パンク、ニューウェーブの洗礼を受けた世代ですが、
今ではすっかりラテン音楽好きに(笑)
昨日もラテンのダンスイベントに行ってました。
女性と面と向かってペアで踊ると、
視線がドギマギしてしまいます
しかも視線を下げると胸の谷間に…
夏だしダンスだしわりと露出度高めなので、
そこがまたなんとも…(笑)
ラテンに限らずこれまでいろいろなジャンルの音楽を聴いてきたのですが、
もっとも影響を受けたと言えるのがザ・バンドです。
それまではボウイやロキシー・ミュージックなどを遡って聴いてたのですが、

多少もアメリカの音もと思って買ったのがザ・バンドのベスト・アルバム。
最初は苦手な音かもと思いつつ、聴き終わると、
すっかり泥臭い音楽に取り憑かれてしまいました(笑)
フォーク、ロック、カントリー、ブルース、ジャズ…。
音楽のジャンルを超えていくルーツ・ミュージックの魅力。
そこからリトル・フィートやニューオリンズ系をはじめ、
ジャンルレスになっていきました。
もし、あの時ザ・バンドを聴いていなかったら、
スカしたイギリスかぶれみたいな人になって、
今頃ミニクーパーやベスパに乗ってたかもしれません(笑)。

(それはそれですごく理解と尊敬を持ってますよ)
当時はサザンオールスターズのコンサートにも行ってたりするですが、
ザ・バンド以降、まったく興味がなくなりました。
それまでもクラプトンぐらいは聴いていたのですが、
サザンの音楽の多彩性の裏にある
ルーツ・ミュージックやアメリカン・ポップス、
ビーチサウンド、昭和歌謡といったオマージュ的なものが
なんとなく読み取れるようになってしまったからです。
パーカッションの毛がにさんが活躍している初期曲はけっこう好きなのですが、
そもそも斎藤ノブさんのプロデュースによるものだったそうで(笑)
プラチナ化してるサザンのコンサートのチケットを取れるからと推されても、
昔見たことあるしなんならKUWATA BANDも見たけど、
正直まったく興味がないのです。
同じような理由でB'zも苦手で…。
そちらはコンサートに連れてかれた際、
1曲ごと聴いたことのあるようなフレーズが出てきて、
これってどの曲だっけかな?とずっと考えながら見てました。
最後の方で、完全丸パクリ?と思ったらジェフベックのカバーでした(笑)
両バンドのファンの方には申し訳ないのですが、
日本でもトップのバンド2つが嫌いとなると、
単なるひねくれ者のメジャー嫌いに思われそうです。
先日、ロビー・ロバートソンが亡くなりました。
ザ・バンドのメンバーの多くが亡くなっていましたが、
ロビー・ロバートソンはショックが大きいですね。
レヴォン・ヘルムはリンゴ・スターのツアーで生で見ましたが、
ロビーはついに見られず仕舞い。
彼のソロアルバムも大好きで、
ピーター・ガブリエルも参加して、
リチャード・マニュエルを追悼したこの曲なんて最高でした!
世界中のアーティストが参加して名曲をセッションで歌うことで
国境も文化も超えて人を繋いで世界を変えていこうという
Playing For Change も、
ロビーが出ていたからこそ知りました。
そして、ザ・バンドといえばやっぱりラスト・ワルツ。

時代を駆け抜けたバンドが最後に踊るワルツ。
監督のマーチン・スコセッシの完璧な映像は、
未だ音楽ライブ映画として最高傑作です。
ブエナビスタソシアルクラブも映像としては素晴らしかったのですが、
あの時代のあの空気感、バンドが終末を迎える瞬間を完璧に切り取っていました。
映画の中で冷静に語り続けるロビー・ロバートソン。
彼も亡くなってしまいました。
R.I.P
ロビーの思い出は尽きることはありませんが、
最後は美しすぎる「ラストワルツ」を
Posted at 2023/08/12 08:43:32 | |
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