カーリング女子日本代表として、
世界最終予選に出場していたフォルティウスが見事予選を優勝で飾り、
ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪出場を決めました。

まだこのチームが結成されて2年目の頃、
北海道に仕事で行きました。
チーム結成した小笠原さん(日本代表コーチ)、
そして現在はフォルティスのコーチの船山さんと話す機会があり、
オリンピックに対するそれぞれの思いの重さを知りました。
あれから10年以上の月日が流れたのですが、
ライバル=ロコ・ソラーレの活躍、スポンサー契約の打ち切りなど、
チームとしては本当にいろいろあっただけに、
よくここまで頑張ってきたなと思います。
もともと小笠原さんと船山さんは、
海外の選手たちを見て、結婚しても出産しても、
カーリングは長く続けられるようスタートしたチーム。
現在のスキップの吉村選手もすでに母に。
しかも、彼女にとっては初めてのオリンピック出場。
カーリングは頭脳戦と言われますが、
自分が体験した経験からいうと、
めちゃめちゃ持久力に加えて、
高い集中力を維持し続けなければいけません。
毎ショット、ゴルフのパットを
一発で決めるレベルの精度が必要です。
ただ、素人がやると、頭脳を使うもなにも、
スライダーというツルツルの靴底を履いた時点で、
リンクの上に立っていられませんでした(笑)
2時間やっただけで野球の投手やったぐらいの筋肉痛。
彼女たちが期間も含めて長い大会を戦い切るために、
夏場は相当トレーニングをして
シーズンに望んでいることは、
あのフォームを見ればわかります。
それにしても、冬のオリンピックは、
女子アスリートの活躍が特に目立ちますね。
もともと冬スポーツは自然の中での遊びから生まれた競技ですから、

より楽しく遊んだものが勝てるわけです。
ただ、遊ぶだけじゃなくて、勝負して勝てないとやっぱりつまらない。
それがアスリートの本質ですから。
楽しく遊ぶための努力を一切厭わない。
しかしそれを何十年も続けられることは、
幸せでもあるけれど、決して楽ではないなと、
端で見ながら思います。
報われる保証もないし…。
だからこそフォルティウスが積み重ねた歴史や
選手たちの思いは本当に尊い!
心の底からそう思います。
本番ではこれまでの思いのすべてを出し切って、
ぜひ一番高いところを目指してほしいです。
Posted at 2025/12/12 00:38:33 | |
トラックバック(0) | 日記