
昔、アメリカでコンサートに行った後、
そこで買ったツアーTシャツを来てたら?
「Did you go to the concerts?]
と声を掛けられました。
Tシャツは自己の行動履歴と承認要求であり、
ロックTシャツのようなよりコアなTシャツになればなるほど、
コミュニケーションが成り立つことを理解しました。
ところが最近、
そうしたコミュニケーションを無視するかのごとく、
いろんなロックバンドのロゴをあしらったTシャツが
ユニクロやらGUやら…、至るところで売られています。
さらにはオートクチュールのランウェイでこんなのが出たりすると、

(※アイアン・メイデンではありません。アイアン・メイデン風)
ロックがファッションアイコン化され、
服装と本人の嗜好の不一致をもたらしているとの批判が出始め、
今や世界的な問題となっているようです(笑)。
前にも書きましたが、自分も経験済みです。
ダンスクラスにSEX PISTOLSのTシャツを来てきた女性がいて、

見た目的にまったくパンクには見えませんが、
あえてそれを市民体育館に着ているということは
なんらかの社会的なメッセージでもあるのかと思って
「パンクですか?」と聞いたら、
「パンク? パンクってなんですか?」
と聞き返され、そもそも娘のTシャツだったことが判明(笑)。
さらにスポーツ系Tシャツでも、
先日、ジムでタンパベイ・バッカニアーズのTシャツを着ている女性がいて、

女性でNFLの、しかもバッカニアーズを着てるということは、
過去にタンパに住んでいた?
住んでなくてもバッカニアーズのファン?
あるいはトム・ブレイディのファン?

それ以外、タンパ・バックスのTシャツを着る理由が思いつきません。
「タンパファンですか?」と聞いたら、
「タンパ? タンパってなんですか?」
パンクに続いてタンパでも同じ失敗をしてしまいました(笑)。
本人いわく、たまたまハワイで買ったTシャツだったそう。
「せめてスーパーボウルは見てね〜」と教育しておきました…。
スポーツチームのTシャツならまだしも、
ロックバンドTシャツとなると、
曲も聴いたことないくせにTシャツ着るな!
と思う人が多いらしく、
「ロックTシャツを着るためのルールを」
という声が上がり始めています。
そのルールとは?
1.そのアーティストについて少なくとも10曲は歌うことができる
2.コンサートでTシャツを購入する
3.ヴィンテージTシャツを入手
どれかが当てはまればロックTシャツはOKということなのですが、
コンサートでTシャツを購入と言われても、
自分世代のロックの高齢化が激しく、
バンドのメンバーほとんど死んじゃったよ!とか、
そもそもコンサートで購入自体が難しい時代です。
確かにヴィンテージで買うぐらいなら
そのバンドが好きかもというのもありますが、
体型変わりすぎてサイズが合わないとか…。
大人になるといろいろ事情があります。
とはいえ自分も、数年前にこんなのを買いました。
10曲は歌えますが、コンサートでもなく、ヴィンテージでもなく。

一応、知らない人のために、

ニューバランスの数年前のリバプールFCモデル(今シーズはNIKE)
こうなると、
ビートルズマニアかつリバプールFCのサポーターとなってしまいます。
正直、マンチェスターは行ったことがあるものの、
リバプールには行ったことがないので、
リバプールFCのサポーターではなく(つまりマンUびいき)
このシャツもかなり微妙なところはあります(笑)。
最近の世の中はこうしたコラボによってどんどん複雑化していますね。
さらに、Tシャツに飽き足らず、
いまやマスクもファッションの一部と化して、
ロック・バンドものも登場しています。

もしこんなマスクを付けてる人(女性)がいたら、
パンク、タンパで失敗したにもかかわらず、
「ピンク(フロイド)ですか?」
と、懲りず言ってしまいそう…。
当然相手は
「狂気」しか感じないことでしょう。
残念なことに今年もコロナ禍のハロウィンとなり、
マスクがまたしても必要になりそうです。
コロナ禍のハロウィンでもガンガンに盛り上がれるよう
新しいマスクを買いました。
KN95でも不織布マスクではありませんが、
二重マスクで対応できるかなと思います。
今回ゲットしたのがこちらのマスク(笑)。
ロックTシャツルールから言うと、
MarshmelloはDJなのでそもそも歌える曲がほとんどない。
(※Vo.ftした曲はいっぱいあります)
さらもTシャツじゃないのでマスクはロックTシャツルールは完全適応外。
今年はこれに決めました!
Posted at 2021/09/18 23:33:04 | |
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