そろそろ夏の終わりが近づいています。
本当だったらオリンピックも終わるタイミングだったのに…。
軽々しくオリンピック中止を言う方もいますが、
オリンピアンと呼ばれる選手に会う機会も多いだけに、
その時間の長さと思いを知っています。
彼や彼女たちのすごした4年間、
もっと言うと8年や12年はざらです。
以前に書いたかもしれませんが、
4年間は大学入学してから卒業するまでの期間です。
もし、もう一度、受験から初めて4年間通って、
卒論書いて就職先も探して…。
たまたま大学が4年間というだけで
高校や中学卒業時でも、
4年後の未来が考えて1つのことに打ち込んでいく。
それがどれだけ難しいか。
アスリートは、それを4年毎に繰り返しているようなものです。
4年間打ち込んだところで、金メダルどころか出場できる保証もない。
特に女性アスリートは、就職だけでなく、
恋愛や結婚、出産といった問題も絡んできます。
アスリートの競技を続ける覚悟を知れば知るほど、
その舞台で輝いてほしいと思います。
しかもほとんどが1日(決勝)で終わってしまいます。
4年分の1日のために生きている。
世界で戦えるだけの才能を輝かせるというのは、
そういうことなんです。
今年は夏の甲子園やインターハイが中止になりましたが、
応援団やチア、吹奏楽部にとっても夢の舞台が消えてしまいました。
アスリートだけでなく、舞台づくりに関わってきた人たちも、
なにかに挑んだ上で、
負けて終わるならまだしも、
戦わずして終わることが、今後の人生にどう影響するのか、
ちょっと気になってしまいます。
舞台はアスリートだけではできません。
いろいろな人たちの思いが舞台を作り上げる。
これは音楽や演劇でも同じなのですが、
今、その機会がどんどん失われている今が残念でなりません。
ところで、沼津は全国でも有数の水のキレイな海水浴場があると、

先日発表されていました。
個人的には 沖縄や高知よりも? と思うところもありますが、
確かに手軽に行けるダイビングスポットでもあり、
先日、かき氷を食べたお店の先でも、潜っていたり。
今年も海水浴場は一部を除いてオープンしています。
夕暮れに差し掛かる頃、
西伊豆から沼津の海岸線を走っていると、
ふと、大滝詠一さんのEACH TIMEが聞きたくなりました。
夏の定番といえば定番なのですが、
HDDなりapple musicなりいろいろと
夏向けの曲は入っているので(笑)。
「EACH TIME」はリアルタイム世代で、
一度だけ西武球場でサザンオールスターズと共演した
大滝詠一さんの生ライブも見たことがあります。
「EACH TIME」は、
かなり聴き込んだアルバムで、
その中でもいちばん好きなのが
「1969年のドラッグレース」。
ボのリズムを生かしたノリのいい曲で、
日本のポップス史上に残るドライブの定番ソング。
映画の「ちびまる子ちゃん」にも使われていました。
曲はもちろん、松本隆さんの歌詞も素晴らしくて!
ドライブ風景にぴったりとはまるだけでなく、
過去を振り返りながら次へ進もうとする思いを、
ドラッグレースとシンクロさせて言葉にしています。
はじまりも終わりもはっきりせず、
ゴールさえ見えないような2020年の夏。
それぞれの時間が過ぎていきます。
Posted at 2020/08/14 09:54:51 | |
トラックバック(0) | 日記