3時過ぎ、サイレンの音が鳴り響く。
最初は救急車、その後消防車、
そしてパトカー…。
それも1台ではなく、複数台現場に向かっていることがわかる。
外に出て様子を見に行ったところ、
パトカーが通行止めをしていることだけはわかった。
燃えている匂いはしないので火事ではないとは思ったけれど、
午後になって、その原因が逆走車が正面衝突し炎上。
逆走した方の軽自動車の2人が死亡。
追突された方はホンダかトヨタのセダンかと思われ、
巻き込まれた方は20代男女4人ということで、
1人が頭蓋骨骨折で他ケガというニュース。
軽自動車の方は、40代後半のフィリピン国籍の方で、
夜間で2車線に気づかず逆走してしまったのだろう。
事故前に、すでに「逆走車がいる」という110番に入っていたそう。
不幸なことに事故現場となった場所は、
左側2車線の大きく曲がった上りカーブ。

ちょうどこのパトカーの先が事故現場で見えない位置。

セダンの方は、おそらく逆走車が見えなかったと思われる。
また追い越し車線を走っていたがゆえ巻き込まれた可能性がある。
現場の道を知る者としては、
ほんのちょっとのことでこの事故が避けられたかもとは思う。
2車線道路でしかも車が極めて少ない時間。
事故現場を過ぎたら、
まっすぐな道路になり、逆走車も自らの逆走に気づいたか、
広い道幅から考えれば正面衝突のような大事故は避けられたのでは…。
以前、この事故現場のちょっと先で逆走車に出くわしたことがあり、
すんでところで交わし、他の車もみな避けて、
自分の見える限りでは事故は起きず、その後サイレンも聞かなかった。
ところで、この事故が起きた国道246号線。
国道1号線の裏ルート的として、
六本木から沼津あたりをつなぐ山側のルートだけれど、
実は走の可能性が多い道路でもある。
特に山北から沼津あたりまでのエリア。
道路の北側、富士山側から下る細い道から246に合流する場合、
両サイドの道の全体像が見えないところがある。
富士スピードウェイから裏道を抜けて御殿場に向かおうとした時、
まったく知らない道を走りながらなんとなく下っていた。
その時、246と合流する交差点に気づかず、

2車線とは思わず一瞬交差点に入りかけそうになった経験が。
上りで角度も付いているため、走行車線が見づらかった。

すぐに気づいて逆走することはなかったけれど、
大きな道に交差する小さな交差点ほど、
坂道であったりすることもあり、
2車線とわかりづらい可能性があることを知った。
高齢者の逆走ばかりがクローズアップされるけれど、
首都高や高速の入り口を間違えるような例は稀で、
身近なところで逆走しやすい交差点は結構ある。
特に夜、しかも知らない道だとなおさら。
フィリピン人の方もご冥福をお祈りするとともに、
こうした事故は起きたということは、
外国籍だからというわけでなく、
誰もがわかりづらい構造になっていることは否定できない。
事故を受けた方も、
若い上、ケガが少なかったとしても精神的なショックは大きいだろう。
誰にとってもいいことが一つもないのが事故だ。
深夜、知らない道、追い越し車線、スピード…。
こうしたことを1つ1つ避けることで、
相手の逆走や無謀な事故に出会うリスクと同時に、
万が一にも自分が逆走してしまうリスクも減らす。
無用な事故を起こさないよう普段の心がけが改めて重要だと思った。
Posted at 2022/06/19 20:38:20 | |
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