FB起稿記事の転載、
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ホントに四輪車メーカーとしての本田技研工業は
自己陶酔に溺れた視野の狭い行動しか
とらなくなったんだなあ、と改めて落胆。
今回は何かというと
ホンダ車オーナーに限って登録/利用できる
「インターナビ」
という、
本来は「ホンダはこんなに便利だよ」というアピールで
顧客を囲い込もうという事業企画の話。
2000年代中頃に始めたアプリケーションサービスで、
双方向テレマティクス機能導入型の車載ナビ機をきっかけに
頻繁に訪れるスポットを登録したり、
出発前に家でルート設定をしたり、
出発時刻などの通知を行ったり、
走行中にもセルラー通信網を経由して最新交通情報を取得し
ルートを変更・最適化したり、という拡張ナビ機能や、
消耗品の交換などの車両メンテナンスを管理し
燃費などのデータを集中蓄積できる
今風に言えばクラウドサービスの提供など、
前述の通りあわよくば
ホンダ車オーナーをファンにして囲い込まんと企む
「他社よりよろしおまっせ」的な骨子の
付加価値サービスである。
このインターナビのサービス自体は今も存続しているのだが、
その登録利用者の扱いについて、である。
旧来、このサービスの利用は
双方向テレマティクス対応ナビを搭載した車両を
新車/中古車に関わらず
メーカーと直提携している販社で購入した場合に、
販社が客を会員管理システムに登録して利用させるのが
システムの基本構成だったが、
別途その会員管理システムである
「インターナビ・プレミアムクラブ」に登録すれば
双方向テレマティクスに対応したナビ機を
車載していない車両でも
ホンダ製の車両オーナーであれば登録/利用できるもので、
拡張ナビ機能でもナビに移せは出来ないが
旅程や走行ルートを検討する家庭内ツールとしては機能したし、
オイル交換や車検、燃費など車両管理ツールとしては使えた。
登録時に型式と車体番号を送信させてオーナーである確認をし、
付加価値の提供をホンダ車ユーザに限るものだった。
※但し、サービス開始時には
運営センターが自社製品であるはずの車種を網羅できずに
同時期販売車両でも片方は登録できて片方は無理、とか
かなりヘタレな運用だったことも記憶している。
実際、S5/6/800の「ASナントカ」って型式の存在すら知らず
車種選びのデータベースに登録されていなくて、
わたしも最初はS600の登録が出来ずに
当時休眠中だったSAライフだけを登録した。
ところがこのシステム利用を
いきなりスパッと切り捨ててきたんだよ、ホンダは(驚)。
なんぞ「プレミアムクラブ」の新規会員は
1年前に打ち切っていたそうで、
2016年に別途並行してはじめられていた
拡張ロードサービスと車両メンテのパッケージである
「ホンダトータルケア (Honda Total Care)」の会員に
統合する動きがあったようなのだが、
少なくともインターナビを既に利用し続けているユーザに
陽に十分に意識できるような告知は見なかった。
これが先月末(2/28)を過ぎて会員サイトにアクセスすると
いきなり

の通りのケンモホロロ的なあっさりページ1枚で
一切、蓄積してきたデータにアクセスできなくなった。
をいをい!
メンテナンスなどの管理サービスって
そんなに唐突に切り捨てられるデータ蓄積だという
軽い認識なん?
いや、基本無料サービスなので
企業業績の急速悪化を言い訳に
いきなり「停止」「終了」とかはまだアリだとしても、だ。
いきなり全切りではなく
一定期間は最小限のログイン機能への移行と
蓄積データの汎用フォーマットでのダウンロードくらいは
普通考えんかな?
「サービス」というものを一旦事業として始めたなら
常識?モラルとしては備えているべきだろう。
サービスを始めるってそういうことよね?
1名でもユーザが残っていたら
そこに対してケアの責任を負うべきなところがあって、
サービス事業ってそんなに安直なものではないんだよ。
でも、このページ1枚。
一切の蓄積データはホンダが持ち去りました、的な。
いやいや、そう言ってやるな、と?
> Honda Total Careへの移行をお願いいたします。
> 「給油記録」等の過去の記録を引き継ぐことが可能です。
とちゃんと救済措置が書かているじゃないか、とな?
青字部分のリンク先ががコレ↓

HTCログインページなのだが
同じ趣旨のことはそこにも書かれている。
はいはい、んだばHTCに登録しようか…
なになに?え?販社の店頭で対面しないと
ユーザがサイト上で登録することは一切できない?
え?この時期に?Face to face プロセスを強要する?
ウソやろ…
はいはい(弊)、じゃあってことで
今も任意保険契約で面識のある販社に足を運んだよ。
で販社の営業さんが手続きを初めてしばらく後、
困った顔で…
え?何?今度はSAライフですら登録可能車両にない?(呆)
どうも軽は新規格(550cc以降の自家用は黄色地板モノ)、
つまり「登録事務所名」+「種別4または5」でないと
「種別6または8」+「登録事務所名」の並びではじまる
ナンバーのフォーマットを許さないようで、
「登録事務所名」+「種別8」は一応受け付けられるが
要はそれは軽ではなく登録車の特装種別である「8」なのだ。
ホンダ車の確認ができないので
ユーザサービスサイトにログインする登録ステップに進めず
結局は
> 「給油記録」等の過去の記録を引き継ぐことが可能です。
なんて嘘っぱちなのである。
よくもちゃんとした説明もできずに
すました顔でこんなページを書いていられるなあ?(怒)
しかも販社にまで出向かせるコストを
平気で利用者側にかけさせる…
販社もこういう切り捨て事例があるなんてことは
十分に説明されていない様子で困りまくり。
その担当さんがHTCサービスサポートとやり取りをして
特例で指定した過去データの一部なら
抜き取り提供をする、というところまでは
話をつけてくださったのだが、
販社にまで余計な対応作業コストを強要しているってこと
わかってやってる?ええ?ホンダさんよ(嗤)。
安直な企画を流して事業整理のツケは
既存利用者や販社営業コストになすりつけかい…
そら、こんなことに出くわしたら
寧ろホンダに嫌気がさしてより避けるようになるわさ。
てか、従来のインターナビに登録済みの車両に関しては
販社で新規に登録させずに
そのままHTCに移行してアクセス可能にすればいいだけよな。
データフォームやレコードを一部6や8対応に拡張するような
変更は必要かも知れんが、
既存のデータベースに限ってで新規登録手段までは
提供する必要はないから大変更にはならんだろう。
あるいは新規登録に6/8を受け付ける選択肢拡張するか?
まあ今のホンダの仕事ぶりでは
「サービス」自体をブラッシュアップするという
そういう発展的発想には一切至らないらしく、
結局はそのご親切な「特例」で
他に重複保存されていないライフの燃費データだけは
抜き出してもらうことに。
※S600は燃費はe燃費に重複登録してあるし諦め。
他、地点データなどは全部棄て。
もうホンダのサービスは二度と使わん…(苛)
サービスをウリ文句にする商品も絶対に評価に入れない。
それも旧来インターナビサイトに
一切アクセスできない状態にしておきながら
「どの項目が必要か、具体的に指定しろ」
とか言ってきやがった。
サイト設計者でもあるまいし、
データレコードの中身を違えず正確に記憶してるかいっ!
サイトを見ながら項目を都度再認識しているのが
普通のユーザの所作だろうに。
まあ、それでも指定しないと抜き出ししてくれんようなので、
最低限必要なのは
給油日、給油場所、給油量、支払価格、給油時総走行距離の
5項目かな?と販社さんに伝えて得られたのがpdfファイル。
え?pdf?なんで?電子利用(処理)する前提のデータでpdfだけ?
アホなの?バカなの?3たび4たび呆れまくり…
一応、要求した項目だけは満たされているが
pdfだと最悪、総ラスタ化した、所謂「画像」の可能性もあるし、
文字コードとフォント埋め込み型で作成されていても
数値や文字だけを整然と利用するのは困難。
一旦、テキスト抜き出しツールにかけるなどして
文字コード部分だけを抜き出す余計な手間を強要される。
まあライフの路上復帰は2017年の暮からだし
データのレコード数もまだ知れていて70程度なので
Acrobat reader 表示上でOS機能のコピペで切り取って
別窓で開いているExcelにいちいち貼り付ける手間をかけたよ。
でも普通こういうの、csvファイルが一般的なんじゃね?
銀行やクレカなどの取引データも
帳簿系での電子利用前提のダウンロードサービスじゃ
csvで出してくれるよね?
イマドキcsv型式って
その手の技術専門しか知らんものでもなかろうて。
ホント、本田技研、
まあこの場合全社一絡げにするのはナンだし
四輪関連事業の従事者に限ったことなのだが
バカばっかなの?
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余談を1つ。
画像4のリッター単価や区間距離、区間燃費の列と
総計系のデータは無論Excelのセル計算機能でのものだが、
このうち2種類の平均単価を見比べてガックリ落胆(哀)。
画像4から切り出したのがコレ↓
これ、一致していないよね?
支払額ベースの方が高いよね?
これって1円未満の端数金額が
支払い時に「切り上げ」計算されたケースが多いってことね。
0付近ならいざしらず1円近くってことは
圧倒的に「チョイ増し」払いしているケースのほうが
多かったってこと。
ケチくさい話だと笑う人もおろうけど
わたし的にはなんか悲しいなあ…