
ど田舎といってもノルウェーの話で、
メタルバンドといっても
純粋な北欧メタルではなく、
まだ音楽性が定まっていない。
平均年齡は14歳ぐらいだから仕方ないけど(笑)
映画「ロスバンド」に出てくるロスバンド・インモータルのメンバーは、
ドラムのグリムと、

小さな村では一番のギター弾きだけど、
極めて音痴なヴォーカルのアクセルの2人編成。
ある日、グリムがオートチューナを使い
ヴォーカルを補正してコンテストに応募したところ見事に受かってしまい、

1300km先にあるトロムソのコンテストに参加することに。
コンテスト参加までの間、アクセルの歌では勝てるはずもない上、
逆にステージ上で恥を欠かせてしまう…。
グリムは友情を壊したくないと
「他のメンバーが必要だ」とそれとなくアクセルに気づかせようとしたけれど、
アクセルは「ベースが足りない」と言い出し…。
ベースのオーディションにやってきたのは9歳のチェロ弾きのティルダ。
クラシックを演るような環境もなく、
学校に居場所がないまま、一人孤独にチェロを弾き続けている。
ただ速弾きもできる超絶テクニック持ち。
そこに17歳無免許のマッティンがバンドを運ぶドライバーとして加わる。
マッティンは、自動車整備工を営む家で家業を手伝いながら、
ラリードライバーとして将来を父親(コ・ドラ)から嘱望されている。
ただし本人は音楽の道に進みたいという希望を持っている。
「ロスバンド」この4人が織りなすロードムービーで、
北欧の自然の中で培われた子どもたちの感性が瑞々しく、

旅をしながらお互いを理解しあい、成長していく。
「ヘヴィトリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル」にも通ずる、
ど田舎のバンドの夢を追う旅は、
北欧の風景とマッチしていて、
どこかファンタジックでもある。
映画に出てくる部屋のインテリアも北欧らしさがあふれ、
子どもたちを含めてなにもが可愛らしい。
この映画を嫌いという人はいないんじゃない?
文科省推薦映画に指定されたけど、
世界どこにもありそうな家族の物語で、
この映画なら子どもたちに見て欲しい!
「ロスバンド」予告編
PS.音楽と並んで、この映画で重要な要素となるのがラリー。
なかでも9歳のティルダの名コ・ドラぶり。
さすが名ドライバーを生み出す土地柄。

スピンオフでマッティンとティルダのラリー映画でも作って欲しいぐらい(笑)
Posted at 2022/03/03 11:32:11 | |
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