カメラ、
・車両間の距離を測定するための機器、
・雨滴等を検知して窓ふき器を自動的に作動させるための感知器、
・車室内の温度若しくは湿度を検知して空調装置等を自動的に制御するための感知器又は
 受光量を感知して前照灯、車幅灯等を自動的に作動させるための感知器(更に詳細規定あり)
3.
・公共の電波の受信のために前面ガラスにはり付けられ、又は埋め込まれたアンテナ
4.
・窓ガラスの曇り及び窓ふき器の凍結を防止する機器
 (幅や形状の詳細規定あり)
5.
・駐留軍憲兵隊の発行する自動車の登録に関する標識
6.
・装着され、はり付けられ、又は塗装された状態において、透明であるもの(で、)
 可視光線透過率が70%以上であることが確保できるもの。
7.
・自動車、自動車の装置等の盗難を防止するための装置が備えられていることを
 表示する標識又は自動車の盗難を防止するために窓ガラスに刻印する文字及び記号
 (但し側面ガラス)
8.
・大型特殊自動車及び小型特殊自動車の窓ガラスに取り付けるワイパーモータ、
 扉の開閉取手及びガラス取付用金具等
9.
・法第75条の3第1項の特別な表示、再資源化の適正かつ円滑な実施のために
 必要となる窓ガラスの分類についての表示及びその他の窓ガラスに係る情報の表示

に該当及び適合しないものは全て貼付禁止である。

放電のための金属箔または板上のものは
どう足掻いても上記9項目には該当し得ない。
空中線だと言い張りましょう、って狡い手段を持ち出す場合もあろうが、
具体的に対象通信設備や公共放送の受信に供する機能を有する必要があり、
その場合は意図的で限定的な現象(共振などの物理現象に基づく選択性)を有する
荷電動作が見込まれ、
「放電」を目的とする機能に於いての満足な効率は追求できない。

小さければokとかいう問題でもなく、
元々石跳ね傷などの視界障害があったのがそこが隠れただけだとか、
側面ガラスだから(=「普段横は見ていないから」ってことかね?(嗤))だとか、
後部下端で自分の視界には入っていない場所だから大丈夫だとか
そういうのは全て勝手盲目的屁理屈である。

まあ、一番可能性がありそうなのは
5号規定の米軍関係の仕事をなんとか取ってきてMPと仲良くなり、
登録標章を特別にアルミシールベースで作ってもらって貼る、とか?(笑)

そこまでの条件を得るのが大変だが。

該当ブログの1つの公開者に於いては
過去の記事で側道からの事故関する非難記事までご丁寧に上がっていたが、
その原因になり得る視界損失を自分が行うのは可なのね、とか思うと
嘲笑しか出なかったわ。


まあ、とある一記事の友好関係者が付けたコメントなどを見ても
同様にそれぞれの個別ブログ内にはいっぱしの正義漢ぶった記事はありーの、
でもアルミテープ記事にはおしなべて好感や効果報告期待が上がっていて
仲良くなってしまうと結局その心地よさなどを損ないたくないから
口にするのを避けているだけなのか、
或いは、同じ勝手盲目志向なのか。

たかがアルミテープ、の話かもしれないが、
冒頭の世間平均から見たら愚連隊と同一視されるのが実状の改造車を
自分たちこそはセーフだと思い込んでいたり、
名目上は禁止項目に「違法改造」拒否を上げていても
正しく厳格に「規定」をカバーするだけの知識がなくて気づかないだけなのか
実際に来た余計な加工をしてある参加車両を見て見ぬふりで
追い返すこともしないイベント主催者(メーカー主催でも大いにあり)と
共通するものを感じざるを得なかったねえ。

自動車趣味ってどうもこういう勝手盲目を内輪では過剰に肯定的に、
いや寧ろ賛美する方向にまで至ってしまう過剰な熱狂があって、
だからいつまでたっても真の市民権を得るに至らず
なんか金持ちの道楽的にやや蔑視視線すら得てしまうのではなかろうかね。
Posted at 2016/09/23 20:58:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2016年09月13日 イイね!

一回見に行ってみようと思っていたホンダリアン・オフに

例によって、別所からの複写転載記事。
ネタは「ビンテージ商用車in美杉2016」と前後しているのだが。

---
昨年より当日エントリになって
行く気満々だった昭和のホンダ車ミーティングが、
今年は雨天で結局断念したわけだが、
その際に、会の様子を知ろうと検索したブログで知ったのがこの

「ホンダリアン・オフ」

なるオフ会。

ま、名称から容易に類推できるように、
ホンダ車フリークの集まりらしい。

神戸のサンシャインワーフで
数年前からずっとやっていたオフのようだが、
今年の初夏まで全く知らず。

昔の事前エントリ制度の昭和のホンダ車ミーティングの頃にも
付随するブログが有ったのかもしれないが、
その頃は事前エントリのイベントだったので
あまり身近に感じていなかったから
身が入った読み方をしておらずにスルーしていたのかもね。


時代にかかわらずに同一メーカー車なら
なんでもかんでも鵜呑みに賞賛するスタイルには
基本的にどうも馴染めなくなっているので
名称だけから斜に構えているところはあったのだが、
8月末にオフの存在を不意に思い出して検索してみたら
直前の会にSAライフが来ていたという記載がありつつ
次回は9月10日に開催されるってんで
ものの試しに一度見に行ってみようか、と。


結果的にはやはり宗一郎時代より後の中期ホンダ車以降が主流で
共通点は巷から見られるほどは多くはなさそうだったが、
それでも中期ホンダは氏が退任後とはいえまだ存命で影響はあったろうし
コスト効率営利企業論理でやたらと規模を追い始める前。
例によって成功/失敗問わず、工夫と試行の跡が見える
面白い車種の多かった時期であるから、
何かと楽しめそうであるのも事実。

わたしは午後8時前から9時前の1時間ほどの滞在だったが
(翌朝からは津の「ビンテージ商用車in美杉2016」に行く予定だったしね)、
普段は翌朝くらいまでずっと集まっているらしく、
主催者に依ると、深夜ころに仕事上がりで参加する方々も多く
わたしが見た参加車両はごく一部だと思われる。

中で3台を。


まずはシティ・カブリオレ。


中期までのホンダらしい機転の効かせ方というか
当時は常識の外だった車高を大幅に上げて居住性を稼ぐ手段や、
そもそも市販車常識を超える高圧加給だったターボ車には
一時的オーバーブースト機能まで与えたことなど、
ベース車には多彩な遊び心を許す器があったと思われる。

このカブリオレは
幌のデザインだけピニンファリーナに依頼したんじゃなかったっけ?
わたしが乗って行ったのも幌車なので、
同類感覚もあって運良く空いていた隣の枠に停めた。

因みに反対側にはGAシティが停まっていたが、
シティ括りじゃなくて幌車括りのため、
そっちは同フレームには収めず。
いや、GAシティもD型エンジンのデビュー車輌で
面白い車種だと思うんだけど、
今回は割愛で。


次にE-EF8 CR-X SiR。


いや、ホントはね、E-EF6(1.5X)を期待していたりするんだよね。
てのは、やっぱり自分が乗っていた車だし、
初の新車購入車だったし、
後輪駆動のRT122コロナHTから前輪駆動のCR-Xに乗り換えて
ころっと変わる車の動きの多彩さ、操縦の深さを感じた
大変良い練習車輌だったし。

実は、そのEF6を買った当時のホンダベルノ三谷が
試乗車におろしていたEF8を2日間代車扱いで貸してくれて
福井から大阪までの往復をしたことがあったのだが、
正直、完成度を寧ろ損ねてまでウリに走った感を得てしまった。

B16Aが重すぎるのである。

直線加速は無論D15Bとは比べられないほど上がったが、
重すぎるフロントでズルズル膨らむし、
ただでもタックインの強く出るこのサイバーCR-Xシリーズで
スロットルをパカっと離すとつんのめるように
急激に巻き込み過ぎる特性が操縦性を悪化させている。

本当に操縦性の良し悪しだけ考えればやはりEF6か、
(後輪ドラムってのも、サイド引いて向きを変えるにはむしろディスクより好都合)
エンジン出力とのバランスを重視すればZCのEF7(Si)がいいのだが、
やっぱり昨今のホンダのシンボリックなイメージ戦略への転換の影響だろう
VTECエンジン搭載車輌ってことで、最近見かけるのはEF8ばかり。
EF6に至ってはまあ見かけなくなったよね。

そういう淋しさもちょっと含んで、でも基本は同じ箱のこれをピックアップ。

バラードスポーツも1台来ていたけど、
そっちは特に思い入れはなくて割愛(苦笑)。


最後は2代目ホンダZ。

主催者の方の車輌。

命名に関しては、Sシリーズと似た事由に思うところはあるのだが、
こちらは純粋に1995年の商標法改定に係る当面の使用実態づくりのために
全く前後脈絡のない車種にも関わらず使用されたものだと思われるため、
明らかにイメージの流用狙いの某パチもんS程は
あまり目くじら立てて採り上げる気はない。

※本来は同じ名称は同じコンセプトを持つ者同士を括り
 その短縮化した名称を以って簡便に指し示せることが
 目的であるべき、ってこと。
 或いはコンセプトは異なっても素地構成に多くの共通点がある物の
 多用途への転用が可能であることを示す場合でも良いだろう。

車の構成にはこの頃のFFオンリーホンダにして
エンジンを縦置きしてあるという面白さがある。
なんか、よくアクティのフロア流用だと思われているようだが、
実際は全く別物のミッドシップ四駆だと
あの頃、少し前にSSMに関わっていた関係者が言ってた。
(プロペラシャフト関連の話題の際に)

ホンダの弱いモノコック車体で
この筋では大御所のジムニーとはかけ離れた走破性の低さや
操縦席を起こさないとエンジンにアクセス出来ない
あまりの整備性の悪さ、車両価格の高さなどから
当時はかなり販売には苦慮した車輌だが、
その分、引っ掛けでない握りドアハンドルなど
随所に使い勝手の良さを盛り込んだ工夫作ではあったと思う。

今のファッション・クロカンでももて囃される時代に生まれたなら
むしろどちらかと言うと正統派に食い込む味付けが
人気を得たかもしれないなあ、とか思うのだが、
今の本田技研には
こういうコストまみれな特殊仕様車を起こすのは無理ね(苦笑)。

決して成功作だとは言えないが、
成功ばかり続くはずのない現実の中で
2代目Zは大変おもしろい作品だとわたしは評価したい。


主催者さん曰く、残念ながらSAライフのオーナーさんから
事前にこの会は参加不可だと伝えられたらしく、
元々の目的だったライフ拝見はならずだった。

まあ、そのうち、また、ちょろっと見に行ってみよう。
中途半端に距離はあるが、
言っても神戸程度なので「遠方」ってわけでもないし。
Posted at 2016/09/13 21:46:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2016年09月12日 イイね!

ビンテージ商用車in美杉2016

んー、、、総括前置はせずに
まずは見に行った収穫からかな(苦笑)。



オーナーさんによると、路上に出られる実走行車は数台あるか、という程
既に車としての役目を閉じた個体数の多い、これ。

形式AK280、
ホンダ T500


T360(AK250)は総数で11万台弱程生産されているが、
T500だけでは1万余と生産の時点で1割に満たないから
T360の現存から考えても「数台」というのは妥当かな。

※因みにS600で総生産1万3千程でT500とそう大差がない割に、
 S600は百の位がある程の路上存続台数であることから、
 いかに中古市場で価格を落とさずに維持できる
 趣味系車種との寿命差があるかが分かろう。
 わたしも含めてだろうが、珍しさにほだされて騒いでいるようなのは
 実はその車自体なんざ見ちゃいなくて超本末転倒なわけね(嗤)。

T500のエンジンは、容易に想像ができるように、
ブロック自体はホンダS500用AS280Eに同じで、
キャブレターやバルブタイミングが異なり、
やはりスポーツのデチューン版的なものである。

つまり、L700やLM800などのエンジンが、
ホンダS800のAS800E保守用に転用され、
多くの使役済みボディが鉄くずに捨てられたように、
T500のエンジンもAS800Eほどではないが
AS280E(S500用)やAS285E(S600用)のエンジン補修に
バラして転用され、車輌は補修保存には向かずに
捨てられているていることも想像に難くない。

※ホンダスポーツはシリンダこそ傾斜しているが
 原則的には気化器がサイドドラフトであるが、
 Tシリーズは傾斜シリンダの上に乗っかるダウンドラフトなので、
 シングル/マルチの差だけでなく、使い回しには障害は多そうだけど。

T360はそもそもエンジンを転用する先がないので、
需要がないから納屋の肥やしになって残る道を多く得た、と。


なので、実走しているT500が見られるのは
やはり希少で有り難いことではある。

※「希少」というのが本質的な車の価値ではないというのはあるのだが、
 あえてここは 'vintage' をタイトルに冠している、ということでね。

今回の展示ではT500が1台の向こう側4台は全てT360ね。


違いはやはり積載量だろう。


軽貨物はその後の大型化規格でも
最大積載量が350kg止まりであるが、
今の軽より非力なエンジンの弱い車体のはずなのに
500ccで普通車登録だから400kgまで積めるのね。

日本の車行政の捩れがよく見える気がするわ(笑)。

因みにこの個体、オーナーさんは1オーナー。
シングルナンバーを維持した、尚更希少さにおいては
ハクのついたもの。

単に趣味での維持だけになっているのかどうかは分からないが、
やはり人の生活に寄り添う商用車は
ほんとうの意味での自動車でありつづけられるステキな立場なので
変わらず実用で活躍できていることを薄く願ってしまったり、ね。


もう一台、今までに辛うじて1回見たことがあったか、という、
これまた案外「希少」なのではないかと思う、
スバル360のバン・ボディ。



オイル煙を吐きながら積車から降りてくる姿がいいね。
2ストエンジンってのも技術が未熟だった時代だからこそ
求められたものなわけだ。
うーん、これも時代を知る文化価値のある、ヴィンテージ。

あまり詳しくないのだが、
スバル360の商用車転用には何種類かが存在するらしい。
そのうち、このタイプのバン箱架装が 'Custom' と命名されたものらしい。


時の車としての成功は
40万台弱も作られているこのスバル360は
先のホンダT360と比較いならないほどの価値がある、ともいえるかも。
少なくとも明らかに引き離す成功をおさめているわけでね。
だからこそ、バリエーションの展開は強く求められたのだろう。
バリエーションのある車体というのは、
それだけで一定の価値があると考えられるわけね。

丸いテントウムシの愛称を崩したシルエットだからこそ
魅力を感じてしまうのは、変態?(笑)


オマケにギャラリー車も1台。

550cc時代の2代目ミラ、L70VのミラターボTR-XX。



これも、詳しい人ならデカール類などでも判別できるのかも?
58馬力版か64馬力版か、とか。

でも、これぞ日常使用中感満載(賛)。
ほぼ間違いなく
流行りに乗ったファッションとして纏われている旧車ではないよね。

ま、希望的観測だけど。


で、イベントの総体的な評価なのだが、
アルバムの説明に簡単に付したように

「その方向性でいいの?」

って感じ。

今回は「美杉トラック市 一周年記念」をプリフィックスに置いてあるので
これまで開催された「ビンテージ商用車」とは別種だと見るべきかもしれない。

美杉トラック市ってのは単に地産品のトラック移動販売のことだが、
しかし、その美杉トラック市なるものが
派手なデコトラを崇拝することも内包しているものかもしれない。
仮にそうだからデコトラをフィーチャーしたんだとしても、
「ビンテージ商用車」の文言と組み合わせることには
一定の躊躇があってもしかるべきかな?と感じるのだが。

デコトラも商行為中から生まれた文化ではあろうが、
ごくごく一部のことであり、
しかも生産車輌そのものの伝統的格式や価値ではない。
一回限りの客寄せ企画としてはデコトラをテーマアップした会が
あってもいいとは思うが、
タイトルに冠してある vintage の意味とは正直距離がある。

今年のデコトラを押し出して飾った会の方向が今後も続くようなら
この会は迷走を始めたというか、
なにか勘違いをしはじめた気がする、というわけね。

まあ、まだ「懸念」の段階にすぎないが、
あんなに中央に鎮座して、
観客の多くがそればっかりにたむろしている様子を見ていると
人集めには止められなくなるような気もする。
やはり開催地が田舎だと
集める目標の興味がどうしても派手とか珍しさの
わかりやすい刺激の強さいかんになり易いものだ。

ビミョウな後味が残っている今回の商用車大集合であった。
Posted at 2016/09/12 17:49:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記

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「1年3ヶ月超ぶりの投稿?Yahoo ID云々ってので紐づけに過ぎなくとも無駄にソフトバンク系列にくれてやるデータを増やすのはリスク要素でもうみんカラは要らんかなあとも思ったが、基本的に他所起稿記事の複製ばかりだし、タダの文字/画像データ限定のネットワークストレージだと思えばまあ…」
何シテル?   03/17 20:47
わ!です。よろしくお願いします。 奔流には流されないようにしていたいですね。 Hello, enjoy yourself.
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