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2024年06月01日 イイね!

歴史を転換期となるファイナル

歴史を転換期となるファイナル 



Bリーグ史上に残るであろうシーン。








リバウンドから中村選手からの山崎選手へのパス。
打つ前から3Pシュートが入ることを確信して、
中村選手が3Pのポーズを決めています。


このショットは、琉球ゴールデンキングスの
勝利の可能性を断ち切るには十分なプレーでした。
このシーンは、おそらくBリーグの歴史の変わり目として、
この先も記憶されていくことでしょう。

 

23-24Bリーグは、
広島ドラゴンフライズが琉球ゴールデンキングスを破って、
初栄冠に輝きました。

史上最大の下剋上と言われた今回のファイナル。
プレーオフに出た8チームの中で、
もっとも優勝の可能性が低いと思われていました。
しかし、そこから勝ち上がりは本当に素晴らしい!


ファイナルでも先手を取ったのは連覇を狙うキングスでした。

GAME1は1Qから琉球ゴールデンキングスの3Pシュートが炸裂。
広島ドラゴンフライズの良さが出せずに敗戦。
ただ4Qののディフェンスだけは機能していたのが救い。

ドラフラの逆襲を期待しつつも、
前日の試合内容を見るとそのままキングスの優勝…。
ファイナルの決着を予想していました。

翌日に行われたGAME2はKinzazaさんと
プチオフ会を兼ねて横浜アリーナ入り。


やはりファイナルの景色は素晴らしいですね。
しっかりとチームのファンで色分けされています。

キングスの人気は不動ですが、
できて10周年のドラゴンフライズのファンの声援も
まったく負けておらず、
そこに行けるチームは本当にうらやましいと思いました。

GAME2は、
序盤からドラフラがGAME1とは
見違えるような攻撃を見せて、完全に蘇りました。
まるで1戦目と逆になったかのような3P攻撃が炸裂。

そして持ち前のディフェンスも修正。
キングスに取られまくったオフェンスリバウンドも
しっかりと中を固めて死守。その上で3Pのケアも
できていました。

ただ、2Qに入ると、自力では勝るキングスが
どんどん詰めて前半終了間際に逆転、さらに
4点差を広げての折り返しに。

なによりも2Qドラフラは9点しか取れておらず、
オフェンスをどう立て直すか?
このまま行けば、10点差ぐらいでキングスか…

その予想通りに3Q最初で点差が広がり43-32と11点差に。

もちろんここでタイムアウトを取ります。

しかし、ここからドラフラがすごかった。
ディフェンスを立て直し、相手のファウルで
フリースローを重ねながら、残り3分で逆転。
一度は逆転されるも最後にまた逆転して
47-48でドラフラが1点リードで最終Qへ。

この時点で本当に内容のあるGameで、
本当に横アリに来てよかった!
そう思えるGameでした。



4Qはさらにドラフラのディフェンスが冴え渡ります。
ファウルを重ねたインサイド陣にほとんど仕事をさせず、
逆にリバウンドからファストブレイク。
さらに上澤選手のシュートで点差を広げると、
トドメとなったのがあのシーンで見せた
山崎選手の3Pシュートでした。

ドラフラはコートに立った全員が躍動しており、
プレーオフの主役になったことを確信しました。


そしてGAME3
Bリーグではもっとも修正能力の高かったはずのキングスが、
ドラフラのディフェンスに打開策を見い出せず、
クーリー、カーク、ダーラムのインサイドが
封じられました。

得点からいえばドラフラは65点しか取れていないので、
キングスのディフェンスが悪かったわけではありません。
しかし、本来のディフェンスからオフェンスにつなげる
流れをすべて分断されました。

クーリーの1試合平均14.4点のところ、
クーリー、カーク、ダーラムで13点しか取れず、
キングスといえば勝負どころ3Pでトドメを刺すチームなのに、
GAME3ではわずか16.7%の成功率。
6本打って1本入るぐらいの確率です。
キングスの1試合平均得点は82.6点が
わずか50点と完全に抑えられてしまいました。

ドラフラのディフェンスの特徴は、
変化していくディフェンスです。
マンツーマンからの人をローテーションし、
常にオフェンスにストレスを賭け続ける。
途中からゾーンディフェンスに変化する。
ゾーンで守るエリアも変化させて、
インサイドのリバウンドの際に、
大きい選手を挟み込み仕事をさせない。

どこのチームもやっていることですが、
それを遂行し続けるのが難しいのです。
相手もそれに対応するべきことをやってきますから。

1つには相手のボールを動かす選手に、
もっとも能力の高いエヴァンス選手を付けて、
ボールそのものの動きを鈍らせる。

ゴール下には河田チリジ選手がおり、
ブラックシアー選手がアウトサイド、
インサイド両方をケアして、
得点源とパスを分断させる。

そこを基本に緻密に組み合わせて、
ドラフラはキングスらしさを出させなかった。


シーズン最終盤からプレーオフまでに、
よくぞここまでチームを仕上げてきたと、
感心するしかありません。



そしてプレーオフMVPに輝いた山崎選手。

彼は井上雄彦さんが始めた
スラムダンク奨学金で選ばれた選手。

もうベテランの息に入りながら、
なかなかスターになるところまでは
いきませんでしたが、
31歳にしてようやく華が開きました。


しかし、今回のドラフラの優勝は、
Bリーグの新しい歴史の幕開けになるでしょう。

ドラフラは創設10年。B2から上がってわずか4年での優勝。
歴史の浅いBリーグだけに、どのクラブにもチャンスがある。
しかもB2でさえも! という空気感が出てきます。

さらに全国的に昭和の体育館や
文化施設の老朽化で建物のリニューアルが叫ばれている中、
新設アリーナによる地方活性化の国策となり、
Bリーグクラブを中心としたムーブメントの創出が
大きな命題となりつつあることも、
ビッグクラブ化に拍車をかけそうです。

すでに来季はNBAから渡邊雄太選手がBリーグ入りを表明。
長崎ではサッカーのスタジアムとアリーナを持つ、
巨大なスポーツ都市が今年の秋完成。

また、千葉でもららアリーナがすでに完成しており、

来季はメインアリーナとなります。

東京、

2026年にアジア大会を控える名古屋、

三河…

すでに新アリーナのパースも続々発表されています。
 
2026年から新しいBリーグになり、
アリーナ、経営状況も加味されて、
入れ替え戦がなくなることが予定されています。

なんとしてもB1の座を死守するのはもちろん、
リーグタイトルを取ることで、
観客動員を増やしていくことも必要です。

かつてない追い風が吹いているバスケ業界。
この後のパリ五輪があり、
NBAを含めたバスケ人気が加速すると予想され、
来季は様々な面で今季以上に熾烈なリーグ戦と
なっていくでしょう。

その先陣を切った広島ドラゴンフライズ。
長崎や佐賀あたりも、それに続く可能性が十分あります。


ファイナルが終わり、バスケもラグビーもない週末。
ちょっと寂しい気もしますが、
これからどちらも日本代表が動き出します。


それを楽しみつつ、来季の各クラブのチーム編成が
気になる毎日が続いています。
Posted at 2024/06/01 12:31:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「そろそろ大阪・関西万博が近づいてきたけど、1日だけでしかも夜券なのでどう回るか迷う。7日前抽選結果にもよるけど。音楽系はハンガリーのバンド。残念なのはナショナル・デーが国の問題で映像だけの模様。あとはアニメ×フードの異世界グルメ(笑)」
何シテル?   06/19 22:08
仕事もプライベートも、スタジアム&アリーナ付近に出没してます。
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