
キース・ヘリング。
もちろん知ってます。
青山のPOP SHOPができた頃、
落書きのようなチョークアートをする人で、
ちょっとやばそうな、
NYの地下鉄にグラフティを描くような人とは違って(笑)、
すごく普通のアメリカ人って感じで…。
それが、アンディ・ウォーホルの後を受けて、
とんでもないようなPOPアートの巨人になるとは!
もっとも、アンディ・ウォーホルも、
ベルベット・アンダーグラウンドやNICO、
ルー・リード、ストーンズ…、
そうした70年代のアイコンと掛け合わせての
アートアイコンとは思っていますが…。
八ヶ岳に
彼のコレクションの美術館があります。
そこでは、
削ぎ落とされた単純なラインで描かれた、
生命感あふれるキャラクターたちや、
生前に伝えようとした、
いくつものメッセージに出会うことができます。

これぞエイティーズと言えるカラフルな世界。

もともとチョークで描いたような絵は、
ストリートの中にあってこそ映えるアートだと思っていましたが、
1つの空間の中に収まると、
その凄みをより改めて感じることができます。
終わりの見えない長い雨やコロナ禍の憂鬱な時代であっても、
彼の作った空間の中にいるだけでなんだか楽しくなるのです。
彼自身もLGTBやAIDSなど、
複雑な社会問題に向き合いつつも、
常にユーモアを忘れることなく
単純なラインを持って描き続けた意味が
改めてわかったような気がします。
そして、キース・ヘリングといえばPOP SHOP。

アートをキャラクター商品化。
誰もが楽しめるアートを提唱し、
それを実現した点でも評価されています。
彼の作品が描かれたウエアを着たり、
身につけたりしているだけで、
彼をまったく知らない人でも、
楽しい気分でアートと接することができるわけです。
中村キース・ヘリング美術館に行ったからと言うわけではありませんが、
ちょっと前にセブンイレブンのネットショップで、
キース・ヘリングとのコラボ傘を売り始めました。
このPOPの傘をさすだけで長雨を吹きとばせそう!
商品が届くのは9月ということですが、早速買ってみました(笑)。

Posted at 2020/07/18 19:04:39 | |
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