最近は本屋からかなり足が遠ざかっています。
昔は本屋に毎日行っても飽きなかったのに、
最近は細分化されすぎて、
書棚を見ても、少数のターゲットで受けを狙う意図が見え見え。
車雑誌などはその最たるもので細分化されすぎて(笑)。
フランス車ならこの雑誌、
カスタムならこの雑誌、
旧車ならこの雑誌…。
そのミニマムな世界の狭さに加え、
うんちくのレベルもありきたり…。
車のレビュー自体も、
受ける人にだけ受けるようにしているような中途半端さ。
その内容に時代遅れ感も…。
雑誌は壊滅的ですが、
どちらかと言えば外国の小説・ノンフィクションが好きなので、
そんなジャンルは壊滅的な状況です(笑)・
そんな本屋離れの自分の目に止まったのがコレ。

「キャプテン」!
昭和を代表する名作マンガです。
漫画家のちばあきお氏は、
残念ながら晩年に自ら命を絶ってしまいました。
その続きがどうやら始まっているとのことで、
ちょいと立ち読み。
ちなみに「キャプテン」という漫画、
名門の青葉二中から墨谷二中に転校してきた谷口が
やがて野球部のキャプテンに指名され
丸井、五十嵐と続いて、近藤がキャプテンとなって、
墨谷二中が再出発したところで原作漫画は終わります。
「キャプテン2」はその続き。
近藤はとても好きなキャラで、
その続きが見たいという思いはずっとありました。
漫画家は「ゼニグラ」という漫画の原作者でもあり、
絵もちなあきお氏と比較しても違和感なく楽しめます。
今更「キャプテン」を復活させること自体、
明確な昭和世代のターゲット狙いなわけですがw
初代「キャプテン」は、
努力・友情・勝利+根性みたいな内容で、
非合理なスポ魂的なところがありましたが、
「キャプテン2」では、
そうしたものを否定しつつ、
現代風にアレンジされています。
スポーツに関わっているものとして、
それはまったくもって正しく、
主人公の近藤は体育会的な世界観を
否定したところで成り立ってたキャラでした。
が、
「キャプテン2」は
ちょっとうんちく的になりがちで、
物語性には欠けてしまう気も。
個人的には漫画には漫画の良さがあり、
あまりうんちくやノウハウ的なものは好みではなく、
星野之宣のような、
そのままハリウッド映画になりそうな壮大な物語や、
松本大洋の「SUNNY」のような
作品が好みということで…。

Posted at 2020/08/31 19:04:48 | |
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