
バスケットボールで、
チャンピオンチームだけに許される勝利の儀式。
それがリングのネットを切ること。
B.LEAGUE2018-19ファイナルで千葉ジェッツを破り、
優勝したアルバルク東京がリングネットをカットしました。
東京は、最後の最後で田中大貴が完全復帰。
田中や馬場を途中PG的に使い、
千葉のディフェンスを混乱させるなど、
勝利を引き寄せる監督の策士ぶりが光りました。
田中も馬場もシューターという感じではなく、
インサイドで勝負できる選手という印象です。
竹内譲次やカークも含め、
全員が3ポイントを決められる力を持っています。
逆に言えば、3ポイント専任のシューターがいない。
バランスキーはそれに近い存在かもしれませんが、
千葉には石井、田口、栃木は遠藤、琉球は岸本、古川…。
強いチームには得点を量産するチームの顔的存在がいるのですが、
それがいない。
アルバルクのディフェンスのチームと言われていますが、
アウトサイド、インサイドのバランスが取れ、
どこからでも点が取れるところアルバルクの強さが、
ポストシーズンで試合を重ねるごとに見られました。
しかし、今シーズンのB.LEAGUEは、
本当に楽しませてもらいました。
楽しませてもらったことの1つに予想不可な試合内容。
そもそもポストシーズンの前を考えると、
千葉ジェッツが優勝を逃してしまうことも、
熊本ヴォルターズがB1に上がれないことも、
さらには北海道がB1残留プレオーフに勝ち抜くことも、
想像し難いことでした(笑)。
いざフタを開けてみると、
レギュラーシーズン勝率8割の千葉ジェッツが敗れ、
レギュラーシーズン順位の下だった島根スサノオマジックが勝ち、
レギュラーシーズン21連敗のままのレバンガ北海道が最後の大事な戦いで勝利。
Bリーグの勝利の女神は気まぐれすぎる(笑)。
エンターテインメントとしての仕掛けも十分。
試合後に外に出ると、
ちゃんとボードはチャンピオン仕様に変わっていました。

Posted at 2019/05/12 06:52:21 | |
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