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2023年10月11日

ラグビー日本代表の歩んだ道

ラグビー日本代表の歩んだ道


ラグビーワールドカップ2023
日本代表の旅が終わりました。







残念な気持ちはあるけれど、
この4年間のテストマッチの結果から見れば、
予選敗退は想定されたものの1つだったと思います。
もちろん覆す可能性も十分にあったわけですが…




ちなみに自分は前HCのエディー・ジョーンズも、
今回のHCのジェイミー・ジョセフも会ったことがあり、
それぞれの取組や練習内容もわりと知っている方です(笑)


今回、なぜラグビー日本代表が負けたかと言えば理由はいろいろあります。


アルゼンチン戦ではラインアウトモールで完全に力負けしたし、
もともと課題だったハイボールのコンテストでも優位になれなかった。

後半の失点の多さは単純に選手層の薄さであったり、
体力的な消耗などもあります。

とはいえ、5月の合宿参加時点で、
選手のフィットネスとフィジカルの数値が決められており、
そこから2ヶ月近い期間をかけて体を仕上げてきたチーム。
もちろん日本人の体型やそもそもの筋力量の違いもあり、
要所に外国育ちの選手を入れながらレベルを上げてきました。
正直、これ以上はできないという過酷な練習を持ってしても、
試合によって勢いをキープできない。
それがラグビーというスポーツです。


前回までの大会の弱点と言われたのがロック。
トンプソンルークが引退し、ジェームス・ムーアが残ったものの、
日本人の人材不足は否めませんでした。

ロックは身長2m近い高さに加えて、
短距離選手並のスピードと中距離選手並のスタミナ、
レスリング重量級のタックル力が必要です。
ただでさえラグビー人口が少ない中、
ロックの適材の人材はなかなかいません。 

今大会ではファカタバ、

コーネルセン、ワーナーディアンズが加わり、
ロック不在は解消されました。

ところがこの2年のテストマッチで、
ロック以上に課題が見えてきたのがバックス陣のスキルとディフェンス。 

エディー時代からダブルタックルによる
ディフェンス力を高めてきましたが、
相手の攻撃がダブルタックスのミスを付いて、
ラインブレイクする戦術が向上。
さらに、トップスピードに乗って
ダブルタックルをも打ち破るパワーランナーが続々出てきました。

アルゼンチン戦のトライを見てもわかる通り、
11番や14番のスピードもパワーも日本よりはるかに上でした。



前回大会では松島や福岡などがいましたが、
今大会はは対応できないほどラグビー自体が進化しています。
4年前の大会終了時点ではこの進化は予想できなかったと思います。


日本から続くバックスがいなかったわけではありませんが、 
リーグワンで新人賞を争った長田や

木田、
ナイカブラなど台頭してきた選手もおり、
少しずつ新陳代謝を図ってきましたが、
世界で勝てるという人材という面ではちょっと時間が足りなすぎました。


時間の足りなさという点ではコロナが大きく影響しました。

ラグビーは、そもそもイギリス圏のスポーツで、
イングランド、ウエールズ、アイルランド、スコットランドの4カ国に、
フランス、イタリアが加わり、常にその中でハイレベルな戦いが行われ、
成長を続けています。



一方で、南半球は、
南アメリカ、オーストラリア、NZ、アルゼンチン(今年はウルグアイ)
による4各国のチャンピオンシップを開催し、
ヨーロッパに対抗しうる大会を行っています。



ラグビーは春から夏と、秋から冬にかけて行われる代表活動がすべて。
長期合宿を含めた代表の試合の合間に、
プロリーグ開催と言っても過言ではありません。

バスケで八村塁選手、サッカーで三笘選手が代表を辞退しましたが、
ラグビーでは自クラブを優先して代表自体ということはありません。
そもそも代表戦とプロリーグとスケジュールが被ることがないからです。

コロナによる代表活動の停止に加え、
2021年に発足したリーグワンがコロナで大きく出遅れました。

もう1つ不運なのが、アジアには15人制のラグビーの強い国はなく、
ライバルがいない状況で代表強化をすることも相当なハンディです。

他の国もコロナによる停滞は同じと言いつつも、
日本の戦いにより深刻な影響を与えたのは間違いありません。


今大会の勝敗に関係なく、
すでにジェイミー・ジョセフHCの退任が決まっており、
次の日本代表HCをどうするかが話題になっています。


ここまでの中で、選手の声が耳に入ってきた立場としては、
前監督のエディー・ジョーンズはなしだと考えます。


エディーは南アフリカ戦に注力しすぎて、
グループリーグを勝ち抜く術を持ち得ていませんでした。

一方、ジェイミーはグループリーグを勝ち抜くべくチームを作り、
それにふさわしいプログラムを組んできました。

エディー時代よりも激しい練習をしながらも、
選手もスタッフも勝利を信じて最後まで結束力が崩れることはありませんでした。


ジェイミー体制を支えたGM的立場の藤井ナショナルディレクターの存在も大きく、これから誰がナショナルディレクターとなって、
ここまでの体制を作れるかどうかが4年後の日本代表のカギとなります。


選手面でいえば、
今回の大会で痛感したのは、
全選手がキック、パス、タックルなど、ラグビーのファンダメンタルズの違い。

イングランドなどを見てもバックスのどのポジションの選手もキックを蹴ります。

サモアもアルゼンチンも、多くのタックルミスによって
ラインブレイクを許しました。
ダブルでいかなくても一人で止められる技術の習得が必要だと考えます。
 
パスにしっかりと回転をかけ、精度、距離、速度を高めることもマスト。

 
ただでさえ少子化でラグビー人口が手薄になる中、
小学生年代までに正しい技術を学ぶ機会を作っていかないと、
この先、日本が決勝トーナメントに進めることはないかもしれない…。
そんな風に感じた、ラグビー日本代表の予選グループ敗退でした。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2023/10/11 23:38:56

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この記事へのコメント

2023年10月12日 14:21
本当に今回はバックスが…でしたね…

あとは、世代交代がどうなるのか…4年後に期待です
コメントへの返答
2023年10月12日 19:05
バックスは前回組を脅かすほどの存在感のある選手がでてきませんでした。木田選手など候補には入ってましたが、最後まで代表に残れず。世代交代はしていきますが、育成を代表で行うのも限界があります。4年間、どうプランを作っていくかが重要ですね。

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