
Tさんはラグビーで県代表にも
選ばれたことがある人。
ポジションは3番なので、
ラグビー日本代表だと具選手。
1番の稲垣選手と対の位置に来る、
とってもパワーを求められるポジションです。
そのサイズ感ゆえ、他人が見たら、怖い人?!
なんて思ってしまうかも。
そんなTさんの趣味が写真ということを最近知りました。
あるとき、カモフラージュ柄の望遠レンズを持っていたので、
すぐにわかりました。
三島周辺はカワセミの写真を撮る人も多いので、
カモフラージュ柄のレンズは見たことがありました。
仕事柄、プロのカメラマンの知り合いも多く、
タレントさんのスタジオ撮影などもかなり経験しているので、
撮影に関する知識もそこそこあり、
撮影機材や価格も概ね理解しているので、
かなりお金をかけていることはわかりました。
Mさんがどんな写真を撮るのか興味あったので、
「写真、ぜひ見せてくださいね」
そう言っておきました。
何日かすると、TさんがINEで画像をL送ってきました。
その画像の素晴らしさは眼を見張るほどのもので、
なんらかのコンテストに出したら賞も十分狙えると思うほど。

「コンテストに出さないんですか?
この写真なら使いたいというメディアもあるんじゃないですか?」
「ほとんど表に出したことがないし、趣味のレベルですから。
知り合いを通じてJTBや観光関連から使いたいと言われたとき、
無償で提供しちゃいました」
富士山写真を撮るような人は、
毎日撮影に行っている上での写真と思っていますが、
Tさんの仕事から見て(住宅系産業)、
なかなか撮影には行けないであろうことはわかります。
にもかかわらず、撮影場所も含めて、
イメージした世界をしっかりと捉える能力が高いことは、
すべての写真から理解できます。色も構図も言うことなし。
おそらくすべての撮影場面で才能を発揮できるであろうとすぐに理解できました。
上から目線的な言い方になって申し訳ないのですが、
仕事の経験上、プロの写真カメラマンだからと言って、
必ずしも写真がうまいとは認識していません。
それぞれ得意な分野があり、
スポーツが得意な人もいれば人物が得意な人、
あるいはブツ撮影が好きな人もいます。
プロのカメラマンはどんな場面にでも対応できるよう
機材を扱えるという認識です。
個々で写真心というか絵心があるかないかは別問題。
撮りたい絵が見えているかどうかはセンスと言わざるを得ず、
そこにはプロもアマもないと考えています。
先日、ラグビー日本代表vsオールブラックス
Mさんにもチケットをお譲りしました。
当日、カメラを持って会場に来ていました。
偶然にもゴール裏の最前列だったので、写真を撮るには最適の場所です。
Tさん、機材からすればスポーツカメラマンが使うような
100万円を超えるような400mmのレンズではなく、
しかも客席からの撮影でゴール裏から距離もありますが、
きっとTさんならいい写真を撮れるという確信がありました。
通常、風景を撮るカメラマンは、
球技を撮るのはあまり得意でない場合が多いです。
そもそもボールを追っていてダメで、
ピントを合わせることすら難しいです。
しかし、Tさんは撮りたい絵が見えていて、しかもラグビー経験者。
選手たちのポジションごとの動き、いいプレーの美しさ、
そうしたものを理解しているだろうことがわかるからです。
想像した通り、この試合の最高のシーンをしっかりと写していました。
Tさん、SNSで発信するようなこともしておらず、
ほとんど表に出していない写真だけに、
意外なところに意外な才能がいるもんだなと感心しきり。

Posted at 2022/11/11 15:31:37 | |
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