
開会式前から早くもフィギュアスケート、
モーグル、ジャンプがスタートしています。
今日から大会本番がスタートしますが、
冬スポーツは、雪や氷の上で、
いかにかっこよく、いかには美しく、
そして楽しく滑ることが基本です。
普通の人なら、失敗するどころが、
例えばジャンプ台やモーグルのスタート台に付いただけで、足がすくんでしまう世界。
スポーツである以上、結果が付いてきますが、
遊びから生まれたクリエイティビティと、
極限の技に挑むメンタリティ。
そして、自然の中でやるので、風や氷や雪の状態が
パフォーマンスに大きな影響を与えます。
長野団体で金メダルを取ったスキージャンプの原田さんは、
「最後まで我慢すると、最後に神風が吹くんです」
そんな風に言っていました。
ジャンプ台は、スタート台と踏切位置では、
風向きや強さが違いますし、
そもそもいろんな風が巻いている状態。
当然、跳んでいるときにも風は変化していきます。
跳びながら何を思うのかと思ったら、
あの状況で我慢しているのかと感心しました。
その我慢によって、ジャンプにとっての追い風が吹いて、
最後のひと伸びすることががあるという事実。
スポーツの奥深さをまた1つ知った瞬間でした。
そうした自然の状況に負けないよう、
選手たちは体つくりをはじめ、
常にハードな練習しているわけですが、
それでも勝ち負けが自然に左右されることがある。
しかも4年に1度。
実際にはほとんどの競技の決勝は1日。
つまり1/1461日だけのチャンスと言ってもいい。
アルペンスキーのワールドカップであれだけ強さを見せている
マルセル・ヒルシャーや、
男子モーグルのミカエル・キングスベリーも
金メダルは獲っていないわけです。
そこに、冬スポーツというか、
冬季オリンピックのおもしろさでもあり、難しさがあります。
開会式に関しては、2020東京の開会式がどんなものか?

を想像しながら見た方も多かったでしょう。
オリンピックはスポーツの大会と思いがちですが、
アートや音楽、子どもたちにとっても、
世界という舞台を目標に披露できる機会があるというの
とても大きな意味があると思っています。
Posted at 2018/02/10 08:41:09 | |
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