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「クロアド」の、フォグランプ増設の後始末。



前オーナー様が増設した、フロント２灯・リア１灯のランプ３個。
私は使わないし、車検も不可なので撤去しました。

納車時に、渡された前オーナー様からの引継ぎ物で、ジムニーの純正パーツカタログと電気回路図一式。



ファイルされた回路図の他に、コピーされた回路図が３枚あり、いずれも手書きで書き込みがされていた。
ランプ増設時の、配線方法を書き込んでいるようでした。
通常、純正フォグランプの回路から分岐して、市販のリレーをかませてランプに繋げるはず。
確かに、そのような回路になっているので、撤去も簡単だと思っていました。

しかし、３枚目の回路図は「リアデフォッガ／ミラーヒーター/デアイサ」の図面。



そこには、デアイサのスイッチにフォグランプを差し替え、デアイザのリレーから熱線までの途中はカット、末端処理と描かれていた。
電源もヒューズBOXから繋げているようになっている。

これは、どうなっているのか？
怖いので、リアデフォッガのスイッチは入れないでいました。

そして、日曜日にランプの撤去開始。
純正フォグランプスイッチから分解、回路図に書き込まれたとおり分岐して、増設の２つのフォグスイッチに繋がっていました。
そこからは、「エーモン」製のリレーに繋がり、２個のリレーからフロント用とリヤ用のランプに配線されているのが分かりました。
リレーの電源は、ヒューズBOXの「常時」電源から引かれており、キーレス格納のドアミラーコントローラーの電源と共有され、ヒューズBOXの空きのところに、15A増設されていました。
これも、図面どおりです。
撤去はスイッチから電線を外して、リレーを外しました。
面倒なので、途中で電線はカットしてエンジンルームから引っこ抜いています。
リアはリアシートの下を這わせて、ラゲッジ部まで。
バックカメラの配線と束ねられており、これも簡単に撤去しました。

これで、ランプの撤去は完了。
そして、謎になったデフォッガ周りの配線。
何をどうやっても、見つからないこの配線でした。

昨夜から、ちょっと冷静に確認を始めました。
そもそも、このジムニーに「デアイサ」機能はあったっけ？
デアイサは、フロントガラスに熱線が埋め込まれており、雪なんかを溶かすもの。
ん～、そんなもの付いてないよ（笑）



あらためてヒューズBOXを見ると、デアイサのリレー（黄色大矢印）も付いていない。
ヒューズの列を確認すると、デアイサのヒューズ（黄色小矢印）は入っていない。
つまり、デアイサはこのジムニーには未装備でした。
図面の書き込みどおり、「常時」電源の増設はホーンの電線を分岐し、ヒューズを入れていました（赤色矢印）



そして、日曜日に外したリアデフォッガスイッチの、コネクター配線のカラーと、図面を照らし合わせるとちゃんと合っている！

なので、今日はいつもの台湾料理店でちょっと飲んでから帰宅。
飲みながら配線図を見て、デフォッガ／ミラーヒーターの回路には、なんら書き込みもないことを確信。

風呂上りにガレージ内で涼みながら、クロアドのキーをひねり「ON」状態にして、「リアデフォッガ／ミラーヒーター」のスイッチをオンしました。



しばし、ミラーを触っていると、ほら～！ポカポカしてきました。
リアウィンドウの熱線部も、少しずつ暖かくなりましたね。
ちゃんと機能していました～！



ついでに、シートヒーターもスイッチオン！
さすがに、エンジン始動させましたが、同時にライトを含め電気系統を入れても問題ありませんでした。

と言う事で、散々悩まされましたが、回路図の書き込みはあくまでも「落書き」で、実際とは違っていました。

これで、電気系統オールクリアとなりました。
めでたしめでたし！

25日の午後は、APIOさんでルーフテールスポイラー取り付けと、クーラント漏れしている7年物のシリコンホースを、純正新品ホースに交換します。



「どこでもジムニー」が、復活しますね～！
楽しみです。