
赤信号で停まっているとき、
バックミラー越しに見えた赤い車。
意外とかっこいい。
なんて車だっけ、コレ。
あ、スズキの…、
バレーノだった。

そもそもバレーノに赤があることすら知らなかった。
その赤いバレーノが右折帯に入り、
側面からリアまで見ることができたけれど、
すっきりまとまったデザインで、他の日本車とは違う存在感。
イグニスと同時期ぐらいの発売された記憶があるけれど、
個性的なフェイスのイグニスに対し、
インドで作られた以外、没個性の印象しかなかった。
シルバー中心の実用車ぐらいのイメージだったけど、
実車でしかもシルバー以外を見るとまったく感じが違った。
サイドのライン、リアの面構えもかなりいい。
見ようによっては、
プジョー308とルノー・メガーヌをミックスしたような…(笑)。
とにかく外国車の雰囲気がしっかりとある。
バレーノのエンジンは1.0L3気筒のターボと1.2L4気筒NAの2種類。
ルノー・ルーテシアやプジョー208、
あるいはVWポロのようなクラスが競合なのだろうけれど、
そこに当てはまる日本車が意外とない。
コンパクトとSUVの中間という現状のニーズの薄さが、
不人気の一因になったかもしれない。
そうであっても、
そのクラスの日本車として、性能とコスパを考えれば、
ヨーロッパの外車にも十分対抗できる車ではあったと思う。
そんなバレーノ、今年の7月でラインナップ落ちしてしまったらしい。
スズキもそこまで国内で売りたいと思っていなかったのか、
2020年のマイチェンを見ることもなく、

ずーっと不人気車のまま終了。
販売台数も少ないらしく、もはやレア車として中古市場にしかない。
いまさらもったいない感がある。
R.S.グレードもあるようだし、

パーツを付けたらさらにいい感じに仕上がりそう。
実際、バレーノのモデファイ動画や画像がいくつか上がっていた。
海外ではOEMでトヨタ・スターレットとして販売されているみたいだけれど、
スズキも売り方をしっかり考えれば…。
もっと言ってしまえば、この車でWRCを走らせていたら…。
なんて思ったりする。

Posted at 2020/11/20 21:12:08 | |
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