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2022年11月25日 イイね!

サッカー日本代表が見せてくれたもの

サッカー日本代表が見せてくれたもの
FIFAワールドカップ、
サッカー日本代表がドイツ代表に勝利!
戦前の予想としては圧倒的不利でした。












試合前に何人かから「日本はどう?」と訊かれましたが、
サッカーは0-1で勝てる可能性があるので、
やってみなければわからないとしか言いようがありませんでした(笑)。

実際、optaのデータを駆使した試合前の勝利の可能性はこんな感じ…。



ドイツ戦は、4-2-3-1という
ここ何年も日本が採用してきたシステムで挑みましたが、
前半はほぼ機能せず、よく1失点で抑えた終われたというのが実感です。
本来ではあれば、FWの前田大然選手を筆頭に、
伊東選手、鎌田選手らがハイプレスをかけてボールを奪い、
ときには久保選手が絡んで…。

ところが伊東選手のサイドが崩されて、久保選手も機能せず。


前半はこんなイメージです。


唯一、1度だけカウンターで伊東ー前田のラインが生きて、
ゴールに結びつけましたが、残念ながらオフサイドに。

とにかくあれだけ責められて1失点なら上出来といえる内容で、
ボールキープ率の圧倒的差ががあり、
後半、2~3失点は仕方ないかもという散々なものでした。


ところが後半、久保選手に代えて富安選手を入れて3バックに。
日本の切り札とも言える三苫選手も投入したのですが、
この時点では実質5バックの形に。
右サイドの酒井選手と伊東選手のディフェンスの面が整理されて、
こちらのサイドが活きるようになりました。
 
そうなると、守り気味だった逆サイドの三苫選手も生きてきます。
さらに、堂安選手&浅野選手を投入。
前田選手のスピードに勝るとも劣らない
浅野選手のハイプレスが効果的になってきました。 

考えてみれば、日本の過去のワールドカップの戦いは、
ハイプレスがあってこその結果がほとんどです。
2002年の鈴木隆行選手は、
最前線のディフェンダーと称されたことすらあります。
岡崎選手も献身的な動きでピッチをフルで走り回りました。

日本から世界レベルの点取り屋が生まれることはなかなかありません。
体格の問題や日本の教育的な側面もあります。

いろいろなスポーツ選手に会う機会が多いのですが、
サッカーのFWはかなり特殊なポジションで、
尋常じゃないエゴイスティックさと、
常人では計り知れないクリエイティビティが必要です。
これまでサッカーのFWで、向いているなという日本人が2人いて、
一人が釜本さん。もう一人が丸山桂里奈さんです。
常識はずれというか、常識破りというか(笑)


サッカーにおける絶対的なFWというのは、
とにかく人格的にも発想的にも常人の想像を超えるレベルじゃないと。
故アントニオ猪木さんなんかもぴったりのような気がします(笑)

そういう人材はそうそうでてきませんから、
日本の1トップはとにかくハイプレスを懸けて、
その動きに他の選手も連動しながら得点チャンスを作る。
現実的なラインでもっとも日本らしい戦い方です。
完全に日本ペースになったところで南野選手を投入。
ここから逆転劇がスタートしました。
もはや5トップとも言える布陣。ある意味前代未聞の戦い方ではありました。


サッカーの選手交代で劇的にチームが変わる例は決して多くありません。
後半の疲れてきた時間にスーパーサブ的に投入する。
あるいは、1人退場になった際に、あえて攻撃の選手を入れる。
といった成功例はわりと見たことがありますが、

今回もっとも驚いたのは、ほぼ試したことがなかったシステムチェンジです。
オフェンシブな3バックもそうですし、
これだけ攻撃の選手をすべて並べることもありませんでした。

素晴らしかったのは、その決断をした森保監督はもちろんですが、
交代した選手が監督の意図を理解しプレーですべて表現できたところです。
森保監督と選手のコミュニケーションがしっかりとれていた証明でもあり、その関係性が成熟しているところまで来ていたのだなと感じます。

これが弱いチームで結果が出なかったら
「監督のやりたいことがわからない!」
などと不満たらたらの見苦しいものを見せられることになります。

アメフトみたいに何百もフォーメーションがあって、
個々の動きが決まっているような競技と違い、
サッカーのように広いピッチで自由な動きができる中で、
「やり方がわからなければ、規律をぶち壊しても自分で考えて打開しろ!」
そこにこそサッカーのおもしろさがあると常々思っているだけに(笑)。

もう1つ、感心したのは、攻撃的選手をずらっと並べたこと。
日本から絶対的なFWが育たない一方で、
テクニックにすぐれたMFはどんどん出てきています。

ただ、これまでの森保ジャパンで、
有能なFWとMFの組み合わせの正解を見たことがありませんでした(笑)。
鎌田は得点力もあるし、南野のテクニックがあるし…。
久保もいるし、堂安もいるし…。
三苫と伊東のサイドの攻撃も効果的だし…。
さらにはスピードある前田、浅野、
今回は選ばれなかったけれど古橋もいます。
ところが、この4年間、単発では効果的なプレーを見せていても、
チームとしてのここまで明確な意思を持って
連動した動きを見せてくれたのは、初めてだったように思います。
森保監督自身が選手の能力をしっかりと把握して、
すべての選手に役割を与えて自信を持って送り出したことで、
チーム一丸で日本人が見たかったサッカーを表現してくれた!

そのスタイルで勝てたことが素晴らしいのです。



また、3バックといえば、ドイツ伝統の戦い方です。
本来ならリベロがいて、ウイングバックが上がり、
絶対的FWが点を取るというドイツが生み出したスタイルです。

そのドイツを相手に、日本が伝統をアレンジして独自の3バックで勝ったのも
ワールドカップならではのおもしろさです。


とはいえまだ一戦目。次はコスタリカ戦です。
スペインに大敗したあとだけに、
立て直してくるのか、それとも諦めムードで来るのか、
これまたやってみないとわかりませんが、
雰囲気だけは日本有利と思っていいでしょう。

その先まで考えると、ブラジルと当たる可能性があるE組1位より、
2位通過の方が組み合わせとしてはよさそうだけれど(笑)。
なんて取らぬ狸の皮算用までしてしまいそうな、|日本の勝利でした!
Posted at 2022/11/25 13:00:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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