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2022年02月19日

やさぐれ沖縄おじー の復活!

やさぐれ沖縄おじー の復活!

80年代、ちょっとだけ70年代の匂いが残るコザに
行ったことがあります。








泊まったホテルは沖縄ヒルトン。
ずいぶんと山の方にあって、
タクシーに乗りながら、本当にホテルがあるの?
と思うようなところでした。

(今はEMウエルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾートになっているそう)

コザの道すがらに見た金網沿いの風景。
まるでアメリカそのものだった記憶があります。





父親が仕事で沖縄と取引をしていた関係で、
沖縄に行く度におみやげでパイナップルやハーシーズのチョコ、

ジョニ黒やカティーサークといったウイスキー。

父親はほぼ飲まない人だったので、
何十年も風を切らないまま、今だに残っているものも(笑)。


当時、夕食はホテルを出て、パフォーマンスをするステーキハウスへ。
ちなみに翌日のランチでジャッキーステーキハウスも行きましたが、
沖縄の人は昼からステーキを食べるのかと驚きました。

食事後、コザの町を散策。
ライブハウスにも行きたかったのですが、
父親と一緒な上、まだ学生服を来てた年代で
一人でコザのライブハウスに行くことはできませんでした…。
バンドの紫は知っていたし、
なんとなく町の背景も理解していました。
 
通りにあった音楽ショップに入ると、
手書きのカセットテープが並んでいて、
コザの中でもいちばんアメリカを感じました。

その後、何度も沖縄を訪ねましたが、
たまに行くコザはどんどんコザでなくなっていき、
ただただ寂れていくだけで、
今では、北谷の絵に描いたような
アメリカしかなくなってしまった気がします。

映画「ミラクルシティコザ」は、
コザの70年代と現代を結ぶタイムスリップものです。



70年代ではないけれど、コザの途中経過を見ているだけに、
それだけでこの映画が見たくなりました。

ストーリーは、コザから生まれた伝説のバンド 紫をモチーフに、
伝説のメンバーだった一人が

時代を経てこうなり(一番左)

とあることでその孫と時代を超えて入れ替わってしまい、

そこからいろいろと騒動が巻き起こっていきます。
 
70年代かっこよかった長髪のメンバーが、

現代では浮浪者寸前のやさぐれおじーになりさがり、町の厄介者的存在扱い。


ただ、メンバーの一人は不動産業の社長になりあがり、
過去の記憶を吹き飛ばそうと、
コザ再開発を進めるべく仲間だったはずのおじー軍団を追い出す方に回ります。

一方、伝説のメンバーの孫は一応音楽経験はあるものの、
27歳にして職なし、才能なし、努力なし、彼女なし。
でも将来はでっかくなってやるという野望だけは一人前。
「TIKTOKでバズれば世界に売れるかも」
といういまどきの若者の最下層レベル。

そんな輩が70年代のコザ、
しかもライブのステージ上にタイムスリップしちゃったもんだから、

仕方なく今どきのラップをかまして、ステージは酒瓶の嵐…。

紫をはじめ、あの当時のコザを知っていいればさらに楽しめる映画です。 

基本はコメディですが、
ラブロマンスやバイオレンス、さらには若者の自立から都市の再開発…。  

ありとあらゆる映画のエンタメ要素を詰め込んであります。

もちろんアメリカとの対立の果てに起きたコザ暴動も絡んできますが、
決して政治的な話にならず、最後まで笑って泣いて楽しく見られます。

沖縄から生まれた音楽に対する愛とリスペクトがあり、
その軸がぶれずに描いたことがこの映画の成功の要因でしょう。
音楽はもちろん紫とグリーンやコンディショングリーンが関わっています。
本来なら歌をもう少しハードに聴かせてくれても…
という不満は残るものの、内容的には大満足。
こういう映画に出会うと邦画を見てよかったなと思わせてくれます。
海外でリメイクされていいレベルの作品でした。




それでは今日の1曲。
ここは紫! …と行きたかったのですが、
Youtubeにあんまりいい音源がなかったので、
あえてコンベンション・グリーンのハートテイカー。

紫と比較したら、自分が聴いたのはかなり後追いです。

そもそも日本のロック創世記の音はほぼ後追いなのですが、
フラワー・トラベリン・バンド、四人囃子、
ちょっと低評価ですが、モップスあたりの70年代の音は
とても好きです。そういう中にあっても、
コンベンション・グリーンは、
まさにアメリカのベトナム戦争時代の音そのものですね。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2022/02/19 09:58:20

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この記事へのコメント

2022年2月19日 13:55
ヘェ~、紫の映画なんてやってたんですねぇ。
むか~し、昔
70年代後半、高校生の時
夏休みに西海岸にホームステイした事があって、タワーレコードでレインボーとかスコーピオンズのLP買ってきた私を見て、ホストファミリーさんが
「ジャパンでメジャーなロックバンドは何だ?」って聞かれて、
当時、日本のロックバンドではろくなのが居なくて、
「強いて言えばBowWowと紫かな?」
って答えた記憶が有ります。

紫のイメージはバンド名から
DeepPurpleの影響受けたバンド。
コンディション グリーンは
サーカスの様なステージパフォーマンスの派手なバンド。
そんな感じですねぇ。
コメントへの返答
2022年2月19日 18:33
あくまでも紫はモチーフという感じで、音楽映画といよりもコメディです。

紫は、扉を開いたという点で、MLBで言うところのマッシー村上さんのイメージでした。そうなるとBowWowは野茂さん? まだ大谷翔平選手クラスは出てませんね。BabyMetalは、BIGBOSSぐらいかな? 

紫を聴いたとき、ディープ・パープルのカヴァーにとどまらず、基地の外国人での間で培われたライブ・バンド、ジャム・バンドとしての実力はこういうものなんだなと思った記憶があります。当時の日本のロック・バンドは、洋楽に追いつこうと必死になって体力も知恵も全部使ってたなと感じます。

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