FRESHEN UPと題された
今回のポール・マッカートニーのツアー。
去年来たばっかりなのにまた来るの?
しかも、ONE ON ONEとの違いは?
そんな風に思っていました。
セットリストもそんなに大きく入れ替わっていたわけではないのに、
実際に見た感想は、本当にリフレッシュされていました。
今回のポールのコンサートで3つのポイントを上げるとすれば、
1 照明が大きく変わっていた。
後半こそ派手めなライティングになりますが、
前半はオールドスタイルといってもいいぐらいの、
シンプルな色の切り替え+映像。
映像は前回と同じものもありますが、
今回のツアー用の映像もあって、
ポールらしいメッセージが込められていました。
2 ホーンセクションが加わった
音的には、一部の曲に3人のホーンが加わって、より音に厚みが出ています。
どの曲にホーンが入るのかが、これから見る方は期待していいと思います。
3 エジプトステーションの曲
ニューアルバムの曲も少しだけやりますが、
これがライブで聴いた方が10倍いい(大げさかっ)。
改めてアルバムを聴き込んで言ってほしいですね。
この3つにプラスして、
前回も感じた、やはりポールはロック、
そしてバンドが好きなんだなと。
年齢の衰えはあります。声はもちろん、動きも。前回からは落ちています。
にもかかわらず、ヴォーカルだけでなく、
ベーシスト、ギタリスト、ピアニスト、オルガニストとしての
役割も完璧にこなし、年齢を超越してバンドサウンドを追求する姿には、
驚きと感動しかありません。
正直、ヘルタースケルターをはじめ、
そこまでシャウト系の曲を入れなくても…。
彼なら適当にバラードとビートルズソングだけを歌っていれば、
満足する層もいるでしょう。
でも、ポールは決して懐メロ大会にはしない。
そんな決意がこの日のセットリストからも見えてきます。
ちなみに基本のセットリストは2つあり、
2曲めが運命の分かれ目。
ちなみに昨日はイエスタデイなしのセットリスト。
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼアでしたが、
イエスタデイとアイ·ソー·ハー·スタンディング·ゼアを両方演った日もあるようです。
これからツアーに参加される方は、そのあたりも楽しみなところです。
かなり何度も見てるし、ポールもう来なくていいかも…。
なんて思った自分がいましたが、
年齢の限界に挑戦しつつ、
10代や20代に創った世界観を壊すことなく表現し続けるポールに、
ここまできたら死ぬまで付き合うしかない!
改めてそんな感想を持ったコンサートでした。
Posted at 2018/11/02 09:11:17 | |
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