転載だけど、みんカラ上でも続きモノで。
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昨年11月の
コレ↓の続き。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2455419/blog/38911886/
アルミ(悩)
きっかけはトヨタの投げた石とは全く関係のないことだった。
しかし、上記記事の後半にあるように
該社論説を採り上げざるを得なくなったわけだが、
ここで書いた仮説を前提にした対策を講じてみた。
実際は、上述記事を書いた日の昼間(記事作成は午前1時半頃)に
既に実施していたのだが、
その結果の様子を伺うべく記事化を棚上げしていたら
すっかり忘れ去っていた、というのが実情(笑)。
なので、今頃感大爆発なのだが、
ちょど世間でもほとぼりが冷めた頃合いかな?
結果としては、
「トヨタ論は確かに無視できない影響を与えるが
必ずしも巷で騒がれたようなポジ効果ばかりではなく、
本件のようなネガ効果として現れる可能性がある」
と考えられる。
あまりにポジ効果ばかりがブログアップされているが、
正直、そこはプラセボなケースが少なからずあるとも思うわ。
もっと無視できないくらいに
ネガ効果が報じられても良さそうな気がする。
何がネガ効果だというのは上記リンク記事中に書いた通り
駆動輪の動力伝達効果に「悪影響を与える」ような整流になることも
あり得るということ。
この「車間寄せ対策動機のアルミ箔」以前の総平均燃費は
記したように24.4km/lであった。
> なので100%テープが原因だとは言えないのだが、
> 同じように走っている中で、
> この1週間の200km走行の間に平均燃費計の値が
> 24.4km/lから24.1km/lに下がった。
は平均燃費計上の数値の低下であり、
推定燃費悪化は
> ざっくり3000と200なら、
> この200kmはリッター20.3km/lまで悪化したってこと。
としたが、実際に下記する対策の後走行約90kmを含む
区間493kmの満タン法による区間燃費は21.81km/lであった。
満タン法は1回ではやはり給油量に数百ml程度の誤差を含み得る。
時の給油量22.6lが500ml多く入れたとして本来は22.1lだったと仮定しても
その際の燃費は22.3km/lであり、
24.4km/lとは8.6%くらいは燃費が悪化していることになる。
8.6%は無視できない比率だと思うんだけどね。
しかも対策後の90km走行を含むので、
これまた後述するがこの90kmを燃費23.9km/lで走行していたとすると、
22.6lの場合、対策前の約400kmは21.4km/lで走行していたことになる。
22.1lの仮定下では22km/lで悪化の比率が9.8%に上昇する。
実際の給油量からも、約1割も悪化していたのが分かったということね。
さて、対策はフロントの樹脂パーツにも放電板を与えることで
前後の揚力バランスを貼る前の状態に近づけましょうか、ということになる。
アルトの場合、前部樹脂外板はバンパーとフェンダー(側部)なので、
下記写真のような長い三角形のアルミ箔を貼ってみた。
なるだけ電荷を集めて放出するエッジ部を設けたいわけだが、
なんか、トヨタの例示しているフォークを真似るのは癪である(笑)。
なので、
基本的に面倒なことは嫌なのでなるだけ切り抜きの楽な単純形状で、
空気流の後部に尖頭が来るような形状であり、
わざとらしさをなるだけ抑えるような成形ってどうなん?と考え、
こういう形に至った。
バンパーはライト下辺からの分だけではちょっと少ないかなあ、とか思い、
これ以外にもフードのストライカーがある辺りで
外から見えない場所に、
円弧状に切り取った際に余った切り取り余白のテープを
気休めで2枚貼っておいた。
結果は先に少し触れたが、区間燃費で23.9kmに。
これは補正手段に於いても「効果がある」と見るのが妥当だろう。
特にわたしはこういうのは基本的に懐疑的に見るような性格なので
社会平均的な心理よりはプラセボ効果の期待できない部類だと思うし、
ましてやトヨタは好かん側に偏っているので、
逆の意味でのバイアスがかかっていると思われる。
でも、これは結果を正しく見て認めざるをえないだろう。
それでも従前の24.4km/lには戻らず、
車載の平均燃費計もそれ以降この区間燃費に近づき
今はまさに23.9km/lを指す。
12月から先週まではスタッドレスだったので、
その分での燃費変化も含んでいる可能性はあるが、
昨年の実感からでは、タイヤの差はあまりない。
同じダンロップでエナセーブEC203とウィンターマックスWM01、
145/80-R13の何の捻りもない軽四エコ指向系だが、
この2種だと京阪神地域くらいの冬季気温ではほぼ等価性能なのかもね。
あ、細かいサイプなどの分、ステアのふわふわ感とかの差はあるよ。
ここで「等価」というのはトータルでのエネルギー効率に関してね。
なんかまだ足らんのだろうなあと思い、
ステアリングコラムの下に1枚貼ってみたのだが

これは全くと言っていいほど効果はなく(笑)。
まあ、車室内への放電って、
その浮遊イオンは結局また車室内のどこぞの部位に貼り付くように思えるし、
少なくとも走行風の「整流」効果にはならない。
(理屈上で「外板の帯電を軽減する」というのが殆どだろうってこと)
これも、ステアリングが安定したとか書かれている記事も見受けられるが
接地圧などに変化がなくて手応えが変化したとなれば
それは電動パワーアシストの回路上のノイズが低減したとか
そういう可能性の方が考えられるだろう。
仮に電気回路的な事由であったとすれば、この程度のキャパシタ追加
(アルミ箔と各配線や回路との容量性結合だが、
電極ギャップも広いし得られるキャパシタンスは微々たるものだろう)
で影響を受けるような電子回路設計が為されている設計品質の悪さの方を
問題視した方がいいのではないか?とさえ思うわ。
まあ、少なくともこんな安物アルトでも
この程度のアルミテープのコラム貼付では手応えも含めて全く変化はなく。
本気で元に戻そうと思えば
そもそもの幅寄せ対策反射板としてのテープを含めて
剥がしてしまえばいいのだが、
前回以降にもっと真剣にピカールとネバーダルで磨いてみたら
寄せてきたり過光量ライトだったりハイビームだと
このようにまあまあ眩しくなる。
実際、運が良かっただけなのか
キ○ガイのように煽り倒したがる輩には
あれ以降は遭わずに済んでいる。
まあ、アルミ箔は一月もしたら酸化膜や粉塵による傷などでくすんでしまって
今やまたも「うーん、あんまり眩しくないかなあ」的な状態に減退しているが。
(アルミの酸化膜なので、一定のくすみになればそれ以降の進行は止まる)
もっと堅牢な透過保護膜さえ見つかればいいのかも知れない。
(非導電性の保護膜は後部のトヨタ効果の減衰も期待できるだろうしね)
ビミョウなところだね。
幅寄せ等の眩しい迷惑回避を重視のままでもちっとこまめに反射板を磨くか、
諦めて燃費をもとに戻すことを最優先にして全取っ払いするか。