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2021年09月29日 イイね!

あの時のハーレム体験

あの時のハーレム体験

コロナ禍で映画を
観に行く機会が減っても、
たまには映画を行く。







その多くが音楽ドキュメンタリー。
デビッド・バーンの「アメリカンユートピア」しかり


リアム・ギャラガーの「As it was」しかり。






今回観た作品は、
映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』


1969年6月末から8月末までの間、
NYのハーレムにある公園で行われた
「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」の模様を
テレビカメラに収めたもの。

スティービー・ワンダーやBBキング、

スライ&ザ・ファミリーストーン、

グラディス・ナイト、マックス・ローチ…。

ブルース、ソウル、ジャズ、ゴスペル、ポップなど、
もはやレジェンドクラスのアーティストが大挙出演。
同時期に行われた「ウッドストック・フェスティバル」と対比させて、
「ブラック・ウッドストック・フェスティバル」として、
本来ならテレビ番組化するはずだった。


「だった」という過去形なのは、
そのままフィルム自体が50年ものお蔵入りしてしまったから。
しかしこんなすごいフィルムが
よく残っていたなというのが映画を観ながら感じたもの。
この手のフィルムはど素人が撮ったような映像というのがわりかし多い。
昔よく観たパンクのドキュメンタリー的な(笑)。
それとは一線を画す映像とパフォーマンス。
音楽ドキュメンタリーの傑作である
ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」は、
監督のマーティン・スコセッシが絵コンテを描いて
完璧なまでのカメラワークで映像を撮っていたけれど、

それと同等の迫力のある映像が素晴らしい。
とにかく冒頭の若きスティービー・ワンダーのドラムから
一発で心を持ってかれる。

黒人のための黒人のためのフェスティバルという雰囲気が
アーティスト・観客の双方から感じられ、
そこから生み出される奇跡のパフォーマンスの連続。
パフォーマンスとシンクロするように
アーティストや曲の背景、黒人差別の歴史や当時の時代背景、
社会的なメッセージを込めていく。
非常にわかりやすく、とても意味のある。
が、あまりに各アーティストのパフォーマンスが良すぎて
「映画の部分なくして曲を聴かせて!」とまで思わせる(笑)。


パフォーマンスに加えて、
この映画のもう1つの側面が魅力的なハーレムのファッション。
観客たちのファッションは
今に通ずるかっこよさと多様性を見せてくれる。
映画全体を通して、
ブラックカルチャーというひとくくりにはできない多彩さが
至るところに散りばめてある。
差別のような閉塞的な時代の空気を突き破るのが
自由で楽しい音楽というところもGOOD!
Posted at 2021/09/29 07:46:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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