今週末、衝撃的なできごとが2つほど。
1つはインターハイフィギュアスケート女子シングルで、
竹内すい選手がトリプルアクセル+トリプルトウループを跳んで優勝したこと。
トリプルアクセル+トリプルトウループは、
昨年12月、中学3年制の紀平梨花選手が
世界で初めて成功した女子選手として話題になったばかり。
竹内選手は1学年上の高校生ですが、
ジュニアでの実績はそれほどなく、
昨年12月の全日本選手権で17位。
平昌オリンピックを前に、予想だにしない快挙でした。
新世代の選手たちが2022年の北京を目指して、
すごいことになっています。
そしてもう1つは、大相撲平幕の栃ノ心の初優勝!
と言いたいところですが、
その前に、WWEのヴィンス・マクマホンが、
新しいアメフトのリーグXFLを2020年に再び始めるという、
驚きのニュースが入ってきました。
XFLは、ヴィンスが2001年にスタートしたものの、
1シーズンで終わりになりました。
もともとアメリカにおけるNFLファンは保守的な層も多く、
プロレス団体がアメフトをやること自体を許さない雰囲気がありました。
言ってみれば、新日本プロレスが新しいプロ野球のリーグを立ち上げます!
と、日本で言ったら大反発されるのと同じです。
当然のごとく失敗したのですが、再びチャレンジする勇気に対して、
今度は支持を得られるかもしれません。
もう1つ、NFLで最近問題になっているのが、
国歌斉唱時、人種等個人的な理由等で、
膝をついて抗議の意志を示してます。

リーグは不問にしていますが、
これに対してあからさまに不平を言う人たちがいます。
そのせいで、コリン・キャパーニックのような素晴らしい選手が、
NFLチームと契約にいたらない自体も起きています。
個人的に考えるに、アメフトはとてもすぐれたスポーツで、
走る、ぶつかり合う、1対1の駆け引き、競り合う、美しい放物線を描く等、
あらゆるスポーツのいちばんエキサイティングな部分を
わかりやすくテレビで映るようにルール化しているスポーツです。
わざわざCMが入れやすいようにもなっています。
そうであるにも関わらず、世界的な普及がなされていない。
その一方で、日本やヨーロッパ等、各地でいい選手たちが出てきています。
WWEの現在の戦略は、
アメリカ国内向けには、
ビールとベビーフェイスを人種的対立で煽ったりしますが、
先日も初のインド人の女子レスラーと契約するなど、
優れたアスリートに対しての国境はありません。
それゆえ、XFLを目指す選手がでてくる可能性も十分あります。
それにしてもヴィンス・マクマホンという男、
かつてはCNNのテッド·ターナーと、
マンデー・ナイト・ウォーで激しい視聴率戦争を繰り広げました。

ちなみに
このビデオはスポーツドキュメントの傑作です。
結果的にはこの時代のプロレスが、
スポーツのショーアップ化を推し進める大きな力になりました。
2020年のXFLのリブート、
ネットやSNSで世界がつながるなかで、
かつてとは違う何かを期待させるところはあります。
メディアを扱わせたら、どこのスポーツよりも貪欲に新しいものを取り入れ、
失敗と思ったら、あの手この手で軌道修正をさせる柔軟性はありますw
なによりも、ヴィンス、
現アメリカ大統領のトランプと髪切りマッチを行ったり、
(代理選手がリング上でファイト)
自らもレスラーとしてリングの上で闘ったこともあり、
本当に闘いが好きだなぁ、この人。感心せずにはいられません(笑)。
Posted at 2018/01/27 22:38:50 | |
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