ROUSSILLONのブログ一覧

金沢武士団と書いて
カナザワサムライズと読みます。






現在B3に所属する金沢武士団。
昨季はベルテックス静岡もB3だったので、
同じ環境で戦ってきた仲間なのです。


今季は静岡から東野選手が移籍して在籍。　
ライバルチームに所属していたオリビエ選手など、
馴染みの選手もけっこういます。


金沢武士団はどんなチームかと言えば、
金沢と名前が突いていますが、本拠地は七尾市にあり、
志賀町でも試合を行うなど、能登半島に密着したクラブなのです。

２シーズン前は１勝49敗と驚異的な数字でB3最下位。
昨季はウクライナ代表を経験したボヤルキム選手など３人加入し、
なんとか成績は持ち直しましたが、
シーズン途中、B1のアルバルク東京で怪我人が出た際、
チーム事情がさらに苦しくなるのを顧みず、
そのボヤルキム選手をレンタル移籍を了承。　

今季も開幕時からコーチ陣がいない状態でシーズンインするなど、
経営的な面では甘さも見えます。
グッズページを見ても手弁当でクラブを運営をしているのがわかります。



その一方で、地域に根付いたファミリー的なよさも魅力です。
一度、金沢武士団側のシートで試合を見たことがあり、
座っているだけでもそれが感じられました。


金沢を代表する金沢まいもん寿司もホームの胸スポンサーに付いて、



不在だったコーチも決まり、今どきのバスケ人気に乗って、
クラブが成長していけるこれからというタイミングでした。


今回の能登半島地震によって、
練習場である田鶴浜の体育が避難所に。

選手やスタッフの住居や事務所なども被害を受け、


練習できる環境もなく、
震災後、選手たちはボランティア活動に全力で取り組んでいました。


この状況下ですでに何節か試合中止を余儀なくされました。

地震後約３週間を経て、　
選手たちの住居、練習環境も整備されつつあり、
ようやく２月に公式戦復帰の運びとなりました。

武士団復活の場所は岐阜です。


対戦相手の岐阜スウープスもおもしろいチームで、
PGのハンターコート選手、高橋快成選手は注目すべき選手。
190cmの高さとアメリカの青春映画に出てきそうなルックス。
B1でも通用するぐらいの視野の広さから繰り出すパスはおもしろいです。

高橋選手もトップレベルでやれるスピードがあるので、
この２人のパス、自らの得点は見どころがあります。

岐阜は東海北陸道で能登半島とつながりがよく、
雪の問題以外は遠征しやすい。
この試合からスタートが最適だったように思います。

すでにクラブマスコットを配したチャリティグッズが用意され、
当日に向けてイベントも随時発表になる模様。


石川県からの被災した方たちが参加できる応援バスも出発予定とのこと。

まだまだ被災から立ち直るまでには時間がかかりますが、
武士団たちの活躍と復活への道筋がクロスオーバーしていければ、
それは素晴らしいことです。



ここから金沢武士団の試合は続いていくので、
どこかのタイミングでぜひ応援に行きたいと思っています。