
92年バルセロナ五輪で
初めて世界にその名を知らしめた
ドリームチーム。
男子バスケアメリカ代表です。
しかし、ドリームチーム1以降、
スーパースターすぎるゆえか、
お金も名誉も持っているゆえか、
そのクオリティがどんどん下がる一方で、
ドリームチーム1が
火を付けたバスケブームによって、
アメリカのバスケが最高!
とは言えない状況に。
しかし、今回のドリームチームは、
久々のドリームチームといっていい
メンバーを揃えています。
ドリーム・チーム2024とカナダとのテストマッチでは、
早くもカリーからのレブロンのコンビネーションも見られました。
ただ、今回の話は男子じゃなくて、女子の方です。
今、アメリカの女子バスケが大変なことに。
1年ほど前に
見えっこねぇ(You can’t see me)
by みんカラバスケ部
というブログを上げたのですが、
実は、ここで取り上げた2人がWNBAのルーキーとして
連日新人記録を塗り替える活躍を見せています。
この2人に加え、
大谷選手と2ショットで話題になったキャメロン・ブリンクなど、

(※3✕3アメリカ代表選出も怪我で辞退)
ルーキーだけでオールスターメンバーができそうなレベル。
今年はWNBAの当たり年で、
観客動員や視聴率もかなり上がっているそうです。
おまけにみんなモデル並みのスタイルなので、
会場入りがファッションショーのランウェイ状態。
女子スポーツの進化を感じさせますね。
これだけ活躍しているルーキーがいるにもかかわず、
バスケ女子アメリカ代表から全員漏れています。
ちなみに来週の土曜日、
TEAM USA vs WNBA ALL STARの試合が組まれています。
WNBA ALL STARはルーキー選手を中心に、
LA2028の主役といった感はありますが…。
今回のバスケ女子アメリカ代表メンバー、
個人的に期待のメンバーを見てみると…
A'ja Wilson
Breanna Stewart
Alyssa Thomas
Sabrina Ionescu
いずれも1試合30点以上獲れる選手で、
トーマスはFながらASランキングでもトップレベル。
ドリブル突破、パスセンス、得点力。
日本の男子高校生レベルに入っても、
一人で全国大会に導けるんじゃないかと思うぐらい。
もちろ男子大学生レベルでも十分やれるでしょう。
他にもグレイやグライナー…。
引退したら即殿堂入りする選手が揃っています。
さすがにこのメンバーを見ると、ルーキーを入れなくても…。
と、自分でも思います。
なかでも42歳のトーラジは、2004年のアテネ五輪以来のメンバーです。
トーラジの盟友だったPGのスー・バードは引退してしまいましたが、
トーラジはWNBAで1万得点を記録し、
42歳でもなおアメリカ女子バスケの女王に君臨。
20年間トップで居続けることの凄さ。
しかし、ここに来てトーラジのケガ情報が入り、
ルーキーのケイトリン・クラークの五輪メンバー入りが再燃しています。
もっと、彼女が入っても入らなくても、
予選リーグで女子アメリカ代表と対戦する女子バスケ日本代表にとっては、
十分すぎる強敵なのです。
バスケ女子日本代表は、
国内でのテストマッチで高さ対策と3Pは十分成果を見せました。
しかしながらパワーランキングを見ても、
対戦相手と女子アメリカ代表とではレベルが違いすぎることがわかります。

しかも日本の入ったC組はベルギーもいる死の組…
その初戦がアメリカ女子代表なのです。
日本にとっては東京2020決勝で争った相手で
アメリカ女子代表の強さは何よりも彼女たち自身が理解しているはずです。
ドリーム・チームであっても、絶対に勝てないわけではない。
その可能性を信じて戦うバスケ女子日本代表、
ドリーム・チーム相手にパリ五輪でどんな戦いを見せてくれるのか?
もちろん決勝トーナメントでも戦うことを前提ですが、
まずは予選プールの女子日本vsアメリカ女子代表を楽しみにしています。
Posted at 2024/07/14 10:29:10 | |
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